死期を予知するセラピーにゃんこ、オスカー君
本日ご紹介するのは、旬なネタではありませんが、
まだ「ねこねこNEWS」で取り上げていない
海外の有名にゃんこのお話です。
海外のキッズ向け総合サイト DOGOのニュースページの最近の記事が、
ちょうどそのセラピーにゃんこの内容だったのです。
たしか、日本のテレビでも取り上げられたことがあったような。
きっと、ご存知の方も多いと思います。
それは米ロードアイランド州プロビデンスにある擁護リハビリセンターに暮らす
オスカー君というオス猫ちゃんです。「患者の死期を予知する猫」と言えば、
思い当たる方も少なくないと思います。
Photo:DOGOnews
オスカー君は2005年、子猫の時にこのセンターに引き取られ、
アルツハイマー、パーキンソン病、がんなどの末期患者の病室がある
センター内3階で患者さんを癒す「セラピー猫」としてのお役目を
果たしてきました。
余命数時間になった患者のそばに決まって姿を現し、
患者のそばを離れないオスカー君のミラクルは、
4年ほどくらい前に世界的に話題になり、
今では日本語版のWikipediaにも彼についてのページが存在しています。
詳しくは、そちらをご覧いただいたほうが早いかな?
Wikipedia:オスカー (セラピー猫)
普段は、この写真のようにセンター内を自由気ままに徘徊している
オスカー君ですが、41人の入居者の中に死のニオイを嗅ぎ取ると、
決まってその最期を迎える患者のベッドへ向かうというから不思議です。
Photo:DOGOnews
何ごともない時は、館内のデスクの上などでまったりしたり、
丸まってお昼寝したりすること多いというオスカー君。
にゃんこの第六感とでも言うべき特殊能力が稼働したときだけ、
出動するのでしょうか。
Photo:DOGOnews
上記のお写真でオスカー君と見つめ合っているブラウン大学准教授の
デイヴィッド・ドーサ氏は、マサチューセッツ内科外科学会が発行している
医学雑誌にオスカー君のミラクルについて執筆。
こちらが、その記事なのかな?↓
Photo:DOGOnews
ドーサ氏は、その後、オスカー君についての本まで出版されました。
この本は、日本語にも訳されていますね。
デイヴィッド ドーサ (著), 栗木 さつき (翻訳)
早川書房 (2010/02)
[単行本]
(画像をクリックすると、AmazonのHPで詳細説明をご覧いただけます)
ドーサ氏は、オスカー君が末期患者の最期の瞬間を予知できるのは、
細胞が死ぬ時に放つケトン臭を嗅ぎ取っているためではないか、と
医師らしい科学的な予測をたてていますが、実際のところは、
ご本ニャンのオスカー君に聞いてみないとわかりません。
英語になりますが、オスカー君の動画も2本ほどリンクさせていただきます↓
今回参考にした記事によると、すでに9歳のシニアにゃんこなった
オスカー君は今も健在。その後も患者さんたちを癒し、
そして最期の時を予知するお役目を続けているようです。
2010年1月までに、すでに50人もの患者の死期を予知したオスカー君、
きっと彼自身が天に召されるその日まで、患者たちの最期に寄り添う
彼のお務めは続くのでしょう。
とても興味深いにゃんこです。
最新の英語の記事の他に、
過去の日本語記事も以下にリンクさせていただきます。
興味のある方は、ぜひ書籍もあわせて読んでみてください↓
DOGOnews(11月22日):Does Oscar The Cat Have A Sixth Sense? One Doctor Certainly Thinks So
Gigazine(2010年2月3日):死のにおいをかぎつけ50人の入院患者をみとった「死を予知する猫」
カラパイア(2013年12月25日):人間の死期を予測する猫、「オスカー」についての考察
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