【スロベニア発】侵入窃盗現場に潜んでいた真犯人は…室内に閉じ込められた近所の猫!
サッカーW杯のベスト8進出をかけたクロアチア戦は、残念な結果に終わりましたね。でも、日本チームの快進撃と監督&選手たちの大健闘に清々しい想いでいる方も少なくないのではないかと思います。
サッカー熱冷めやらぬ状態の本日の「ねこねこNEWS」は、対戦相手のクロアチアのお隣の国、スロベニアで起きたお猫さま珍騒動にズームイン!
スロベニアの貿易港として知られる都市コペルで、先日ミステリアスな侵入窃盗事件が起きました。犯行現場になったのは、起業家のノエミ・ゾンタさんが所有する3つのアパートメントのうちのひとつ。警察が犯行現場を2時間にわたって捜査した結果、密室事件と思われた謎を解く鍵がクローゼットの中に発見されたのです。
結論から申しますと、窃盗犯によるものとしか思えない犯行現場を作り上げたのは、こちらの愛らしい1匹のお猫さま。4日前から行方不明になっていたご近所さんちの飼い猫ちゃんだったのです↓
ノエミさんが警察に通報したのも無理はありません。キッチンの引き出しと食器棚の扉はすべて開いていて、クローゼットの引き出しも、この通り↓
以下、ノエミさんがメディアに語ったインタビューをざっくり訳してみたものです:
「私とパートナーは3つのアパートを所有していて、私たちはそのうちのひとつに住んでいます。2つ目のアパートは賃貸しており、3つ目のアパートは空き家になっていて週末に知人が訪れた時のみ利用しています」
「火曜日に兄弟が来た時に、そのアパートの内部が荒らされていることに気づきました。すぐに確認しに行くと、誰かが侵入したことを100%確信しました。キッチンは散らかっていて、瓶やグラスがひっくり返っていました。寝室のベッドには放尿されており、引き出しはすべて開いていたのです」
ノエミさんが言う放尿跡というのは、これですね。不法侵入して家中を荒らしまくっただけでなく、おしっこまでしていくなんて、窃盗犯としてはタチが悪すぎます↓
ノエミさんのインタビューは続きます:
「私たちは現場に手を触れたくありませんでした。犯行現場はそのままの状態にしておくべきですから」
「警察に通報すると、すぐに2人の捜査官がやって来ました。最初は全員、泥棒の仕業だと思っていました。しかし、捜査を進めるうちに、すべてが謎に包まれたのです」
「窓ガラスもドアも壊れている箇所はなく、私たちもずっと在宅していました。飼い犬も含め、誰も物音や不審な様子に気づくことがなかったのです。盗まれた物さえありませんでした」
「捜査官は尿サンプルを入手し、その結果、それが猫のものであることが判明しました」
ノエミさんは猫を飼っていないので、その場にいる全員が頭を悩ませたというのです。それはそうですよね、人間の尿だと思って調べたものが、お猫さまのおしっこだったとしたら。でも、これが事件解決の糸口になったようです。
「最終的に、ひとりの捜査員が寝室のクローゼットを開けたところ、ベッドカバーの山の上にうずくまっている可愛らしい猫を発見したのです。そうなんです、侵入窃盗犯は実際のところ、家の中から出ることができずにいた猫だったのです」
どうやらノエミさんのお父様が4日前にアパートに来た時に、ご近所にゃんこが建物の中に迷い込んでしまった模様。
無事に「御用」となったお猫さまのお写真がこちら↓
この後、お騒がせにゃんこは無事に心配していた飼い主さんのもとへ返されたのだとか。
ノエミさんは今回の珍騒動を動画にまとめて、ご自身のTikTokアカウントにアップしています↓
@noemi_zonta Well… 😼 #cat #catsoftiktok #funnycat #cats #police #investigation #crime #crimescene #tiktokslovenia #tiktokslovenija ♬ Anti-Hero – Taylor Swift
事件現場となったアパートは、グランドピアノまである立派なおうちなんですねー!ご近所にゃんこが忍び込みたくなるのもわかるような気がします(笑)
好奇心旺盛なお猫さまたち、不法侵入を試みる際には脱走経路の確保をお忘れなく!今回のように毎回無事に発見してもらえるとは限りませんから、くれぐれもご注意ください。
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