ねこ型セラピーロボット!? しっぽクッションQoobo(クーボ)

10月になって、会社の事業年度も下期に突入。
組織変更とか、新入社員の内定式とか、いろいろあって、
この先の仕事のことをぼんやり考え始めたりする人も少なくないかと思います。
ねこねーさんの会社でも、全社的なレイアウト変更があるとか、ないとかで、
にわかに人事刷新モードに突入しております。

まぁ、いまのところ、現状のお仕事が変わる感じはないのですが、
今のご時世、AI(人工知能)&ロボティクス分野の開発がものすごい勢いで
進んでいますからねぇ、ロボットに仕事を奪われるなんていう話も、将来的には
十分にありえます。職の安定に肩までどっぷり浸かっている人も、
うかうかしてられませんよー!

のっけから、いきなりこんな話をしているのは、
本日ご紹介するネタとも関係しているのですが、
おうちで呑気に暮らすおねこさまたちも、もしかしたら近い将来、
ロボットに癒し役を奪われてしまう日が来るかもしれません。

「ロボティクスで世の中をユカイにする」をテーマにしたロボットづくりを
展開している会社、ユカイ工業が、このたび、癒しを求める人たちをターゲットにした
新型セラピーロボット「Qoobo(クーボ)」を発表。
幕張メッセで明日まで開催されている「CEATEC JAPAN2017」に出展しています。

Qoobo(クーボ)は、フランス語で「しっぽ」を意味する「クー(Queue)」と
英語の「ロボット(Robot)」を組み合わせたしっぽ付クッション型ロボット。
このしっぽが、何の動物のしっぽなのかは明記されていないようなのですが、
どう考えても、モデルは我らがアイドル、お猫さま。

でも、肝心の猫耳とおひげがついたキュートなお顔はないのです。
つまり、こんな感じの、見た目的にかなりシュールなロボットなのです↓

Qoobo_photo8
Photo:Qoobo

こんな格好をしていても一応ロボットなので、
チャームポイントのしっぽは、もちろんバッチリ動きます。
というか、それが売りです。

にゃんこをナデナデする要領で、クッションをなでると、なで方によって
しっぽの振り方が変わります。その動きが、じつによくできているのですが、
気になるおしっぽムーブメントについては、後ほどリンクする動画で
ご確認いただくとして、まずはQooboの特設サイトに掲載されている
お写真を拝借して簡単な説明をさせていただくと…

基本的にクッションなので、クッションとしての使い方はもちろんOK!↓

Qoobo_photo3
Photo:Qoobo

同じ使い方を、おうちのにゃんこで試そうとすると、
お猫さまが飼い主さんの重さに堪えるか、飼い主さんが愛猫ちゃんに
体重をかけないように手加減する(腹筋を鍛える)かのどちらかになって、
双方のしあわせ度数を100%にすることは、まず不可能です。

ところが、相手がQooboなら、どんなに体重をかけても、よだれを垂らしても
逃げ出されることはありません。にゃんこ枕で爆睡したい方には、
まさに理想的なロボットと言えそうです。

クッションであり、ねこ(?)であるQooboは、おうちのにゃんこのように
お膝の上への収まり具合も抜群です↓

Qoobo_photo5
Photo:Qoobo

ソファでテレビを観ながら、お膝の上のQooboのモフ毛に癒される…
にゃんこが好きなのに、住宅環境やアレルギーなどの理由で、
リアルにゃんこをお迎えできない方にとっては、
これまた至福の時間になるでしょう。

ナデナデしなくても、見ているだけで癒されるのが、お猫さまの凄いところ。
もちろん、そのへんのことは、Qooboでも研究され尽くしていて、
窓辺で日向ぼっこさせたり…↓

Qoobo_photo6
Photo:Qoobo

オブジェのように椅子の上に乗っけてみたり…↓

Qoobo_photo10
Photo:Qoobo

はたまた、お掃除ロボットのルンバのように、
ソファの下の隙間に潜り込ませてみたり…

Qoobo_photo2
Photo:Qoobo

お猫さまの「あるある」シチュエーションにQooboを置くだけで、
なにやら妙に絵になってしまうのです。

最初見た時、「どうせなら猫型ロボットのように顔(頭部)もつけて、
もっと本物のにゃんこに近い見た目にしてほしい!」と思ったのですが、
ねこの顔つきは、好き嫌いが生じやすい部分ですからね。
うまく作らないとチープに見えてしまうし、リアルすぎるのも不気味だし。

それに、どんなに本物に近い表情のお顔をくっつけたところで、
実際のお猫さまの愛らしさにはかないませんから、
だったらむしろ、カオナシ状態のままのほうが、リアルにゃんこと
比べられることもなく、ねこ好きさんには受け入れられやすいのかも?
と、思ってみたり。

こちらは、Qooboが発表される前に公開されたティザー映像。
短い動画ながら、しっぽの動きにこだわっていることがよくわかります↓

1分間のPR動画では、Qooboのいる暮らしが描かれています。
しっぽの動きの例として、リアルなわんにゃんの動画も挿入されていますが、
Qooboはやっぱり、どう考えても犬というより猫ですよねぇ↓

Qooboの特設サイトによると、モフ毛カラーは選べる2色。
今回ご紹介した「ハスキー・グレー」のほかに、
「フレンチ・ブラウン」も用意されているようです。

まだ発売は開始されていないのか、価格は掲載されていませんが、
気になる方は、ぜひ特設サイトをのぞいてみてください↓

ユカイ工学Qoobo

ねこ型しっぽクッションロボが発売されたからといって、
リアルにゃんこの人気が下がるわけではないかと思いますが、
今後、こういうロボットペットが増えてくると、頑張ってお金を貯めて
ペット可の物件に引っ越すとか、どうにかこうにか親を説得して
里親募集の子をお迎えするとか、老後もにゃんこと末長く暮らせるように
健康&体力づくりに励むとか、そういうけなげな努力をする人たちの数が
減ってしまうなんてこともありえるのかなぁ。

ねこねーさん的には、おうちのにゃんこの快適グッズとして、
このQooboをお迎えしたかったりします。
Qooboの上でまったりしながら、Qooboのしっぽに戯れつくトトちんとか、
想像するだけでいい感じなんですけど(笑)

というわけで、このQoobo、じつは、ねこを飼っていない人のおうちよりも、
案外、ねこを飼っている人のおうちにお迎えされそうな気がしたりして♪
気になるお値段は…いくらくらいになるんでしょうかねぇ?

関連記事はこちら↓
PR Times(10月2日):癒やしを求めるすべての人に。クッション型セラピーロボット「Qoobo(クーボ)」を発表
ロボスタ(10月2日):ユカイ工学の「猫のようなしっぽ」を持つクッション型ロボット「Qoobo(クーボ)」実機レビュー【CEATEC JAPAN 2017】
Mashable(10月4日):Robot cat tail is strange and oddly compelling
CNET(10月4日):This is the headless cat pillow you never knew you wanted

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