【プエルトリコ発】アレシボ天文台にゃんこサポート寄付金募集中!
今週末は、先週末にやり残した庭の草むしりを続行しようと思っていたのに、
見事なまでに酷暑復活!ねこねーさんちほうは今日も明日も最高気温は36℃。。
こんなんで外作業を行なったら、熱中症になりに行くようなもんです。
水温を低めるのが難しい水槽の熱帯魚たちは、連日の高温続きで
次々に星になってしまうし、いい加減、気温が下がってほしいんですけどねぇ。
ねこねーさんもおうちの4ニャンも、今日は暑さでぐったりしているので、
ブログのほうは、海外ネタのご紹介。「ねこねこNEWS」初登場のお国、
カリブ海の楽園・プエルトリコからのねこニュースです。
水曜日の記事で、日本の青島のTNR不妊手術のニュースをお伝えしましたが、
プエルトリコにある世界的に有名な天文台、アレシボ天文台でも、
現在、不妊手術の必要性が高まっているのです。
アレシボ天文台は、2016年に中国で500メートル球面電波望遠鏡が完成するまで、
世界一大きな電子望遠鏡として名を馳せており、映画「007ゴールデンアイ」の
舞台にもなった著名な建造物です。
こちらのお写真に写っているスペースチックな吊り下げ物体が
天文台の受信機です↓
Photo:Alessondra Springmann/Twitter
そして、写真の手前に掲げられているのが、
同天文台に住み着いているお猫さまのうちの1匹。
アレシボ天文台で暮らすねこたちの存在は、以前から知られていたようですが、
昨年9月にカリブ海を襲ったハリケーン・マリアがプエルトリコを直撃した際に
さらに頭数が増加。被災時に天文台のビジターセンターは地元の人たちの
避難場所となり、その地域に住むねこたちの避難先としても機能したようです。
天文台のリサーチャーであるフラヴィアン・ヴェンディティ(Flaviane Venditti)さん
によると、ハリケーン直撃後、住む家をなくした多くの人がプエルトリコから
移住してしまったため、彼らの飼いねこたちが置き去りにされ、
野良ねこ化したのではないか、とのこと。
現在フラヴィアンさんたちがお世話しているねこたちの中には、人懐こい個体が多く、
「彼らはハリケーン直撃時に、飼い主といっしょに天文台に避難していた
ねこなのかもしれない」と推測しています。
そんななか、問題となっているのが、子猫の誕生。どうやら、天文台に集まる
ねこたちは、去勢・避妊手術をしていないにゃんこがほとんどのようで、
現在かつてないほど、その地域のねこたちの数が増えているのです。
Photo: Flaviane Venditti/Space.com
ちなみに、こちらの車の運転席でまったりしているイケにゃん、オールド・トム君が、
この地域に数多くいる野良ねこたちの父親なのではないか、と疑われていたりします↓
Photo: Flaviane Venditti/Space.com
今のところ、日本の青島のようなねこ牧場的な状況には至っていないようですが、
このままでは加速的にねこたちの数が増えてしまうのではないか、と心配する声が
あがるほど、ねこまみれ状態が進行しているようです。
過去にも同じの思いから、天文台では野良ねこ対策が行われたことがありました。
2012年から2014年の間に惑星レーダー科学班に所属していたデータ・アナリストの
アレサンドラ・スプリングマン(Alessondra Springmann)さんが主導して、
野良ねこたちを捕獲後、不妊手術を施して里親探しをする運動が展開されており、
その際には、@ObservatoryCatsというタイトルのTwitterアカウントも
立ち上げられました。
しかし、その後、アレサンドラさんが天文台での職務を離れ、
ねこたちの保護活動を推進する人がいなくなってしまったのです。
昨年のハリケーン・マリアの直撃以来、ふたたび、野良ねこ問題に向き合わなくては
ならない状態になり、先ほどコメントを引用させていただいたフラヴィアンさんと
仲間たちが、天文台のねこたちに避妊手術をする資金調達に乗り出しました。
こちらのお写真は、ハリケーン・マリアがプエルトリコを直撃する前に
天文台に姿を現したママ猫、マリアちゃんと彼女の子猫たち↓
Meet María: she showed up before the hurricane at @NAICobservatory in PR. Had four kittens four days after the storm. pic.twitter.com/b9QPOcRBvZ
— Observatory Cats (@ObservatoryCats) 2017年10月24日
マリアちゃんは、ハリケーン到来後に4匹の子猫を産んだようですが、こんな具合に、
手術をしない状態では、どんどんねこたちの数が増えてしまいます。
こちらのチビにゃんこ3匹組も天文台生まれ。真ん中の1匹、タイガーちゃんは
天文台のスタッフのおうちにお迎えされたようですが、次々と生まれてくる子猫たちを
全員、スタッフのご家庭にお迎えするわけにも行きませんからねぇ。。↓
Photo: Flaviane Venditti/Space.com
そこで、フラヴィアンさんたちは、野良ねこ対策として1,600ドル(約18万円)の
目標資金を設定した資金集めのキャンペーンを立ち上げました。
現在、アレシボ天文台には8〜10匹ほどのねこたちが暮らしており、
それ以外に、この数週間のうちに生まれた2組の子猫軍団が存在します。
それらのねこたちの手術費と術後のケア用の費用として今月15日に
資金調達サイト「gofundme」で寄付金提供を呼びかけたところ、
なかなかの反響で、早くも目標金額は達成!
現在は、アレシボ天文台の周囲に暮らすさらに多くの野良ねこたちまで
ケアするために、目標金額を大幅に引き上げてキャンペーンを続行しています。
目標金額は5,000ドル(約56万円)に再設定されたのですが、
現時点ですでに66人の人がキャンペーンの趣旨に賛同して、
目標金額の半分ほどまで寄付金が集まっています。
この感じでは、満額達成は確実と言えそうですね♪
資金調達サイトはこちら↓
gofundme:Helping Arecibo Observatory Cats
参考にした記事によると、彼らの活動に協力してくれる現地の動物病院勤務の
獣医さんも見つけることができた模様。ヴェンディティさん曰く、
24時間対応可能な病院なので、いつでも訪問できて助かっているようです。
こちらのお写真に写っているヴィーナス君も、動物病院で手術を受けて
天文台に戻ってきたばかり。ちなみに、もう1匹のにゃんこのお名前は、マーズ君。
2ニャンとも、宇宙つながりの天文台チックないいお名前です↓
Photo: Flaviane Venditti/Space.com
ねこねーさんはプエルトリコのことはイマイチよくわかりませんが、
Googleマップを見る限りだと、アレシボ天文台は辺り一面、木々に覆われている
森の中。獣医さんの協力はあるとはいえ、市街地から離れた場所での
ねこたちの保護活動は、何かと大変だと思います。
「天文台とねこ」という組み合わせもニャンだかロマンチックだし、
今回の資金調達キャンペーンがきっかけになって、お猫さま目当てで
アレシボ天文台を訪れる観光客が増えるといいなぁ♪
天文台にねこをあしらったコズミックな猫グッズとか販売したら
けっこう売れるんじゃないかな(笑)
関連記事はこちら↓
Space.com(8月24日)Arecibo Observatory’s Space Cats Need Your Help!
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