にゃんこの背中に抗議文
たとえ世界でいちばん愛すべき生き物がにゃんこだとしても
ねこねーさんは世の中のひとが全員にゃんこ好きだとは思いませんし、
なかには大嫌いなひとがいることも知っています。
でもね、これはあまりにヒドいんじゃないの!というお話が、
本日お伝えするニュースです。
こちらのお写真は、英国ベッドフォードにお住まいの三児の母、
シャロン・マンズさんと11歳の愛猫ベックスくん↓
憂い顔をしているシャロンさんのお膝の上にいるベックスくん、
なんだか背中の毛がおかしなことになっていますね。
よく見てみると…背中の毛が不自然に刈られていて、しかも
その刈った後の皮膚の上に赤いフェルトペンで何か書かれています↓
写真だとわかりにくいのですが、その文面は’please neut this cat’
「この猫を去勢・不妊手術してください」という内容。
いちおう’please’ を使っているので、言葉的にはていねいな文章ですが、
やりがあまりにも卑劣すぎる!こんなことをする前に、
もっと他に方法があったんじゃないかと、思わざるを得ませんよね。
しかも、被害にあったベックスくんは、すでに8年前に去勢手術済み。
シャロンさんによると、近所にベックスくんそっくりの別の猫がいるので、
犯人はその猫と勘違いしたのでは、とのことでした。
ベックスくんの背中の異変に気づいたのは、シャロンさんの娘さん。
木曜の夜に娘さんからこの酷い仕打ちについて聞いたシャロンさんは、
「近所の家をひとつ残らず回って、誰がこんなことをしたのか、
突き止めたかったわ。信じられない出来事だったし、
誰が犯人なのか思い当たらなかった」と語っています。
ベックスくんは元気にしているようですが、毛を刈られた部分には
部分的に白い傷のようになってしまっているところもあるそうです。
ベックスくん、きっと押さえ込まれて無理矢理、
毛を刈られてしまったんでしょうね。しかも、とんだ見当違いだし。
ひどい人間がいるもんだね。
シャロンさんはすぐにこの件を、警察と
世界最大の動物福祉団体であるRSPCA(英国王立動物虐待防止協会)に
通報したそうです。
RSPCAの広報担当者は「今回の件はベックスくんにとっても、
とて怖い体験だったと思います。愛するペットが非常識な攻撃を受けた
飼い主さんの悲痛な想いも理解できます」とコメントし、
現在、犯人の情報を求めています。
ベッドフォード警察も、今回のケースが犯罪行為にみなされるかどうか
正式な調査に乗り出したみたいです。
「ねこねこNEWS」では、特にお伝えしていませんでしたが、
日本と同様に、英国のメディアでも、しばしば猫の虐待についての
ニュースが報じられているんですよ。
今回のベックスくんのケースは、背中の毛を刈られただけで済みましたが、
この行為の延長線上には、命を尊重しない残酷な行為が見え隠れしています。
ベックスくんの背中に書かれた去勢・不妊手術の推奨についての
メッセージは、殺処分されてしまう不幸な命を増やさないために、
多くの猫好きさんたちも支持していますが、今回のケースは、
どう考えても猫たちの命を尊ぶ人のやり方とは思えませんよね。
幸い、ベックスくん自身は
自分の背中を見る機会は少なくて済みそうなので、
今頃いつもどおりの生活を送っているかもしれませんが、
飼い主さんは彼の背中の毛が生えそろうまでは、毎日心が痛むでしょうね。
1日も早く、ベックスくんの背中の毛が早く生えそろって、
飼い主さんたちの心の傷も癒されるといいんですね。
今回のニュースの詳細(英語)はこちら↓
Mail Online(4月8日):Shaved and branded: Owner finds cat returned with the message ‘please neuter this’
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