おててが短くても元気いっぱい!ルーちゃん

本日も引き続き、世界で話題のにゃんこに注目!
昨日ご紹介したスノッリ君は、犯罪まがいの困ったちゃんでしたが、
今回登場するのは、ハンディキャップに負けない前向きにゃんこです。

Instagramのアカウントを開設してから、ひと月ほどで5万人ものフォロワーを
ゲットした、ちょっと長いお名前のリル・バニー・スー・ルー・ヘンドリクソン・
ディーク・エイキー(Lil’Bunny Sue Roux Hendrickson Deak Akey)ちゃん。
通称、ルーちゃんです。

お名前に「バニー(Bunny)」とあるように、このルーちゃん、
ちょっとウサギさんみたいなのです。

と言っても、お耳が長いわけでも、出っ歯なわけでもなくて、
移動する時にウサギさんのようにピョンピョンと後ろ足で跳ねるのです。
じつはルーちゃんは、おててがほとんどない姿で生まれてきたねこさんなのです。

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Photo:DailyMail

2本の手足で頑張っているにゃんこに「ねこねこNEWS」が焦点を当てるのは、
今回が初めてではありません。過去には、交通事故と悪性腫瘍で左側の前後の脚を
失ったキャフリー君や、前脚2本の不全症でカンガルーのような二足立ちを
マスターしたカンガちゃんがいましたね。

過去記事はこちら↓
2013年2月13日:奇跡の二足歩行!キャフリーくん
2014年8月4日:二足立ちで元気いっぱい!カンガちゃん

今回のルーちゃんは、ちょうどカンガちゃんと同じような感じなのかな?
実際、リル・バニー・スー・ルーちゃんの「ルー」は、カンガルーの「ルー」から
名付けられているみたいです。以前ご紹介したカンガちゃんの前脚は
内側に向かってL字型に曲がっていましたが、ルーちゃんの場合は、
おててらしき形跡は、ほんのちょっとの出っ張りだけ。

かろうじて、こんな感じに肘をかけることができるくらいなのです↓

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Photo:meowbox

米ルイジアナ州ニューオーリンズの動物病院に勤務している
飼い主のジャッキー・ディーク・エイキーさんが、ルーちゃんを家族の一員として
お迎えしたのは去年の10月。2本足の子猫を保護した動物保護施設から
里親にならないかと相談された女性が、自分ではお世話することができないと
判断して、ジャッキーさんの勤務先である病院にそのにゃんこの写真を
メールで送ってきたのです。

写真に写っていた子猫ちゃんの愛らしさにひと目惚れしたジャッキーさんは、
翌日、動物病院に連れてこられたルーちゃんを、その日の夜に
自宅に連れて帰ったそうです。

ルーちゃんが元の飼い主から保護施設へ引き渡された理由は、
トイレで用を足した後に砂をかけることができないから。
そのことを聞いたジャッキーさんは、とても心が痛んだそうです。
ルーちゃんはウンチをした後、毎回、おててらしき小さな出っ張りを動かして
いっしょうけんめい砂をかけようとするのですが、出っ張りの長さが足りなくて
トイレまで届かないのです。もちろん、普通のにゃんこのように上手にウンチに
砂をかけて隠すなんてことはできません。

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Photo:meowbox

生後6カ月でジャッキーさんちの子になったルーちゃんは、
今年の4月に1歳になりました。今ではすっかり家族の一員です。

ルーちゃんの極端に短いおてての原因は、
英語で言うところの“transverse terminal hemimelia”、ちゃんとした日本語訳は
不明ですが、直訳すると「横軸末梢半肢症」とでも言うのでしょうか。
先天性の形成障害で、X線写真で見ると前脚を構成しているのは上腕骨だけ。
通常ならその先にあるはずの骨がないのだそうです。

ジャッキーさんの勤務先の獣医さんによると、前脚が短いことによる痛みは
特にないものと思われ、日常的な行動においても、手の短さによる不都合以外は
見受けられないとのこと。どうしても通常の4足歩行のにゃんことは違う歩き方に
なってしまうので、年齢を重ねてゆくうちに腰を傷めてしまう恐れがあるものの、
今のところは、元気いっぱい!X線写真を見ても、まったくの健康体のようです。

ルーちゃんの後ろ足は、それこそウサギさん並みに強健なので、
現時点においては、歩行をサポートするための補装具を使う必要はない模様。
ジャッキーさんは、ルーちゃんがもう少し年を取って来たら、
わんにゃんの整形外科医に診断をお願いしようと考えているのだとか。

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Photo:meowbox

実際のルーちゃんの歩き方については、後ほどリンクする彼女のInstagramを
チェックしていただきたいのですが、以前ご紹介したカンガちゃんのように
後ろ足でカンガルー立ちをして、小さな突起状のおててでバランスを取りながら
飛び跳ねることができます。ジャッキーさんのおうちには、ルーちゃんの他にも
コナちゃんとグレイビーちゃんという2匹の乙女にゃんこが暮らしていますが、
ルーちゃんはグレイビーちゃんを追いかけて、タックルをかますことまでできる
というのだから、ルーちゃんご本ニャンは、同居にゃんことのカラダの違いを
感じることはないのかもしれませんね。

先住にゃんことプロレスごっこをしたり、ネズミさんのオモチャを放り投げたり、
水槽のお魚や窓の外の鳥さんを眺めたり…ルーちゃんは朝から晩まで大忙し。
お掃除ロボットのルンバは苦手なようですが、彼女の毎日は、4本足で駆け回る
普通のにゃんこと同じように充実しています。

ありのままを受け入れる柔軟な姿勢と前向きな精神力。
人間も見習わなくちゃいけませんね。
今回もまた、にゃんこから、勇気をもらった感じです♪

ルーちゃんの愛らしいお姿が拝めるInstagramはこちら。
動画もアップされているので、ぜひご覧ください♪↓

Instagramlilbunnysueroux

関連記事はこちら↓
meowbox(5月5日):Roux the Kitty is the Sweetest Cat on Two Legs
Daily Mail(5月25日):That’s one paw-pular kitten! Two-legged ‘bunny cat’ becomes Instagram’s latest feline sensation

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