【英国発】さすが英国紳士!首相官邸前の警官がラリーくんをサポート
2月20日の記事で宿敵パーマストン君とのガチバトル(?)のリポートを
お届けした時以来、今年は主役級の登場チャンスがなかなかなかった
「ねこねこNEWS」の海外アイドル枠担当、英国の首相官邸勤務のネズミ捕獲長、
ラリー君。
でも、今日はひさびさにスポットライトを当てちゃいますよ!
Photo:Frank Augstein/AP NPR
というのも、英国は現在、と3月29日に予定されているEU離脱、いわゆる
「ブリグジット」の期日が迫りつつありまして…連日矢面に立たされているのが、
ラリー君と同居されているテリーザ・メイ首相。
やっとのことでEUと離脱合意案が取りまとまり、内閣で承認されたのが、今月14日。
今週末の25日には、EU加盟国の首脳会議でこの案が協議される見込みなのですが、
保守党のメイ首相が推し進める案の内容については依然として英国内で紛糾中。
すでにドミニク・ラーブEU離脱担当相が合意案の内容を支持できないとして
閣僚を辞任したり、マイケル・ゴーヴ環境相も辞任する見通しと報じられいたりして、
保守党内の雲行きも穏やかでない模様。もちろん、野党からの猛撃も半端ない。。
という状況の中、当然のことながら、首相官邸前には、連日報道陣が多数
詰めかけておりまして、首相報道の象徴とも言えるダウニング街10番地の
官邸の番地「ナンバー10」の表示が掲げられた正面ドアを背景に、
テレビ局は報道合戦を繰り広げているわけなのです。
そんなピリピリした緊張感を緩和してくれるのが、
英国官庁街のほっこり天使、ラリーくんです♪
そして、今回は官邸前の警護を担う警察官も、重々しいブレグジット報道中の
一服の清涼剤としての名脇役ぶりを披露してくれました。
首相官邸のドアの前でニュース番組のリポーターが、とうとうと政治的なコメントを
語る中、その背景に映り込んだラリー君と警察官のやりとりに注目です↓
お分かりになりましたでしょうか?
今月火曜日にITVで放送された官邸前リポートの背後に映し出されたのは、
官邸の外の縄張りパトロールを終えて室内に戻りたがっているラリー君と、
その様子に気づいた警備役の警察官のあたたかい関係だったのです。
首相官邸の正面玄関には、さすがに民家の玄関ドアにあるような
キャットフラップ(お猫さま専用出入り口)はついていませんから、
ラリー君が館内に入るためには、誰かがドアを開けてあげなくてはいけません。
いつものように誰かがドアを開けてくれるまで、ラリー君はドアの前で
待機するつもりだったのでしょう。ところが、その様子に気づいた護衛の警察官が
ニャンとも英国紳士らしい振る舞いで、ラリー君の代わりに正面玄関をさりげなく
ノックしてくれたのです。
もちろん、首相官邸ですから、扉の背後にはドアマン役のスタッフがいて、
正面扉は速やかに開かれ、ラリー君は官邸内に無事に入ることができたのでした。
この様子は、BBCニュースのTwitterでも取り上げられています。
リポーターの声は脇役で、背後の1人と1匹が主役に編集し直された
素敵な30秒動画になっています↓
The most British thing you'll see today happened in Downing Street this morning, and it involved @Number10Cat and a thoughtful police officer
[tap video to expand] pic.twitter.com/patlVNAFQW
— BBC Politics (@BBCPolitics) 2018年11月20日
どうやら、この1人と1匹のやりとりが注目された最初の映像は、
同じ時に撮影されたSKY Newsのライブ放送だったようです。
その時のテレビ画面を撮影したフリーランス・ジャーナリストの
ローレン・フランクリンさんのTwitter投稿が、ラリー君と警察官のお兄さんの
ほっこり関係を広めた火付け役だったみたいですね↓
Is there anything more British than this policeman knocking on Number 10 to let the cat in? pic.twitter.com/SpoQkmWI14
— Lauren Franklin (@Franklinsays) 2018年11月20日
この動画を見ると、ラリー君と警察官のお兄さんのやさしい関係が
リポーターの背後でさりげなく展開されていたことがよくわかります。
ローレンさんがツイッター投稿に書かれているように、
この警察官の兄さまの行動は、いかにも英国式!
ジェントルマンのお国柄がよくわかる、慎ましくも礼儀正しく品格漂う対応です。
ローレンさんの投稿後、この映像の放送元であるSKY NewsのTwitterでも
「ラリーがブレグジットのスポットライトを奪った」の見出し付きで、
高解像度の映像がアップされました↓
Someone seems a bit fed up with the #Brexit fallout.
Look who stole the show from @RaynerSkyNews steering the focus away from the turmoil in Westminster… Larry the cat 🐱.
Follow the latest on #Brexit here: https://t.co/JxOxDwvrk3 pic.twitter.com/VpLZ3yWm77
— Sky News (@SkyNews) 2018年11月20日
この時の1人と1匹の様子を記録していたのは、テレビ放送に採用された
映像だけではありません。首相官邸前に待機していたカメラマンさんたちも、
プロ根性を発揮して、決定的瞬間を別のアングルから捉えていたようです。
こちらはEuro NewsがアップしたYopuTube動画。
扉の前で待ちぼうけしているラリー君の後ろ姿が愛らしい一編です↓
Star TVは、「Knock! Knock! Who’s there?」の決まり文句で始まる
英語の「ノックノック・ジョーク」を当てはめて解説してくれているようです↓
ドアのノック音も大きく編集し直されているし、扉の前で待ちくたびれたかのように
あくびをしているラリー君の様子もよくわかりますね♪
ラリー君と首相官邸前の警察官との関係については、
7年前にも日本のニュースサイトで取り上げられていたようです↓
AFPBB News(2011年6月10日):「お入り下さいラリー様」、英首相官邸のネコは警官より偉い?
これを見ると、首相官邸前の警察官は、官邸の警備役というよりも、
ラリー君専用のドアマンなんじゃないかと思えてしまいますね♪
先ほどのStar TVの動画の最後のほうには、首相官邸前の巨大なクリスマスツリーの
カットがありましたが、おそらくあれは過去の映像ですね。
今年はまだ官邸前のツリーはお目見えしていないのかな?
年内にもう1度くらい、クリスマスツリーとラリー君の
ツーショット映像のニュースをお届けできるといいなぁ♪
その頃には、ブレグジット問題も、少しは明るい兆しが見えているといいのですが。。。
関連記事はこちら↓
Daily Mail(11月20日):‘The most British thing ever!’ Policeman knocks on the door of 10 Downing Street so Larry the Cat can be let in
NPR(11月20日):Watch: Larry The Cat Does Him And Brings A Bit Of A Brexit Breather
The Sun(11月20日):’MOST BRITISH THING EVER’ Hilarious moment Downing Street policeman knocks on Number 10 to let Larry the cat in
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