【追悼】まど・みちおさん 104歳 - 「ネコ」の詩
ほんとは今日は、別のネタをブログで展開しようと思っていたのですが、
思いがけず訃報が飛び込んできたので、急遽変更です。
「ぞうさん」「やぎさん ゆうびん」「一ねんせいに なったら」などの
童謡の歌詞で有名な詩人、まど・みちおさんが
本日の午前9時9分に天に召されました。享年104歳、老衰による大往生!
でも、やっぱり悲しくて、ねこねーさん、ちょっと泣きそうです。。
Yahoo! Japan(2月28日):詩人まどみちおさん死去 104歳、「ぞうさん」など
100歳を超えてからも旺盛な創作活動を続けていたまどさんですから、
きっと天国でも詩を書き続けて、そのうち「天国詩集」とか出版しそうですね。
亡くなられたニュースは、さすがに悲しいけれど、
「ねこねこNEWS」でも、天国でのまどさんのご活躍を祈って、
ばっちり追悼させていただきますよー!
というのも、こんなタイトルの本があるのですよ↓
ネコとひなたぼっこ
まど・みちお(詩)
柚木 沙弥郎 (イラスト)
理論社 (2005/09)
[単行本]
(画像をクリックすると、AmazonのHPで詳細説明をご覧いただけます)
これは、95歳のときにまどさんが書き下ろした「おじいさん詩集」。
全編ねこの詩というわけではないのですが、
おじいさんの日常と胸の内を詩に綴った、まどさんらしい詩集です。
なーんて、わかったふうに書いてますが、ねこねーさんは、これ、読んだかなぁ?
まどさんの詩集は、2010年に川崎ミュージアムで開催された
「まど・みちお え てん—ある詩人の100年の軌跡、童謡・抽象画・詩— 」
を観に行った後に図書館で何冊か借りて読んだのですが、まとめて読んだので
どれを借りたか忘れてしまいました。。また改めて借りようかな?
星の数ほどあるまどさんの詩の中には、
もちろん「ネコ」がタイトルの詩もあります。
ネコ まど・みちお
あくびを するとき
ネコのかおは花のようになりますだれも 見ていなくても
じぶんにも 見えなくてもでも るすばんの ざしきで
ネコが かおを
クレオメの 花にしたとき
それを 見ていましたたたみのイグサの 一ぽん一ぽんが
しょうじの さんの 一ぽん一ぽんが
てんじょうの木目の 一ぽん一ぽんが
かおを すりよせるようにして
ちなみに、あくびをしたときのネコの顔はこんな感じ↓
Photo: tumblr.
詩の中の「クレオメ」っていうのは、セイヨウフウチョウソウのこと。
「セイヨウフウチョウソウ」といってもピンとこない方のために、
こんなお花です↓畑の角とかに、たまに咲いていますよね。
Photo:Wikipedia
うん、たしかにこのピンピン飛び出たところは、
にゃんこのおヒゲみたいですよね。
こんど、わが家のビビ子さんがあくびをしたときに、
「クレオメの花のようだね♪」といってあげるとよろこぶかもしれない(笑)
こちらは、にゃんこのあくびシーンのスローモーション。
クレオメのお花が全開になる様子がよくわかります↓
続いて、こぶりな、ちびにゃんこのクレオメの数々↓
それとも、訃報のしんみりムードを吹き飛ばすくらいの、
これくらい元気なほうがいいかな?↓
ねこねーさんは、小学校1年生のときの教科書に載っていた
まどさんの詩がすごく印象に残っていて、それ以来、国語が好きになって
文章を書くのが好きになったような気がしています。
(あと、国語の教科書の宮沢賢治にも影響されたかな)
なので、まどさんの詩は、ちょっと大げさなのですが、
何かあったらそこに戻る、原点っぽい感じがして、
個人的にとてもありがたい存在なのです。
天国へ召されたまどさん、どうか安らかに。
天国から地上のねこたちを観察して、またユニークなたとえの
にゃんこの詩を書いてください。
ねこねーさんは、今年は「クレオメ」の花の種をお庭にまいてみようかな♪
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