ねこ彫像勢ぞろい!朝倉文夫『猫百態―朝倉彫塑館の猫たち―』
昨日はかなりの寒さに見舞われて、帰宅後、いつも真冬に着ている
モフモフ素材のガウンを早々と解禁してしまったねこねーさんなのですが、
今日は埼玉・東京エリアは見事なまでの秋晴れで、寒さも和らいでいる模様♪
でも、明日からまた週明けの月曜あたりまで、連日雨降りなんですよね。。
せっかくの行楽シーズンなのに、週間天気予報を眺めてガッカリしてしまいます。
8月にご紹介した横浜の大佛(おさらぎ)次郎記念館にも、
まだ足を運べていないので、そろそろ行っておきたいんですけどねぇ。
過去記事はこちら↓
8月12日:生誕120年記念「大佛次郎と501匹の猫」横浜で開催中!
でもって、その横浜の記念館とハシゴして行こうと思っているのが、
先日お友達から教えてもらった谷中の朝倉彫塑館。
実際に展覧会に行ってからブログでリポートしようと考えていたのですが、
お天気がイマイチでなかなか出かけられそうにないので、
ご紹介だけ先にさせていただきますね。
大佛次郎記念館で現在開催されている特別展は、大のねこ好きだった作家、
大佛次郎氏のねこ関連資料や私物の展覧会ですが、朝倉彫塑館のほうは、
大のねこ好きだった彫塑家、朝倉文夫氏のねこ彫像をメインに展示した特別展です。
こちらがそのチラシのおもて面↓
今にも動き出しそうなお猫さまたちの像が並んでいます♪
Photo:朝倉彫塑館
今回の特別展のタイトルである「猫百態」は、
1964年開催の東京オリンピックに合わせて朝倉氏が企画した展覧会。
しかしながら、朝倉氏は病魔に冒され、実現することができなかったという
幻の企画展なのです。彼の没後30年にあたる1994年に同じテーマの特別展が
朝倉彫塑館で開催されたようですが、今回はその時以来、23年ぶりに企画された
「猫百態」なのだそうです。
ちなみに朝倉文夫氏は、早稲田大学の大隈重信像を手がけた超大御所。
「東洋のロダン」と呼ばれたお方です。
ねこねーさんは、今回はじめて朝倉氏のねこ作品について知ったのですが、
やわらか素材のモフ毛に包まれていつもぬくぬく&ホカホカしているおねこさまを、
硬くて冷たい彫像で表現することに、最初なんとなく抵抗があったのですが、
実際に朝倉氏が手がけたねこ作品の写真を眺めていると、その違和感は
いつのまにか解消されて、ねこたちのイキイキとした姿に対する驚嘆のほうが
上回ってくるから不思議です。
ねこたちに囲まれている生前の朝倉氏のお写真を見ると、思わず顔がほころびます。
高村光太郎のライバルと称された超一流の芸術家なのに、にゃんこまみれのお姿は、
素朴なねこ好きのおじいちゃんといった感じですよね♪↓
猫に囲まれる朝倉文夫 Photo:朝倉彫塑館所蔵
まだ実際の展示を見ていないので、特別展の詳細はわかりませんが、
朝倉彫塑館のFacebookページには、今回の特別展の展示のポイントが
写真付きで紹介されています。
どうやら作品どうしを比較する視点で展示されているみたいですね↓
うーん、それにしても、見れば見るほど、今にも動き出しそうなにゃんこたちですね!
人のいなくなった深夜の展示室で、ねこたちの彫像が本物のにゃんこになって
館内を徘徊して、ねこの集会でも開いているんじゃないか、なーんて、
そんな妄想を抱いてしまいそうなほど、リアルです。
実際に愛猫ちゃんをなでなでしながら、ねこの骨格を学んでいたという彼の作品は、
ねこ好き&芸術家ならではのこだわりの結晶と言えそうです。
作品の大きさも、実際のにゃんこの等身大なのでしょうか。
朝倉氏のねこ作品をオールカラーで紹介する新刊本のフォトブック「猫の本」の
表紙を見ると、座布団の上に置かれたにゃんこ像は、本物のお猫さまと同じくらいの
サイズに見えます↓
今回展示されているねこ作品は、全部で58点。モデルねこたちの写真や、
朝倉氏の娘さんによるにゃんこのスケッチなども、あわせて公開されているとのこと。
また、彫塑館が朝倉氏の自宅&アトリエだった建物なのも興味深いところ。
自然に触れ合うことが芸術の基本概念であると考えていた朝倉氏らしく、
記念館には、素敵な中庭や屋上庭園もあるようなので、芸術の秋の散策には、
まさにうってつけと言えそうです。
朝倉彫塑館および特別展の詳細は、
HPでご確認ください↓
ねこねーさんが計画しているように横浜の大佛次郎記念館をハシゴするのもよし、
谷根千エリアのねこ探しとあわせて訪問するもよし、秋のお出かけ日和に
朝倉彫塑館でにゃんこまみれになってみてはいかが?
ただし朝倉彫塑館の休館日は、月曜と木曜の週2日(祝日と重なる場合は翌日)、
入館も午後4時までなので、訪問時は日時の確認をお忘れなく!
以下のトリップアドバイザーのコメントも参考になりますよ。
関連記事はこちら↓
Pen-Online-(10月17日):すべての猫好きに捧ぐ! 朝倉文夫の『猫百態』展が、53年の時を経て開催中です。
トリップアドバイザー:朝倉彫塑館
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