【ブルガリア発】最先端のハイテク義足で快適ウォーキング!プー君
週が明けても相変わらず英語のねこネタ検索では、
一昨日の記事でお伝えした世界的な人気にゃんこ、グランピーキャットこと
タードちゃんの訃報ばかりがヒットしてしまうのですが、そんな中、
猫一倍元気に直立している黒白ロン毛にゃんこの姿が目につきました↓
Picture: AFP / METRO
じゃらしをナイスキャッチしている瞬間のお写真のようですが、
よく見ると、下半身に違和感が。ニャンと、このお猫さまの後脚は2本とも義足!
しかも、スマートな見た目のハイテク義足をさりげなく装着しているでは
あーりませんか!
気になって調べてきたところ、どうやらこのにゃんこはブルガリア在住の
プー君というお名前の保護ねこのようです。2017年の2月に海外メディアで
取り上げられたお写真が、ここにきて再度、発掘された模様。
プー君が義足ライフと向き合うようになったのは、彼がまだ子猫だった時のこと。
2年半前の記事によると、電車に轢かれたのか、車にはねられたのか、
原因は不明ですが、ブルガリアの小さな村で保護されたプー君の後脚は、
すでに諦めざるを得ない状況で、切断を余儀なくされました。
Photo:Central Vet Clinic / The Dodo
野良ねこだったプー君は、ごはんを与えてくれていた女性によって
病院に担ぎ込まれ、そこで運命の獣医さんに出会いました。
アイルランド人のスーパー獣医師、ノエル・フィッツパトリック氏が
オスカー君というにゃんこにバイオニック義肢を移植する複雑な手術を施した
という話が頭に浮かんだウラジスラフ・ズラチノフ(Vladislav Zlatinov)氏は
その難しい手術に自ら挑み、目の前にいる小さな命に再び輝きを与えたい
と考えました。
オスカー君については、ねこねーさんもすっかり忘れていたのですが、
「ねこねこNEWS」でも2011年に取り上げておりました↓
2011年10月31日:黒猫ちゃんのミラクル義足
手術についての難しい話はよくわかりませんが、
プー君の手術もオスカー君と同じタイプのものなのかな?
以下の画像は、移植手術の途中段階のお写真なのでしょうか?
この写真のプー君の後脚は、まだスマートとは言えない状態ですね↓
Photo:Central Vet Clinic / The Dodo
慣れない義足のトレーニングにも前向きに取り組み、
診察台の上でも良い子にしているプー君↓
Photo:Central Vet Clinic / The Dodo
ズラチノフ先生の神の手とプー君の持ち前の前向きさによって、
難易度の高い義足手術は無事に成功。後脚だけチタン製の
未来感覚のロボチックにゃんこが誕生しました↓
Photo:Central Vet Clinic / The Dodo
プー君は、今では歩くことも、走ることも、登ることも、
それほど高くなければジャンプだってできるのです。
何よりも大事なことは、今ではほとんど後脚に痛みを感じていないこと。
超カッチョいい義足のおかげで、立ち姿もなんだか
シュッとして見えますね♪↓
Photo:Central Vet Clinic / The Dodo
プー君の存在は、今ではにゃんこに限らず、体の一部を失うほどの
大きな傷を負った生き物たちを救おうと奮闘する獣医師たちの
大きな励みになっています。
Picture: AFP / METRO
深刻な病気やケガで命を諦めたり、幸せな生活が蝕まれてしまう
わんにゃんや人間が、1匹でも1人でも減らせるように
今後も医療の進化にはますます期待したいですね。
そして、プー君のケースについては、小さな命を諦めず、
困難な手術にあえて挑んだ獣医さんの強い心にも拍手喝采です。
プー君、いい先生に出会えて本当に良かったね!
関連記事はこちら↓
Tne Dodo(2017年2月2日):Cat Gets New Tiny Legs So He Can Walk Again
METRO(5月17日):Meet Pooh, the rescue cat with brand new prosthetic legs
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