【ニュージーランド発】にゃんこ撲滅キャンペーン
昨夜は雪が降らずにすんで、よかったですね♪
今日お伝えするニュースは、真冬の日本とは正反対に、
夏の盛りを迎えている南半球のニュージーランドでの話題です。
現在ニュージーランドでは、にゃんこに関する
あるキャンペーンが物議を醸しているのです。
自然科学者たちも注目しているそのキャンペーンは、
ニュージーランドのエコノミスト、ギャレス・モーガン氏が立ち上げた
『Cat To Go』という野鳥保護運動。
「ゴーゴー!にゃんこ!」的なノリで、ねこちゃんが自然保護に
一役買うステキなお話かと思いきや、まったくもって、その真逆!
「ニュージーランドの野鳥を守るために猫を飼うのをやめよう」
という、ニャンとも思い切った提案なのですよ。
ギャレス・モーガン氏による
にゃんこ撲滅(?)キャンペーン『Cats to Go』の特設サイトはこちら:
野鳥たちにとってのシリアルキラーともいうべき
外歩きのねこたちの数を減らすことで、
自然の宝庫であるニュージーランドの鳥たちを守ろう!
という狙い…はわかりますが、うーん、どうも一部に
極端すぎる発想も含まれている感じかなぁ。
サイトのイラストは、小悪魔的なにゃんこが、
なかなかカワイイんですけどね。
以下、ずら〜っと長く続きますが、サイトに掲載されている
性悪にゃんこの説明イラストです:
Learn more about the damage cats do to our wildlife in New Zealand at http://catstogo.org.nz
サイトに掲載されている「(ニュージーランドにゃんこの)事実」
の部分をサクッと訳してみると…(誤訳があったらゴメンナサイ!):
■ニュージーランド人は、1人あたりの猫飼育頭数が世界でもっとも多く、
国全体で140万匹の猫が飼われている。
■猫によって9種の鳥類が絶滅に追いやられた。
■猫は絶滅を危惧される33種の鳥類に悪影響を及ぼしている。
■1匹の猫が1週間に102匹の絶滅危惧種のコウモリを殺したことがある。
■猫は野鳥の命を奪う。都市部では野鳥が繁殖する数より
飼い猫に殺される数のほうが多い。
■ニュージーランド固有の野鳥の40%はすでに絶滅している。
それ以外の37%は絶滅の危機に瀕している。
はぁ…データの真偽のほどは分かりませんが、
ニュージーランドに暮らす鳥さんたちに、
にゃんこの魔の手が伸びていることは、どうやら本当みたいですね。。。
ねこねーさんは、どちらかというと「お猫さま至上主義」というより
虫さんまで含めた幅広い「生き物バンザイ!」系の思考回路。
今も庭木にバードフィーダーをぶらさげて野鳥たちをお庭に
招いたりしているので、ニュージーランドの外猫対策には、
うなずける点も多いのです。
このサイトで具体的に提案されていることは…
□飼い猫には鈴をつける。
□去勢/避妊手術をする。
□完全室内飼いにする。
□マイクロチップを入れて、わんこみたいに役所に登録する。
うん、ここまではわかる。でも、
□愛猫ちゃんが天に召された後は、終生、もう猫を飼わない。
っていう、この提案は、どーなんでしょ?
完全室内飼いなら、この最後の項目は関係ないんじゃないかなぁ?
それともニュージーランドの方たちは、ルールを守ると言いながら、
Kiwi流のおおらかさで、にゃんこを外に出しちゃいそうな人が多いのでしょうか?
専門家が指摘するように、野生動物の減少は飼い猫だけが理由ではなく、
その他の天敵の影響もあるので、一概にニャンコだけが悪い!とは言えない模様。
もちろん、エリアによっては野鳥を守るために外猫規制は必要かと思いますが、
病気を運ぶネズミさんを退治してくれる大役を果たしてくれるのも、
これまたにゃんこだったりするので、その地域の特性を考慮した
臨機応変な対策がとられると良いですね。
ただ、あれですね、家猫たちが罪深いのは、
他の野生動物と違って、生きてゆくための食糧確保の狩りではなくて、
遊び半分で、いたずらに小さな命を奪ってしまうとこですね。
もちろん、本能なので仕方ないんですが、
おもちゃにされた被害動物たちはたまったもんじゃないだろうなぁ。
ワイルドなお土産を持って帰られた飼い主さんも困りますしね(苦笑)
お外は危険がいっぱいだし、にゃんこ自身のことを想っても、
やはり室内飼いがいいですよ。と、ねこねーさんは思います。
わが家の3ニャンを見る限りでは、おうちの中だけでも
適度なスペースと登れる場所があれば、案外幸せそうにしてますから。
モーガン氏のキャンペーンサイトでは、
「現在飼っている愛猫を最後に、猫を飼うのをやめるか?」
という質問にYes/Noで答えるオンライン投票を開催しています。
現在の投票結果は、Yesが25%、Noが75%。
7割以上の方が「猫を飼い続ける」と考えているようです。
そうそう、猫との暮らしは一度味わってしまうと
やめられないんですよー♪
とはいえ、ニュージーランドの野鳥さんたちの命も
守られるべきだと思うので、猫派VS鳥派の対決に終わらない
最善の対策がとられるといいですね。
飛べない鳥のキーウィちゃんには、外敵に怯えることなく
ニュージーランドの大地を歩き回ってほしいしなぁ♪
このニュースについては、各国のメディアで取り上げられているので、
気になる方はオンラインで検索してみてください。
ねこねーさんも勉強不足で情報に追いつけていませんが、
記事に寄せられたコメントを読むと、なかなか興味深いですよ。
以下、関連記事を2つだけリンクしておきます:
Mail Online(1月22日):‘Cats should be banished from New Zealand’ says campaigner who fears for future of native birds
stuff.co.nz(1月23日):Scientists back Morgan’s cat call
*ご訪問ありがとうございます*
「ねこねこNEWS」は毎日更新、奮闘中!
以下の3つのブログランキングに参加しています。
更新の励みに応援クリックしていただけると
とてもうれしいです。
クリック募金 応援中 こちらもポチッとお願いします!
左のバナーのリンク先TOP画面の
Click Here to Give – it’s FREE!
と書いてあるところをクリック!
あなたの代わりに、米国の動物愛護サイトのスポンサーが
シェルターに保護された ねこちゃん&わんちゃんの
ごはん0.6杯分を寄付してくれます。