おめめの病気で、エイリアンに!? マチルダちゃん

6月5日の記事でご紹介した黒白にゃんこ、スクラッピー君のまだら模様にも、
かなり驚かされたねこねーさんですが、今回もまたもや、
予想を上回る風貌のお猫さまの登場です。

黒白まだらのスクラッピー君は色素が変色する病気のために、
見た目の印象が様変わりしてしまった元黒猫ちゃんですが、
今回ご紹介するマチルダちゃんも病気が原因。

おめめの疾患が悪化した結果、
こんな具合のSFチックなお顔のにゃんこに変貌してしまったのでした↓

Photo:METRO

はぁぁ、ガラス玉のような大きなおめめ、吸い込まれてしまいそう…

事情を知らなければ、Photoshopでおめめを拡大して作り上げたでっちあげ画像と
思うほうが普通なのですが、実際のところ、この写真は正真正銘、コラなし。
ここに映っているのが、現在の、ありのままのマチルダちゃんなのです。

2歳のおんニャの子、マチルダちゃんは2013年のバレンタインデー生まれ。
過剰多頭飼いのお宅に生まれたものの、すぐに保護施設にお迎えされ、
その後、現在の飼い主さんの里子になったようです。

当時から斜視気味だったとのことですが、1歳のお誕生日を過ぎたあたりから
右目の黒目が拡大して、しばらく元に戻らない現象が発生。
こちらが、片目の様子がおかしくなった当時のお写真です↓

Photo:Daily Mail

この時は、大きくなった黒目も、まだ今みたいなエイリアン風ではなく、
黒目がちな普通のにゃんこのおめめのようでしたが、明らかに異常は異常。
飼い主さんは、何度も動物病院へマチルダちゃんを連れて行きましたが、
診断された結果は、猫の白血病。

どんどん悪化するおめめの様子を心配した飼い主さんは、
マチルダちゃんがいた保護施設に連絡をとることに。すると、マチルダちゃん以外にも
宇宙人のような風貌のにゃんこがいることが判明したのです。

じつは、保護施設のスタッフさんは、マチルダちゃんの兄弟にゃんこのうちの2匹が
不可解な目の病気を発症したため、同じ血を引くマチルダちゃんの飼い主さんに
連絡を取りたがっていたのでした。しかし、施設が引っ越しした時に、
飼い主さんの連絡先をなくしてしまい、行方がわからずに困っていたのだとか。

後にマチルダちゃんは白血病を患っているのではなく、兄弟にゃんこと同じ、
自発性の水晶体脱臼(lens luxation)の症状を示していることが明らかになります。

Photo:Daily Mail

彼女の水晶体は左右ともに分離しており、現在は視力もないそうです。
マチルダちゃんの飼い主さんは、夫妻でよく話し合って考えた末に、
動物専門の眼科医のサポートを受けて、マチルダちゃんのおめめを
本来あるべき状態にするための手術を受けることに決めたそうです。

今のところ、彼女はおめめの機能を維持するために投薬治療を続けている
ようなのですが、手術をするとなると、両目を摘出しなくてはならず…
目の症状が悪化するなど、さらに深刻なケアが必要になった時にすぐに対応
できるように、飼い主さん夫妻は、マチルダちゃんの治療のための資金集めも開始。
現在、クラウドファンディングのGoFundMeで、募金を募っています。

ところが、金曜日に投稿されたInstagram画像のキャプションには、
マチルダちゃんからの、こんなうれしいコメントが…↓

「今日、おめめのお医者さんに診断してもらったら、とってもハッピーな結果が。
わたしのおめめは、痛くないし、緑内障の心配もないって。
手術はすぐ受けなくても大丈夫!」

視力は失ってしまったけれど、愛猫ちゃんが痛みを感じていないとわかったことは、
飼い主さんにとっては、大きな安心材料だったと思います。
特に痛いわけでもなく、カラダへの影響もないようなら、今すぐ無理に
おめめを摘出してしまう必要はありませんからね。

小さい頃と比べると、ずいぶんと見た目の印象が変わってしまった
マチルダちゃんですが、宇宙猫のようなミステリアスなおめめは、
今では彼女の個性のひとつです。

眼力ひとつで、こんなすごい不思議にゃんこぶりを発揮できるねこちゃんは、
世界広しといえども、そう多くはいないはず↓マチルダちゃんのエイリアン風の
ルックスにハートをワシづかみされてしまった方も、少なくないと思います。

Photo:Daily Mail

その証拠に、彼女のInstagramは、今では世界の注目の的!
フォロワー数は4万人近くまで増えており、世界中のファンを魅了しているのです。

マチルダちゃんのInstagramページはこちら↓

Instagramaliencatmatilda

まだら模様のスクラッピー君も、エイリアン顔のマチルダちゃんも、
病気が原因で注目されることになったので、健康体のにゃんこに比べると
ハッピーとは言い難いのですが、飼い主さんがSNSなどでその存在を世界に広め、
同じような症状に悩むにゃんこや飼い主さんに勇気を与えたり、
世間一般のねこ好きさんたちの癒しんぼとして活躍できることは、
やはり、にゃんこ冥利に尽きるのではないかと思います。

マチルダちゃんも、同じ病気を抱える兄弟にゃんこたちも、
この先も他のねこちゃんたちと同じように愛されながら、
充実した猫生をまっとうしていただきたいですね♪

ウルトラ級の大きなおめめも、できれば摘出したりすることなく、
このまま維持できるといいのだけど…たとえ視力は失っていても、
とってもキレイなおめめだと、ねこねーさんは思いますよ♪

関連記事はこちら↓
METRO(6月13日):Unusual eye condition makes this cat look like an alien
Daily Mail(6月13日):Far out! Eye condition gives cat Matilda her ‘alien’ appearance

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