壁の間で3日間…続・にゃんこ救出大作戦!
2週間ほど前の記事で、危機一髪な状況のねこちゃんたちを救出する
人間たちの姿をとらえた動画をご紹介しましたが、本日ご紹介するのも、
お猫さまの一大事に惜しみない努力を捧げた英国人男性のお話です。
今回のにゃんこ想いのヒーローは、英ウェスト・サセックス州フィッシュボーン在住の
建設業者、リー・クーパーさん。お庭とお隣さんの境目にある壁の中のわずか
数インチの隙間にはまって動けなくなっていたにゃんこの救出のために、
リーさんは壁に大きな穴をあけました。しかも、2カ所に…↓
Photo:The Telegraph
さすが建設業者さんだけあって、ハンマーの扱い方に慣れているでしょう。
リーさんは、壁の背後にいる黒白にゃんこのことをいたわりながら、
的確に壁を壊してゆきます。なんて頼もしい!
Photo:The Telegraph
どうやら、このねこちゃんは、壁の間に閉じ込められたまま
3日間も身動きが取れなかったようなのですが、最初は鳴き声がどこから
聞こえているのかわからず、リーさんも困惑…
ついに自分の家の壁の中にねこちゃんがいることに気づき、
2時間かけて壁を相手に奮闘。無事に黒白ちゃんの救出に成功したのです。
Photo:The Telegraph
こちらは、リーさんの息子さんが
パパさんの仕事ぶりをGoProで撮影した映像です↓
この黒白ちゃん、首輪もしているし、リーさんの頑張りぶりから、
ねこねーさんはてっきり、このうちの子なのかと思っていたのですが
参考にした記事によると、どうやらリーさんの家族というわけではなく、
まったくの赤の他人ならぬ他猫。まったくもう、人騒がせなねこちゃんですねぇ。
見ず知らずのにゃんこのために、おうちの壁をぶっ壊した心やさしい
リーさんは、黒白ちゃんの下半身が麻痺していたのを心配して動物病院へ。
その結果、黒白ちゃんにマイクロチップが埋められていることが発覚し、
無事に飼い主さんを探すことができたそうです。
黒白ちゃんの飼い主さんは、リーさんの自宅から500メートル離れた場所に
暮らしており、今月6日に愛猫ちゃんが行方不明になってから、
迷い猫のポスターも貼って心配していたのでした。
黒白ちゃんが壁の中から救出されたのは、失踪から3日後のこと。
ということは、失踪当日に壁の中にはさまってしまったのかな?
きっと、いつものお散歩ついでに、ちょっと遠くまで足を伸ばした結果、
どういうわけだかリーさんちの壁の中に入り込んでしまい、
そのまま助け出してもらうまでの3日間、壁の中で身動きが取れず、
ヘルプを求めていたのでしょう。
ちなみに、この黒白ちゃんはドミノ君(写真左)というお名前でした↓
今では、同居にゃんこのアービーちゃん(写真右)とも再会し、
平和な暮らしに戻っているとのこと。
Photo:Portsmouth News
ドミノ君の飼い主さんによると、
無事に救出されたご本ニャンは、傷めた腰が完治するまで3週間は
獣医さんからお外歩きを禁止されているようです。
飼い主さんは、行方不明になったドミノ君を探すのは無理かも…と
諦めかけていたところ、自宅の壁に大きな穴をふたつもあけてにゃんこを救い出し、
獣医さんにまで連れて行ってくれたリーさんの登場で、
「感謝してもしきれない」と大感激。
愛猫ちゃんを助けてくれたヒーローに、ぜひともお礼の品をお贈りし、
壁の修理代を支払いたい!と持ちかけてみたのですが、
リーさんからはお断りのお返事が。しかも、すでに壁はリーさんご自身の手により
キレイに修繕された後だったとか。
うーん、リーさん、なんてカッコいい…惚れちまうだろぉ(笑)
飼い主さんの推測によると、おそらくドミノ君は、ライバルにゃんこに追い立てられて
壁の中へ逃げ込んだのではないか…ということですが、それにしたって、ドミノ君!
体調が良くなって、またリーさんちに遊びに来れるようになっても、
もう面倒を起こしちゃダメですよ。
きっとリーさんのことだから、万一またドミノ君が窮地に陥っても、
てきぱきと救い出してくれることと思いますが…元気になったら一度改めて、
リーさんの元へお礼参りに出かけるといいですね。
あ、その時には、ネズミさんのお土産はいりませんから(苦笑)
元気なお顔を見せてあげることが一番だと思いますよ♪
関連記事はこちら↓
The Telegraph(6月2日):Amazing moment builder rescues cat trapped inside wall for three days
Portsmouth News(6月2日):VIDEO: Builder smashes wall to save trapped cat
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