長さ18メートル!超ロング排水管から、にゃんこファミリーを救え!0

暖かくなってきて、お猫さまもアクティブモードに切り替わっているのでしょうか。
海外サイトで猫ネタ探しをしていると、このところ、木登りをして降りられなくなった
にゃんこのレスキューとか、さらにその愛猫ちゃんを助けようとして自分も木から
降りられなくなった飼い主さんの救出劇とか、レスキュー隊の活躍を
チラホラと見かけるのですが、人並み以上にお猫さまのSOS動画を
見慣れているはずのねこねーさんも思わず見入ってしまったのが、
今回ご紹介するアメリカの動物救助団体Hope for Pawsがシェアした動画です。

その映像は、新緑がまぶしい木登りにゃんこの救出動画とは真逆の、
長くて細い排水パイプの中の暗がりが舞台。そこに映し出されていたのは、
黄色い瞳を光らせて牙をむいている、闇の帝王のような黒いモフ毛のにゃんこでした↓

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駐車場の排水管の中に猫がいるとの通報をうけ、現場を訪れたレスキューチームは、
長い長いパイプの中を懐中電灯で照らしたものの、その日は作業をせず、
翌日改めて出直すことに。

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じつはこの奥には、大人にゃんこだけでなく、子猫たちもいっしょにいたのです。
子猫の存在が発覚したため、救出作戦は、よりスピーディかつ確実に遂行する必要が
出てきました。そのため、その日の作業は諦めて、レスキュー道具集めに
専念することにしたようです。

彼らが翌日持参した秘密兵器の中で、大活躍したのが、
この懐中電灯と小型カメラを取り付けたミニチュアリモコンカー↓

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このラジコンバギーをパイプの奥に潜入させて撮影したのが、
冒頭でご紹介したママ猫の写真です。

いきなり謎の動く物体に照らし出されて恐怖感MAX、さらに子育て時期で
気が立っているママ猫は、カメラに向かって容赦なくシャー攻撃をぶちかまします。
そして、彼女の前のゴミの中に埋もれている塊が、子猫たちのようです↓

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Hope for Pawsの創設者であり、レスキューチームの立役者でもある
エルダド・ヘイガー(Eldad Hagar)さんは、他の人のにゃんこ救出動画を見て、
このリモコンバギーの利用について学んだそうです。
YouTubeなどの動画共有サイトから、新たなテクニックを学習できるのは、
まさに、この時代ならではの素晴らしさですね。

さて、リモコンバギーでパイプの内部の様子がわかったのはいいけれど、
問題は、どうやってこの狭く奥深いところに潜んでいる野良ねこファミリーを
全員無事に救出するか、です。

しかし、そこは動物レスキューのプロ集団。
こういう場合に何を使えばいいのかは、心得ているようです。

エルダドさんたちが用意したのは、18メートル以上もある超ロングポール。
その竿をパイプの反対側から差し込んで、まずはママ猫を捕獲することに↓

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ママ猫の進行方向の出口に捕獲用のケージをセッティングしたところ、思ったとおり、
背後から煽られたママ猫は、ケージの中に駆け込んで無事に捕獲成功!↓

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次の問題は、1匹以上いる、しかも、まだまともに歩けない子猫たちをどうするか。
排水管の中は、こんなに暗くて細いのです。
しかも、子猫は複数箇所に点在している模様↓

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ねこねーさんも驚いた大胆不適な子猫救出作戦とは、
排水管の中にパイプ幅の布のかたまりを巻きつけたポールを差し込んで、
チビにゃんこたちを全員パイプの反対側まで押し出すこと。

これだけ奥まった場所からの救出となると、長めのマジックハンドとかで
子猫を摘まみ出すのはまず無理だし、たしかに、この押し出し作戦以外に
方法はなかったのかもしれません。

「押し出す」と書くと、かなり強引な手法のように思えますが、
レスキュー隊によるミッション実行は、極めてゆっくり、じわじわと、
時には引いて、また押して、のアクションを複数回繰り返し、
歩き回ることのできない子猫たちを少しずつ移動させただけ。
周囲のゴミがクッションの役目を果たして、
子猫のボディへの負荷も軽減できたようです↓

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パイプの中にいた子猫は全部で4匹。全員無事に助け出され、
暖かく明るい部屋の中で、晴れてママ猫と再会することができました。

排水管の中では般若のような形相で荒ぶれていたママ猫も、
人間たちが自分たちを一生懸命助け出してくれたことを理解しているのでしょう。
保護されたママ猫は、猫が変わったかのように大人しいにゃんこに変貌。

スタッフの手から直接キャットフードを食べることもできたようです。
よく見ると、顔立ちも整っている美猫さんですよね♪↓

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4匹の子猫たちも、冷たい排水管の中と打って変わって、楽園のような
猫ベッドの中で満足げ。ママ猫のおっぱいに夢中でかじりついています。
さっきまで、ゴミにまみれていたとは思えないほどの、
ヌクヌク&ホワホワの、しあわせを絵に描いたようなにゃんこファミリーです↓

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そして忘れてはいけないのが、今回の救出劇のヒーロー&ヒロインたち↓

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Hope for Pawsのスタッフさんたちは、普段は、わんこのレスキューをメインに
行っているようですが、今回のように野良ねこちゃんたちのSOSにも
全身全霊で応えてくれるのが、頼もしいなぁ。

あら、いけない!白熱のレスキュー劇の説明に夢中になるあまり、
肝心の動画本編をリンクし忘れるところでした(笑)

7分44秒と、ちょっと長めの映像になりますが、内容的にも見応えはバッチリです。
ぜひお時間のある時に、ゆっくりご覧ください↓

関連記事はこちら↓
The Dodo(4月17日):Cat Gets Stuck Deep In A Drain Pipe With All Of Her Tiny Kittens

それにしても、このママ猫、とんでもないところで子育てをしようと思いましたね。
パイプの左右は穴がちゃんと空いているようなので、もしかしたら、このままでも
ママ猫は子猫たちを引き連れてパイプの外に出られたかもしれませんが、
雨でも降ってパイプに水が溢れたら、一巻の終わりです。

子猫を1匹ずつくわえてパイプの外まで運び出すにしても、
パイプが長くて外まで出るのが大変ですから、大雨の場合は、子猫が溺れかねません。

何はともあれ、今後は母子ともども、あったかいところで、
やさしい里親さんと、しあわせな猫生をまっとうしていただきたいですね♪

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