来月実施!青島の猫210匹全頭TNR不妊手術へ
ねこねーさんは本日もお仕事がバタバタなので、ブログのほうは
手短にまとめさせていただきますが、内容的には、できれば最後まで
お目通しいただきたいお話です。
日本には、ねこが多いことで知られる島がいくつもありますが、
その中でも、ねこ好きさんなら、たいていの方は知っている島の名前、
それが愛媛県の青島です。
「猫の島」といえば、宮城県の田代島がまず最初に思い浮かびますが、
青島も海外サイトで写真が取り上げられるなど、世界的に有名な
日本の代表的な「猫の島」のひとつです。
「ねこねこNEWS」でも、過去に現地のお写真を紹介したことがありました。
過去記事はこちら↓
2015年3月11日:【愛媛発】世界も注目!ねこまみれの島「青島」
過去記事でも触れていますが、この島のねこたちの数は減る気配がなく、
その一方で、青島に暮らす島民の皆さまは高齢化。
現在、青島のねこたちは「青島猫を見守る会」の3人の島民の方が
お世話をされているとのことですが、その方々を含めて8月現在で
現地の住民は9人。しかも平均年齢75歳以上。
それに対して、島全体のねこの数210匹というのだから、
将来的な不安が募らないわけがありません。
Photo:PR Times
すでに愛媛県獣医師会や地元のボランティアなどにより、
80匹のねこたちの不妊手術が行われているとのことですが、
手術がされていない100匹ほどのねこたちが繁殖を繰り返しているようです。
Photo:PR Times
このままでは、島民の数は確実に減って行き、ねこたちの数は増え続け、
お世話しきれない状況に陥るため、TNR不妊手術を望む声が島を訪れた方々を
中心に高まってきました。
Photo:PR Times
そこで、このたび、全国で7万頭の無料不妊手術を行なってきた
兵庫県の「どうぶつ基金」が立ち上がり、9月5日、6日の2日間にわたって
青島のすべての猫たちに不妊手術を施すことになりました。
Photo:PR Times
島のねこたちを1匹残らず手術するということは、本州から新たなねこが
やってこない限り、青島のねこの数は確実に減って行きます。
そして、新たな移住者もない場合は、おそらくあと20年もすれば、
青島は「猫の島」と呼ばれるどころか、人っ子ひとり、猫の子1匹いない、
無人島になってしまうかもしれません。
Photo:PR Times
それでも、お世話をする人が誰もいないねこだらけの島になって
生態系が崩れたり、ねこたちがやせ衰えて病気が蔓延したり、
殺処分されたりするよりはいいのでしょう。
今いる島民の方々、島のねこたちの平和を維持して、
この先、不幸な命を増やさないための手段が然るべき時に
講じられるべきです。そしてそれが、来月なのです。
Photo:PR Times
無料手術を受けた青島のねこたちは、手術の目印として耳先を
さくらの花びら型にV字にカットされて、ふたたび島に放たれます。
青島のねこたちは、全員「さくらねこ」になるんですね。
こちらは、日頃ねこたちのお世話をしていらっしゃる島民の方と
手術の準備のために青島にわたった「どうぶつ基金」の方のお写真のようです↓
Photo:PR Times
今回の手術については、動画にもまとめられています↓
もしかすると9月になってから遅めの夏休みを取得して、
青島のねこたちに会いに行こうと思っている方もいるかもしれませんね。
観光客の方は、今回の手術の前後にあたる9月3日から7日は
来島を避けるほしいとのことです。
動画にも書かれていますが、メディアにたくさん取材してもらって、
今回の取り組みが広く知られるといいですね。
関連記事はこちら↓
PR Times(8月21日):人口わずか9人、猫なんと210頭! 瀬戸内の猫島「青島」で全頭に無料で出張TNR不妊手術を行います。 公益財団法人どうぶつ基金
OVO(8月21日):増えすぎた“楽園”の猫 将来案じ全頭に無料で出張不妊手術
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