極上まだらの黒白にゃんこは元黒猫!? スクラッピー君
にゃんこの世界は不思議がいっぱい!
めずらしいねこちゃんのニュースを見るたびに、
ねこねーさんはつくづくそう思うのですが、今日ご紹介するスクラッピー君も
予想すらしなかった仰天にゃんこの1匹です。
なにが不思議なのかというと、見てください、このモフ毛模様…↓
世の中に黒白のブチ猫ちゃんは星の数ほどおりますが、
スクラッピー君のような霜降り状態のモノトーンにゃんこは
今までお目にかかったことがありません。
しかも、スクラッピー君のすごいところは、もともと黒猫だったということです。
1997年生まれの彼は、子猫の時はごく普通のまっくろくろのチビにゃんこ。
つい2、3年前まで黒猫としての猫生を満喫していたようなのですが、
ある日突然、白い毛になり始めたのだそうです。
おそらく人間にも見られる「白班」と同じように、色素が変色する病気なのではないか
とのことなのですが、ポツポツと現れはじめた白いモフ毛の斑点は、
その後全身に広がり、今ではこんな見事な極上まだらのにゃんこに変貌。
人間でも白班になる方はまれですが、Wikipediaによると
2010年の調査では、日本国内の尋常性白斑の疾患発生率は1.68%。
町を歩いていても、たまに皮膚の色が部分的に違う方を見かけるので、
それほど珍しいといった感じではないのかも。
人間の場合でも、症状が頭部に現れると髪の毛の色が白くみたいですが、
にゃんこの場合は全身モフ毛に覆われていますからね、
人間よりも見た目のインパクトがあるのでしょう。
一般的に、人間よりも猫のほうが白班になる可能性は低いようですが、
たいていは黒猫が患うことが多いようです。自己免疫の異常によって起こる
この病気は、特に痛みを伴うわけではなく、日常生活に支障をきたすことも
ないとのこと。
人間の患者さんの場合、見た目を気にしてコンプレックスに感じている方も
少なくなさそうですが、にゃんこの場合、ご本ニャンは見た目なんて気にしニャい!
野生動物の世界では、色の違う子はいじめられたり、敵に狙われやすくなったりと
いろいろと大変なことになりそうですが、お猫さまの場合、そんな心配もなし。
スクラッピー君は、変色してしまった自分のまだら模様がお気に入りなのか、
じつに堂々としています。うん、でもたしかに、このモフ毛カラーはとっても魅力的!
こんな毛色のにゃんこがいたら、家族にお迎えしたい…なーんて思う方も
多いんじゃないかなぁ。
日向ぼっこを満喫中のこちらのお写真なんて、
まるでゴマフアザラシのようです(笑)↓
モノトーンのまだら模様がオシャレなスクラッピー君のお姿は、
彼のFacebookで存分にお楽しみいただけます♪↓
Facebook:Scrappy
他のにゃんこと違うまだら模様を、見事に自分の個性にしているスクラッピー君。
人間の場合、実際に人と違う部分があると、コンプレックスを克服するのは
なかなか大変ですが、スクラッピー君の元気な姿が心の支えになると良いですね。
しかし、このまま白斑の症状が進行していくと、スクラッピー君は
白猫になってしまうのでしょうか?さすがにそこまでいっちゃうと、
元黒猫としてのご本ニャンの心境はやっぱり複雑だったりするのかな?
スクラッピー君のモフ毛からは、今後も目が離せませんよー!
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