マーロウの猫・映画『ロング・グッドバイ』
さてさて、2011年も大詰めです。
明日は、もう大晦日!という年末の忙しい時に、
ねこねーさんは、クリスマスにTSUTAYAで借りたDVDを返却すべく、
大掃除が終わらない部屋で、後ろめたい気持ちになりながらも、
にゃんこと呑気にDVD鑑賞。。。
でも、観てよかったなぁ。
ひさびさに、いいもの観た満足感でいっぱいです♪
何を観たのかといいますと、かなり渋いところで、
ロバート・アルトマン監督の『ロング・グッドバイ』(1973年)
もちろん「ねこねこNEWS」でご紹介するからには、
この映画、にゃんこと関係があるのです。
原作は、泣く子も黙るハードボイルド小説の巨匠
レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ(The Long Goodbye)』
私立探偵のフィリップ・マーロウが主役のシリーズ6作目を
ロバート・アルトマンが映画化した作品なのですが、
エリオット・グールド演じる探偵マーロウが、
なんと、大のねこちゃん好きなのです。
マーロウが、夜中の3時にハラペコにゃんこに起こされ、
けなげにキャットフードを買いに出掛けるという、
なんとも微笑ましい冒頭シーンは、必見です。
マーロウ役のエリオット・グールドのかっこよさは
言うまでもないのですが、ねこちゃんの演技が、
これまた素晴らしいんだなぁ♪
ということで、ハイ!お約束のYouTube動画(日本語字幕なし)です↓
じつは原作では、マーロウは、ねこを飼っていないみたいなんですよ。
アルトマン監督が勝手に追加しちゃった模様。
なので、チャンドラーファンには、この映画、
すこぶる不評みたいです。
やはり正統派ハードボイルド支持者としては、
マーロウが、ねこちゃんにメロメロで、夜中に
キャットフードを買いに走るようではいかんのでしょう。
でも、ねこねーさんは、そこにシビれちゃうのよねぇ♪
ちなみに、故・松田優作さんも、
この映画、大好きだったみたいです。
映画の詳細は、Amazonの商品ページでご覧ください▶ ロング・グッドバイ [DVD]
笑いのツボも押さえまくっている異色ハードボイルド映画、
お正月のテレビ特番に飽きた頃に、おうちのにゃんこと
ゴロゴロしながらいっしょに観るには、最適な1本です。
観終わった頃には、きっと
エリオット・グールドのマーロウにメロメロですよ♪