【ウクライナ発】リヴィウ州で経営を続ける猫カフェ、ペットと避難する人々

今日は3月3日のひな祭りですね♪ 3月に入ってから気温のほうも春めいてきて、ねこねーさんちの庭でも一昨日あたりから遅咲きの紅梅が咲き始めました。

しかしながら、世界情勢はロシアによるウクライナへの攻撃で緊迫する一方です。。

本来であれば、今日は「ひな祭り特集」として、わが家のビボーの乙女、ビビ子さんにインタビューでもして、乙女にゃんこグッズのご紹介でもしたいところなのですが、ウクライナのお猫さまたちの現状が気になってしまって。。

北京オリンピック開催時にご紹介したウクライナのリヴィウ州で活躍している猫市長、レヴチック君のインスタも、その後、更新されていないので心配なのですよ。

過去記事はこちら↓
【ウクライナ発】賓客もおもてなし!リヴィウ州の猫市長、レヴチック(levchyk)君

市庁舎のお世話係といっしょに安全な場所に避難していてくれるといいのですが。

多くの国民が避難を進める一方で、ロシア軍の攻撃が激化するウクライナで今でも経営を続けている猫カフェが存在します。

それはレヴチック猫市長が暮らしているのと同じリヴィウ州。「キャットカフェ リヴィウ(Cat Cafe Lviv)」という名前のお店です。

こちらは10時間ほど前に投稿された同店のInstagram投稿のスクショ画像。神妙な面持ちのねこ従業員のみなさまの眼差しは、人間たちに何かを訴えかけているようにも見えます↓

リヴィウ州の猫カフェ「Cat Cafe Liviv」のねこ従業員たち
出典:Instagram

同店のインスタでウクライナの国旗アイコン付きの画像がアップされ始めたのは、4日前の投稿から。それ以前の投稿文はすべてウクライナ語だけで書かれていたのですが、この時から英文も併記されるようになりました。世界に支援の輪が広がっている証拠ですね↓

上記の投稿には、PayPal経由で猫カフェに送られた支援金のうち半額は、ウクライナ軍に寄付すると書かれています。

2日後に投稿されたお写真は、美ニャンの白猫ちゃんと卓上に置かれたウクライナ国旗のツーショット↓

長文の投稿文には、ウクライナのPayPalアカウントは送金はできても受け取りができないので、カナダ在住の知人のアカウントで支援金を募集している旨が書かれています。

そして、現地時間の昨日の深夜にアップされたのが、冒頭で画像をお借りした従業員にゃんこ4ニャン衆の画像にウクライナ国旗カラーのハートが表示されている以下の投稿です↓

「この困難な状況下でも、キャットカフェは毎日9時から12時まで営業しています!」と書かれている投稿文では、売上金の20%をウクライナ軍に寄付したことも説明されています。

2枚目以降の画像が何なのか、最初はよくわからなかったのですが、おそらくウクライナ軍へ送金した際の書類なのではないでしょうか?

だとしたら、「いや、もう、こんな大変な時に、そこまでして証明してくれなくてもいいのに!」と言いたくなるほどの誠実な方々ですね。

お猫さまが20匹もいたら、全ニャンを引き連れて安全な別の場所へ避難するのは現実的ではありません。

経営を続ける理由は、頭数的に猫カフェにとどまらざるを得ないという事情が大きいのだとは思いますが、こんな時でも毎日定時にお店を開けて、愛らしいにゃんこの姿とお茶やお料理を提供してくれるお店の存在は、地元の人たちの希望につながっているのだと思います。

CNNでアンカーを務めるエリン・バーネットさんも、キャットカフェ リヴィウに注目したこんな投稿をアップしています↓

エリンさんの投稿によると、「この店の猫たちは勇敢(brave)です」と笑いながら答えたという猫カフェの経営者さんは、ここには食べさせなくてはいけない20匹の猫たちがいる、「これが私たちの生き方です」とも語っていたようです。

英語の記事やコメントを見ると、よくこの「brave」という単語が使われています。「勇敢な」とか「立派な」とか言う意味なのですが、日本ではあまりこの意味の言葉が見かけることが少ないように感じます。

猫たちといっしょにお店に残るという決断した経営者さんたちも、とても「brave」、勇敢だとねこねーさんは思います。

リヴィウ州の猫市長 レヴチック君のインスタとあわせて、キャットカフェ リヴィウのインスタ投稿も見守り続けていかないといけませんね。

Instagramcatcafelviv

関連記事はこちら↓
NBC15(2月27日):Ukrainian cat café stays open despite Russian invasion
CNBC TV18(3月2日):Cat-loving Ukrainian couple winning hearts across the world; refuse to move leaving pets behind

もちろん、ご自身や家族の安全を最優先に考えて避難しているみなさまも、勇敢です。なぜなら、多くの人たちがお猫さまたちといっしょだからです。

Twitterには、愛猫ちゃんといっしょにウクライナで避難している人たちの様子が投稿されています↓

そして、ウクライナ軍の兵士の皆さまも、にゃんこを保護しながら活躍されています↓

人間以外の大事な家族は、にゃんこだけではありません。わんこも飼い主さんに抱っこされて人混みの中、避難しています↓

英国留学経験があるねこねーさんは、本帰国する際にアンチョ先生をひとりで日本まで連れて帰ってきたので、避難用の荷物とにゃんこ入りのキャリーケースを両方抱えて移動するのが、どんなに大変なことか、身に染みてわかります。

上記の投稿の左下のお姉さんの写真を見て、アンチョ先生と飛行機に乗った帰国時のドタバタまで思い出してしまいました。。

こちらのヘルメット姿の男性は、にゃんこ入りのキャリーケースだけでなく、小さな水槽も自宅から持ち出していますね↓

銃も保持しているので一般市民ではないのかもしれませんが、お魚だって大事な家族!ウクライナに暮らす人たちのペット想いの姿には心を打たれます。

ウクライナ在住の戦場リポーター、ノーラン・ピーターソンさんも黒猫ちゃんとシェルターに避難。「彼女はずっと勇敢だったよ」とにゃんこを労う投稿をしています↓

爆撃を避けるために避難場所は地下鉄駅の構内などが多いのでしょうか?

このような正式なシェルターではない場所でのペットとの避難は、何かと大変だと思います。1日も早く、ウクライナに平和な日々が戻ってくることを祈らざるを得ません↓

日本で戦争が起きることは想像しにくいのですが、もう近年は何が起きてもおかしくないくらい、社会も地球も壊れつつありますから、ペットと暮らしている日本のみなさまは、ウクライナの平和を祈りつつ、大事な家族である自分の身近の小さな命の守り方についても、改めて考えてみてください。

動物大所帯のねこねーさんちは、どう考えても、キャットカフェ リヴィウ同様の「自宅残留組」になるので、妄想に妄想を重ねて、庭に井戸と防空壕でも掘りたいくらいです。。

うーん、でも本当にこの状況が続いたら、ウクライナの人々も、わんにゃんやその他のペットたちも、かなりしんどい状態に追いやられてしまいますよね。

どうか1日も早く平和的な解決にたどり着きますように!心から祈ります!!

関連記事はこちら↓
The Indian Express(3月1日):People in Ukraine hold on to their pets amid war
Slate Magazine(3月2日):Why the Internet Is Obsessed With the Cats and Dogs of Ukraine
カラパイア(3月2日):「ペットを置いては行けない!」ウクライナにて、愛するペットたちと一緒に国境を越える避難民たち

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