パイパーくんの郵便受け
一昨日の記事では、外歩きのねこちゃんの背中の毛を刈るという
なんとも卑劣な英国のニュースをお伝えしましたが、
今日はその逆の、町の人とにゃんこの微笑ましい関係をお伝えします♪
今日のお話は、ところかわって、米国から。
ねこねーさんはアメリカのことは、いまいち詳しくないんですが、
ジョージア州アトランタには、市街地を環状ルートで取り囲む
「ベルトライン構想」と呼ばれる都市計画があるようです。
22マイルにおよぶ古い鉄道路線を再利用することによって、
45の地域を相互につなげ、公園や小道、輸送手段を
住民に提供する試みらしく、現在はまだ開発途中…
ベルトラインの近くにお住まいのみなさんは、すでに
ジョギングやサイクリングを楽しんだり、わんちゃんの散歩をしたりして、
そのグルッと囲まれたエリアを大いに活用している模様です。
そんな地元住民たちが行き来する開拓エリアに、
最近にゃんこのスターが誕生しました。
注目のにゃんこの姿が拝めるのは、ベルトラインの
イーストサイド・トレイルに放置されている配水管の中。
マンガの世界のホームレスみたいに、配水管を自分のおうちにしちゃったのは、
こちらのミステリアスな黒猫ちゃんです↓
地元の人たちからパイパーくんと名付けられた彼は、
何が特別ということもなく、よく見かけるタイプのごくごく普通の
野良ねこちゃんなのですが、今ではベルトラインのマスコット的な存在に。
町の人が毎日ごはんとお水を持ってきてくれる、というのは
ねこ好きさんがいる地域ではよくあることですが、パイパーくんの場合、
オモチャの差し入れがあったり、ファンレターまで届くというから驚きです!
じつはこのパイパーくんの配水管のおうちの側には、
彼専用の郵便受けがあるのです↓
彼宛のお手紙は「テイル・メイル(Tail Mail)」、
(日本語にすると「しっぽ便」かな?)と呼ばれていて、
もちろん、お手紙の送り先の住所だって指定されているんです。
「640 East Side Trail Atlanta, Ga.」というのが、
彼のおうちの住所なんですが、日本からエアメールを送っても届くのかな?
基本的には、自分で直接郵便受けに届けにいくことが推奨されているようです(笑)
オンライン上で人気を博している有名にゃんこたちに比べると
世界的な知名度はまだまだですが、地元アトランタでは、
ニュースで報道されるほど有名みたい↓
動画のリンク元は11alive.comのこちらの記事です:
Beltline Cat: “Stay Frisky My Friends”
町の人たちにこんなに愛されて、手厚いお世話を受けているパイパーくんは、
もちろん去勢手術済み。先日の英国の悪質なニュースのように
うるさ型の面々に文句を言われることなく、野良ねこライフを満喫できるわけです。
イマドキにゃんこのパイパーくんは、
TwitterアカウントもFacebookページも持っていたりするんですが、
やっぱり手書きのお手紙でをもらうのが、いちばんうれしいのかな♪
パイパーくんのFacebookページには、
郵便受けに届いたお手紙の写真が掲載されているんですよ。
その中のいくつかを拝借して紹介させていただきまーす♪
こんなかわいいイラスト入りのお手紙や↓
「I LOVE PIPER」のメッセージ入の渾身の似顔絵↓
これなんてクリスピー・クリームのドーナツ・クーポンです(笑)
パイパーくん、にゃんこのくせにドーナツが大好物だったりして?↓
これ以外にも彼の郵便受けには、
愛情いっぱいのお手紙が続々と届けられています。
気になる方は、Facebookページをチェックしてみてください。
Twitterアカウントもリンクしておきますね:
Facebookページ:Belt Line Piper
Twitterアカウント:Piper @beltlinepiper
今回ご紹介したパイパーくんのオリジナルの記事(英語)はこちら↓
Mother Nature Network(4月10日): Atlanta cat has his own address and mailbox
誰かひとりが野良ねこちゃんを可愛がりはじめると、
やさしさの輪が広がって、こんなステキなことになるんですね。
こういうことが自然と起こる雰囲気の町づくりが、理想的なんだろうなぁ。
パイパーくんと町の人たちとの関係からは、学ぶことが多そうです。
パイパーくんに届いたファンレターを観ていたら、
ねこねーさんも、お手紙を書きたくなっちゃったな。
日本からのエアメールが届いたら、パイパーくん、
ますます注目されちゃったりして(笑)
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