エルミタージュ美術館の猫たち
昨日の21時からNHKのBSプレミアムで放送された特集ドキュメンタリー
「エルミタージュの猫たち~女帝と猫と名画の奇妙な物語」
みなさんは、ご覧になれましたでしょうか?
昨日のブログをアップする直前に気づいてしまったので、
記事の付け足しみたいな感じでしかお知らせできなかったのですが、
エルミタージュ美術館に暮らすにゃんこたちに焦点を当てながら、
美術作品あり、歴史的背景ありの、見応えたっぷりのドキュメンタリーでした。
さすが、NHK!手堅い番組づくりでうれしくなります♪
最近、BSプレミアムは猫関連の番組が多いですよね。
どんな番組だったのかと言うと、NHKのHPの番組紹介によると…
ロシアのエルミタージュ美術館には、50匹の猫が暮らしている。収蔵作品の中にも、なぜか猫を描いた絵画が多い。実はおよそ250年前、時の女帝エカテリーナ2世が、エルミタージュの絵画コレクションをねずみから守るため、猫を「絵画護衛官」に任命した。以来、この世界屈指の美の殿堂と猫との間には、数奇な因縁の歴史が刻まれることになったのである。女帝と猫と名画の奇妙な物語をたどる歴史文化ドキュメンタリー。
このエルミタージュ美術館の地下に暮らす「絵画護衛官」については、
日本でもニュースやブログで取り上げられていたりするので、
ご存知の方もいらっしゃるかな?
知らなかったよ!という方は、まずはこちらの記事をご覧ください↓
カラパイア(2012年7月16日):
ロシア、エルミタージュ美術館に住む猫たち
エルミタージュのにゃんこたちの様子は、YouTubeにも
動画があがっているので、昨日の番組を見逃した方のために
いくつかご紹介しますね。いずれも英語ナレーションになりますが、
美術館のねこたちの様子は、映像だけでもよくわかると思います。
美術館の地下に暮らすにゃんこ警備員たちは、
日々のごはんを支給されるだけではなくて、健康管理もばっちり。
3人のにゃんこ専任担当者が、フルタイムで
愛情のこもったお世話を続けています。
↑動画の中には、NHKのドキュメンタリーでも紹介されていた、
猫が描かれている絵画も映されていますね。収蔵品にもにゃんこが多いなんて、
エカテリーナ2世は、ホントにねこちゃん大好きな女王さまだったんですね。
↑エルミタージュ美術館では、今では
市内の野良ねこちゃんたちを受け入れて里親探しもしています。
2分過ぎくらいのところで出てくる紙幣は、
にゃんこたちのために寄せられた寄付金です。
最近は、美術館の訪問者からの寄付も少なくないみたい。
↑3:50くらいに登場するおばさま、
肩書きが「キャット・キュレーター」なんですね(笑)
2:44からは、2006年以来、砕氷船クラシン博物館で
マスコット役を務めている黒猫ちゃんの紹介です。
1828年に撮影された砕氷船の古い記録写真にも黒猫ちゃんが写っており、
にゃんこは船のマスコットとして昔から船員たちに歓迎されているのだそうです。
↑もちろん、にゃんこたちは美術品が展示してある館内に入ることはありません。
それでも、建物の地下や敷地内にいるにゃんこ警備員たちのニオイを感じて、
ネズミたちは一匹も姿を現すことはないようです。
エカテリーナ2世の時代から、美術館を守り続けている
エルミタージュのねこたちですが、過去に1度だけ、姿を消したことが…
第二次大戦中、ヒトラー率いるナチス・ドイツ軍によるレニングラード包囲戦では、
サンクトペテルブルク(旧レニングラード)に暮らす人々は
飢えをしのぐために、ねこたちを食糧にせざるを得なかったのです。
NHKのドキュメンタリーでは、戦時中の様子とあわせて、
戦後、ネズミが大繁殖してしまった街をなんとかしようと、
猫たちを列車に乗せて市外から再び
大量に連れてくる話も紹介されています。
この街の人たちは、自分たちが生き延びるための食糧として、
そしてネズミ駆除係として、ねこたちにお世話になったことに
今でも感謝しながら生活しているようです。
街全体でにゃんこを大切にしているなんて、微笑ましいですね。
一方で、現在のエルミタージュのねこたちが
里親募集中の家なき子であることを考えると、そんなステキな街でも
ねこを捨てる人が後を絶たないのかなぁと複雑な思いになります。
エルミタージュ美術館のねこについては、奥深い話がいっぱいなので、
ねこねーさんとしては、やはりみなさんに、昨日放送された
NHKのドキュメンタリーを観ていただきたいなぁ。
今回のこの番組、見逃してしまった方は、おそらく
NHKオンデマンドの動画配信サービスで視聴でるようになると思います。
NHKの番組は、再放送される番組ばかりではないので、
気になる方は、こちらで観てしまったほうが確実かも?
ただし有料なので、1作品あたり210円(税込み)チャージされます。
特集ドキュメンタリー「エルミタージュの猫たち~女帝と猫と名画の奇妙な物語」
本編:59分 視聴期間:購入後1日0時間
【購入期限】2012年10月3日
※購入できる期間が決まっているのでご注意ください。
にゃんこと人間たちの物語、きっと世界中には、
このエルミタージュ美術館のエピソード以外にも、たくさんあるのでしょうね。
なにげに「ねこびいき」のNHK BSプレミアム、
次のねこもの企画は何かなぁ?と今から期待しちゃいますよ!
先日放送の「岩合光昭の世界ネコ歩き」も含めて、
再放送のご検討のほうも、よろしくお願いしまーす!
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