【ロンドン発】地下鉄駅の広告スペースが猫だらけに!?

今月は、ラリー君をはじめとする英国の官庁街に勤務する
ネズミ捕獲役のみニャさまのネタが続きましたが、ここしばらく、
これといった動きがメディアで報じられる気配もなく。

ホワイトホール在住のお猫さまたちのニュースが
途絶えている今のうちに、ロンドンの別の地域のねこネタを
取り上げておきたいと思います。

今回ご紹介するニュースの舞台は、ニャンと、ねこねーさんの元地元!
英国留学中に住み続けたロンドン南部のローカルネタなんですよー♪
日頃、ニュースで見かけない地名なのですが、
BBCのニュース記事の見出しを見て、目が点。。
懐かしさから、晴れてブログ採用となりました(笑)

その地域の名前は、ロンドン南部に位置するClapam
読み方は、クラパム or クラッパム。
ねこねーさんはいつも「クラッパム」と言っていましたが、
このクラッパムの中心部には、クラッパム・コモンという名前の
大きな公園があって同じ名前の地下鉄駅もあります。

若かりしアンチョ先生が無理やりお散歩に連れ出されていたのが、
この公園で、公園からちょっと脇道に入ったところには、
夏目漱石が英国留学中に一番長く暮らしていた下宿先もあります。

今回のねこネタの舞台は、この公園…ではなく、同名の地下鉄駅のほう。
別にロンドンの繁華街でもなんでもない、この住宅街の最寄り駅が、
来月の12日から、にゃんこの広告で埋め尽くされる予定なのだとか。
なんでよりによって、クラッパム・コモンなの???と、
ねこねーさんも意外な選択に頭の中がハテナでいっぱいに(笑)

どうやら、ことの起こりは、5月にクラウドファンディング・サイトの
Kicksterterに掲載された「The Citizens Advertising Takeover
Service (C.A.T.S)」いう名前のプロジェクト。

通称「C.A.T.S」というこのプロジェクトの本来の名前は、
「広告乗っ取りサービスを行う市民の会」という意味なのかな?
うーん、おそらく、広告うんぬんの正式名称は後付けで、
単純に、ねこ企画にしたかっただけのような気がしますが、
でも、企画の内容自体は、ちゃんと広告について
異議申し立てしている感じになっています。

要するに、この企画の発案者は、そのプロジェクト名そのままに、
ロンドンの地下鉄駅に掲示してある広告をすべて、
にゃんこの写真に置き換えたい!と願っている人たちなのです。

たとえば、こんな感じに↓

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Photo:Kickstarter

プロジェクト立ち上げの動機は3つ:

a)にゃんこの写真は素晴らしいから
b) 広告にいつも商品を買うように迫られることに、うんざりしているから
c) 迷子のねこたちの家を探してあげたいから

広告が毎日のように押し付けてくる、行けもしないホリデーや
必要のないクルマ、なりようもない完璧なボディに悩まされることなく、
気持ちを前向きにさせてくれる公共スペースに満ちた世界であったら、
なんと素敵なことでしょう!

と、いうようなことのようです。

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Photo:Kickstarter

最後のc)については、英国官庁街のラリー君たちの古巣である
有名な動物保護施設「バタシー・ドッグズ&キャッツ・ホーム」と
にゃんこ慈善団体「キャッツ・プロテクション」とチームを組み、
実際に里親募集中の迷い猫たちの写真を掲載する予定です。

クラウドファンディングの目標金額は、20,000ポンド。
ブレグジットの前と後でポンドの価値が大幅に変動してしまいましたが、
今日現在の為替に換算すると、260万円強といったところでしょうか。

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Photo:Adweek

広告にうんざりしている人、はたまた、ねこ好きさんたちの支援を受けて
この資金集めプロジェクトは、5月に目標額をクリアして見事に成立!
683人ものサポーターから、合計金額23,131ポンド(約300万円)の
資金を調達できたのでした。

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Photo:Kickstarter

日本の場合を考えると、駅まるごと全部に広告を掲載する媒体費としては、
300万円はいくらなんでも安すぎるように思うので、
この資金は広告の制作費をカバーするものなのでしょうか?

金額的な疑問が生じたので、クラウドランディング・ページの説明を
よく読んでみると、どうやらこの目標金額で可能なのは、
プラットホーム沿いorエスカレーター脇に掲示する10枚の駅貼りポスターの
制作(掲示?)と書かれてありますね。

C.A.T.Sの最終的な目標は75,00ポンド(約980万円)集めて、小さな駅全体を
ねこまみれにすることのようです。さらにそれ以上の金額が集まれば、
オックスフォード・サーカス駅のようなロンドン中心部の目立つ駅を
まるごとジャックすることが可能になる模様。

うーん、なるほど!それで、今回はビミョーにローカルな
ロンドン南部のクラッパム・コモン駅に白羽の矢が立ったのか!
クラッパムだったら、「バタシー・ドッグズ&キャッツ・ホーム」も、
そんなに遠くないですしね。個人的には意外な選択でしたが、
主催者のどなたかがクラッパム在住という線がいちばん濃厚な感じかな(笑)

とにもかくにも、5月に一旦幕を閉じたこのクラウドファンディング企画は、
その後、着実に準備を進め、来月の開催にむけて、ふたたびメディアから
注目されるに至ったのでした。

クラウドファンディング・サイトに掲載されていた
にゃんこ広告のイメージは、こんな感じです↓

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Photo:Kickstarter

実際には、もう少し違った感じになるのでしょうが、
10枚だけとはいえ、にゃんこたちが駅の広告スペースを
ジャックスするのは小気味いい気がします。

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Photo:Kickstarter

日本はそれほどでもありませんが、海外では広告そのものに反感を抱く方が
多い傾向があるので、9月にプロジェクトが実施された時には
このにゃんこ企画がかなり注目されるんじゃないかなぁ。

プロジェクトの詳細は、クラウドファンディング・サイトへ↓
その後の進捗についても追記されていくようですよ。

KickstarterThe Citizens Advertising Takeover Service (CATS)
Photo:Kickstarter

関連記事はこちら↓
Adweek(5月17日):Here’s the Best Reason Yet to Put Cats on Every Ad Space in This London Tube Station
BBC(8月12日):Clapham Common Tube station to be taken over by cat pictures
Evening Stnderd(8月12日):Adverts at Clapham Common Tube station to be replaced with pictures of cats

うーん、それにしても、このプロジェクト、ねこねーさんが
クラッパムに住んでいた頃に実施していただきたかった。。
まぁ、その頃は、ねこブログを始めてなかったし、
空前の猫ブームでもなかったし、クラウドファンディングなんてものも
ありませんでしたけどねぇ。遠い目。。

とにかく来月、続報がアップされた際には、またチェックしなくっちゃ!
いつもは、わんこだらけのクラッパム・コモンの公園でも、
関連にゃんこイベントが開催されるといいなぁ♪
アンチョ先生にも、教えてあげようっと!

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