【英国発】キャットフード「Kattomeat」のCMに出演していた往年の白猫タレント、アーサー君(前編)
今日は1月最終日、明日から2月に突入ですね。
今年は寅年、さらに2022年という「にゃんにゃん」連呼状態の異例のお猫さまイヤーということもあり、2月22日の「猫の日」に向けて明日からネット界隈はどこを切っても「ねこ祭り」状態の大盛り上がりになるに違いないと、勝手に妄想しているねこねーさんです。
他にもバレンタインデーがあったり、冬季五輪もスタートしたりするので、2月は「ねこねこNEWS」のネタ探しには苦労しないんじゃないかと思っています。
すでに良さげな旬のネタはいくつもあったりするのですが、こんな時に限って、今すぐご紹介しなくても良さそうなマイナーなトリビアネタに思いっきり興味をそそられてしまいまして(笑)
あまりに興味深かったので、今日と明日の2回にわたって取り上げてみようと思います。
ねこねーさんが昨夜のねこネタ探しで記事を目にして、さらなる追跡調査の結果、ドツボにハマって夜更かししてしまった原因が、こちらの猫缶の味見をしている白猫ちゃんです↓
この白猫は、英国のペットフード会社、Spillers社のキャットフード「Kattomeat」のテレビCMで活躍した「アーサー」とう名前のお猫さま。彼がその愛らしい姿で英国のお茶の間を和ませていたのは、1960年代から1990年代までとかなりの長きにわたります。
英国のケンブリッジシャー州のニュースメディアである「CambridgeshireLive」のWEBサイトの昨日付の記事に、この「Kattomeat」のアーサー君の写真がたくさん掲載されていたんですよね。
「ねこねこNEWS」では、広告業界で活躍するお猫さまたちもこれまでにたくさん取り上げてきているので、これはぜひとも記事アーカイブに追加しなくては!と、ねこねーさんのアドレナリンは放出されまくってしまったのでした(笑)
「Kattomeat」のCMシリーズに登場し続けたアーサー君のお決まりのシーンは、「Kattomeat」の猫缶に左手をつっこんで、おててについたキャットフードをペロペロと美味しそうになめる一連の動作です↓
ちなみに、左利きなのは、雄猫であることが多いのだとか。みなさん、ご存知でしたか?
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ナショナル ジオグラフィック(2018年2月1日):猫の「利き手」を研究、オスは左でメスは右
と、これまた別のトリビアネタも学べたところで、アーサー君のご紹介を続けますね♪
アーサー君は、「ウッド・グリーン・アニマル・シェルター」という動物保護施設出身の保護ねこです。アン・ヘッドさんという方が飼い主さんで、CM出演を経て英国の国民的にゃんこになったアーサー君は、ご自身の回想録も出版しているのだとか。
日本ではほとんど知られていないお猫さまですが、それなりに年齢を重ねた英国紳士淑女のみなさまにとっては、おそらくよく知られた存在なのだと思います。
こちらの一連のお写真は、クリスマス時期に撮影されたもの。3段に積まれた「Kattomeat」の猫缶の前で、利き腕の左手を上げて舌をぺろっ!と出した瞬間です↓
このときは、ウッド・グリーン・アニマル・シェルターの別の保護ねこちゃんと共演したみたいですね↓
ごはん皿のキャットフードを美味しそうに食べるお仲間を見て、おもわず身を乗り出すアーサー君↓
スタイリッシュなタキシードにゃんことのツーショットもあります。アーサー君はごはん皿から食べるより、やっぱり猫缶から直喰いするほうが好きみたいですね(笑)↓
お仲間にゃんことだけでなく、わんこタレントとも共演を果たしているアーサー君。じつはこのわんこも当時の英国CM界のアイドルタレント。雑種犬のピピン君です。
わんこ共演者に挟まれても動じることなく、猫缶に手を伸ばすアーサー君のお写真もあります。さすがCMに起用されるだけあって、演技に全集中していますね!向かって右側のわんこが口に咥えているのは、英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)の募金箱かな?
このキャットフードCMのシリーズは、先程も書いたとおり1960年代から1990年代まで続いたので、その間、アーサー役の白猫も代替わりしています。
参考にした記事によると、上記で左利きの説明をする直前に挿入した白黒写真は2代目のアーサー君とのこと。それ以外の写真については、詳細はいまいち不明なのですが、おそらくカラー写真のにゃんこは2代目か、さらにその後の代のアーサー君と考えるべきなのかな?
オリジナル記事のキャプションを見ると、こちらのカラー写真は1995年の広告用みたいですね↓
初代アーサーが活躍したのは1966年から1975年まで。その間にニャンと309本ものテレビCMに出演したのだそうです。
この宝石を身につけてドヤ顔で雄叫びをあげている感じの写真のにゃんこは、おそらくその1代目↓
初代アーサー君は、1976年の2月に17歳で虹の橋をわたりました。
今でこそ、20歳くらいまで長生きするにゃんこが多くなりましたが、当時の17歳といったら、かなりのご長寿。きっと食生活の管理などもちゃんとされていたお猫さまなのでしょう。
あ、でも毎日のごはんは、もちろん「Kattomeat」だったのかな?だとしたら、「Kattomeat」がヘルシーフードであることも証明してくれたアーサー君は、クライアントにとってはこれ以上ないタレントにゃんこだったと言えますね(笑)
「Kattomeat」の顔を務めた英国の国民的CMタレント、アーサー君についての前編の記事は、ひとまず、ここまで。
明日は、YouTubeで現在閲覧可能なアーサー君の出演CMをご紹介したと思います。つづくー!
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CambridgeshireLive(1月30日):Arthur the rescue cat turned celebrity who appeared in hundreds of TV ads