YouTubeを席巻中のねこミーム「Pop Cat」!実在のモデルは?
今回は、日本のみなさまには少々マニアックな、しかしながら世界的には
大フィーバー中のお猫さまミームを取り上げてみようと思います。
ねこねーさんは、たいていいつも英語のニュースサイトから
「ねこねこNEWS」のねこネタを引っ張ってくるのですが、
昨日は、海外のニュースサイトからも国内のニュースサイトからも、
いい感じのネタが収穫できず…
仕方ないので、YouTubeの人気動画でもご紹介しようと思って、
ここしばらくの再生回数が多い順に検索をかけてみたところ、
上位を独占しているのは、謎の口パクにゃんこの加工済み動画ばかり!
いわゆる「ミーム(meme)」ってやつですね。
ミームは、インターネットで拡散されるパロディ画像や動画のことなのですが、
海外のネット住民たちの間だけで流行る独特の文化といいますか、
ネタ元の画像に英語のフレーズが添えられていることも多く、
日本人の笑いのツボと彼らのジョークのセンスがビミョーにズレていることもあって、
日本ではいつまでたっても海外発のミームがヒットしないんですよね。
日本人とミームの謎についての関連記事はこちら↓
Quora(2019年4月24日):どうして日本ではmemeが流行っていないのですか?
そんなわけで、「ねこねこNEWS」でも、このミームの取り扱いは毎回けっこう
困っていたりするのですが、過去にご紹介した殿堂入りの定番ミーム例としては
「Nyan Cat」、「キーボード・キャット」、「ボンゴキャット」などがあります。
ミームの歴史に名を刻むようなお猫さま動画の再生回数は、それはもうエゲツなく、
9年前にアップされた「Nyan Cat」は、すでに1.8億回以上再生されていたりします。
ミーム化すると、オリジナル動画から派生したパロディ動画も量産されるので
同じモチーフを使った謎バージョンが爆発的に投稿されることになります。
なので、それらも含めた単一モチーフの人気ミームの合計動画再生回数は、
人気歌手や人気映画の公式動画も足元におよばないほどなのかもしれません。
そんな日本人には響かないミーム界で、一躍注目を集めているのが、
今回ご紹介する「Pop Cat」です。
動画の素材的には、斜め上を見上げて微笑みを浮かべている
キジ白にゃんこと…↓
その子が大きなお口をパックリ開いた加工画像の組み合わせのみ↓
このシンプルこの上ない口パク画像のセットが、現在YouTube上で
わけがわからないレベルに大フィーバーしているのです。
「Pop Cat」のミーム化の原点は「いいね」数も控えめなこちらのTwitter投稿。
Xavier ArchambaultさんというハンドルネームのTwitterユーザーの方の愛猫、
オートミールちゃんが虫を見て興奮して、いわゆる「カカカ!!」鳴きをしている時に
撮影された動画です↓
もちろん、これだけでもオートミールちゃんの愛らしさは十分に伝わるのですが、
歴代のミームについて解説しているサイトの記事によると、
オートミールちゃんの飼い主さんがこの動画をもとに作成した上記の2枚の画像を
ゲーマー向け無料ボイスチャットアプリ「Discord(ディスコード)」にアップ。
その後、飼い主さんのお友達のRedditユーザーが、その画像を使った
効果音付きの動画をredditに投稿。その口パク動画に端を発して
オートミールちゃんは、ミームスターダムまっしぐら!になったようです。
関連記事はこちら↓
Know Your Meme:Pop Cat
飼い主さんのお友達がredditに投稿した動画というのは、これですね。
たしかにクセになる面白さがあります↓
でもって、この動画が以下のTwitterで拡散されて、
一気にミーム化が進むことに↓
今では、YouTubeのねこ検索の上位は、ほとんどこの「Pop Cat」の動画なんですよ。
エゲつない再生回数のものから、いくつかご紹介すると…
「cat」というシンプル極まりないタイトルで11月30日に投稿されたこちらの動画は
現在までに再生回数は218万回を軽く上回り、22万「いいね」を獲得↓
オートミールちゃんの画像の切り抜きも動画加工もめちゃくちゃ雑なのに、
それでもこの再生回数。。まさにミーム恐るべしといった印象です。
基本的にミームの場合、動画クオリティはほとんど関係ないんですよね。
どれだけバカバカしい内容になっているかが人気の決め手となります。
こちらは、The Queenの名曲「ボヘミアン・ラプソティ」を熱唱するPop Catたち。
カラオケ用の英語歌詞字幕付きです↓
どうせなら全曲フルバージョンを作ってほしかった(笑)
Pop Catの場合、オリジナルが口パク動画だけに、歌もの動画として
加工されることが多いようです。こちらは、「リックロール」のミームでおなじみの
歌手リック・アストリー氏の曲をマイクの前で熱唱するPop Cat。
ミームに既存の人気ミームネタを掛け合わせた作品です↓
中には物語性がある作品も。
Pop Catが天に召される理由は、実際の動画でご確認ください↓
無茶苦茶な展開ですが、個人的には嫌いじゃないかも♪
Pop Catは水中生物なんですかね(笑)
さらに、たった3秒で完結するPop Cat消滅動画も↓
これも一番最初にリンクした「cat」のタイトル動画と同じ投稿主さんの手による
作品ですが、たった3秒の動画なのに再生回数は30万回に到達しそうな勢い。
ミームクリエイターの手腕を遺憾なく発揮した動画と言えます。
動画の短さに挑戦したのが上記の作品なら、Pop Catの多さに挑戦したのが
以下の作品。パクパクしながら増殖するPop Catは、あたかもミームのバズり方を
表現しているかのようです↓
増殖といえば、ディズニー映画『ファインディング・ニモ』のニモと仲間たちが
カモメならぬPop Catの群に襲撃されるこんな動画もあります↓
もうこうなったらなんでもありですね(笑)
でも、ねこねーさんは、やっぱりミームのギャグセンスどまんなかの動画よりも
リアルなにゃんこのオートミールちゃんの可愛らしさが感じられる作品のほうが
好きかなぁ。たとえば、このかぶりものみたいなコラ画像とか↓
ミームの解説ついでに、明日は別のねこ関連ミームについても
取り上げてみたいと思います。日本のみなさまに響くかどうかは謎ですけど
世界を騒がすねこネタは「ねこねこNEWS」的に無視できませんからね♪