フレイア姐さん、無事ご帰還!
今日はひさびさに、あのお方の登場です。
ねこねーさんも留学していた英国はロンドンの超VIPなお猫さまと言えば…
英首相官邸のダウニング街10番地に暮らす、キャメロン首相の飼い猫である
官邸のネズミ捕獲長(ただし、怠けっぱなしというウワサ…)のラリー君。
そして、そのおとなりのダウニング街11番地には、貫禄たっぷりの姐御にゃんこ、
オズボーン財務相の飼い猫であるフレイア(フレイヤ?)ちゃんが暮らしております。
この辺りのことは、以下の「ねこねこNEWS」の過去記事で
おさらいしていただくとして…↓
2012年6月28日:英首相官邸☆ネズミ捕獲長の近況
2012年7月23日:英ネズミ捕獲長のご近所さん
2013年9月30日:英首相官邸のラリーくんを救え!?
相変わらず、怠け上手のお坊ちゃまにゃんこのラリー君は
首相官邸で平和な毎日を送っているようですが、
ワイルド気質のフレイア姐さんのほうはというと、
じつはちょっと前に失踪騒動を起こしていたようなのです。
今は無事に保護されて、政界のお偉いさんたちが行き来する
ダウニング街に戻っているようですが、そのご帰還について
今週、英国メディアがこぞって報道。
官邸街を抜け出たフレイア姐さんが発見されたのは
ロンドン南部のヴォクソールの路上。
ねこねーさんは留学中、ロンドン南部に暮らしていたので
どのへんの場所なのかわかるのですが、日本の皆様のために
Google Mapのルート検索のスクリーンショットを貼っておくと…
人間の足で歩いても、官邸街から徒歩30分弱、
しかもテムズ川を渡らなければならないのです。
フレイアちゃん、縄張り拡大にしては遠すぎる…
姐さん、これはにゃんこ的にはかなりの大冒険ですよ!
じつはフレイアちゃんは、過去記事にも書きましたが、
オズボーン財務相ファミリーがダウニング街に引っ越してくる前に
3年間も行方不明になっていた前科がありまして、きっと今回もまた、
さすらいの血が騒いでしまったのでしょう。
フレイアちゃんを保護したのは、ディナーの後に帰途についていた
3人組の女性グループ。今週の月曜日の夜11時頃、
ヴォクソールの路上でにゃんこの鳴きまくる声がすると思ったら、
近くの建物のフェンスの上にトラ猫ちゃんが座っていたのだそうです。
にゃんこは、そのまま女性グループの後についてきたので、
保護するのも手間取らなかった模様。
首輪に書いてあった電話番号に気づいて連絡してみると…
オズボーン財務相の愛猫ちゃんであることを知らされ、ビックリ!
フレイアちゃんは、官邸からのお迎えを待つ間、保護主さんのひとり、
ケイト・ジョーンズさんがお友達とシェアしているバタシー地区の
ハウスボート(宿泊施設付きボート)で一泊することに。
やんごとなきお猫さまは、ボートでキャットフードをごちそうしてもらい、
その夜はケイトさんの枕の上で眠りについたようです。
そして翌日、ケイトさんの仕事終わりの時間にあわせてやってきた
お迎えの車に乗せられて、フレイア嬢は再びテムズ川を渡り、
オズボーン財務相のもとへと帰って行ったのでした。
少々皮肉だったのは、この保護主であるケイトさんが
ホームレスの人々をサポートするテムズ・リーチ(Thames Reach)という
慈善団体が運営している「ロンドン・ストリート・レスキュー・サービス」で働く
スタッフだったこと。
テムズ・リーチのHPには現在、保護当時のフレイアちゃんのお写真と
ケイトさんのコメントが掲載されています↓
「私はこれまでに、数多くのホームレスの人々をサポートする経験を積んできました。
私が所属する慈善団体テムズ・リーチは去年、1,000人以上の路上生活者たちに
屋根の下で眠れる場所を提供しています。ホームレスの猫ちゃんのお世話をした
経験はありませんが、フレイアを見つけたとき、彼女が困っていることが
わかりました。私たちは彼女に対してするべきことをするために
路上から保護したのです。…… フレイアはゴージャスな素晴らしい猫です。
でも、私たちがサポートしている人々も同じように、
住む場所を得る価値がある素晴らしい人たちなのです。」
オリジナルの記事(英語)はこちら↓
Thames Reach(5月27日):Chancellor’s Cat in Street Rescue Operation
ケイトさんは、フレイアちゃんを保護して官邸に連絡をした後、
自宅でくつろぐ彼女の写真といっしょに、
ジョージ・オズボーン財務相に向けたメッセージを投稿しています↓
「無事に保護 – ヴォクソールの路上にいました。
でも誰もがフレイアみたいにラッキーなわけじゃない。
ジョージ、どうかホームレス支援の予算を削減しないで。」
国家予算のお財布を握っているオズボーン財務相に、
このメッセージは強く響いたんじゃないかなぁ。
ついでに、わんにゃん保護の予算もバッチリ確保していただきたいですね。
無事に官庁街にご帰還されたフレイア嬢ですが、
実は彼女、過去のニュースを探ってみた所、
政界のお偉いさんたちが集まるVIPエリアはもちろん、
トラファルガー広場にまで遠征していた実績もあり、
盗聴器を埋め込んだにゃんこスパイなのではないか…というウワサも。
スパイ疑惑の関連記事はこちら↓
The Independent (2013年6月7日):Lost pet or double agent? Meet Freya, the roving tabby of the Treasury
InSerbia (2013年6月10日):UK: Chancellor’s Cat Freya Accused for Spying
今回フレイアちゃんが発見されたヴォクソールには、
なんといっても英国が誇る諜報機関、SISの本部がありますからね。
ジェームズ・ボンドが所属しているMI6とつながっていてもおかしくないですよ!
どう考えても、キャメロン首相宅のラリー君もよりも
フレイア姐さんのほうが男気にゃんこのような気が…(苦笑)
でも、あんまり冒険しすぎると、本格的に帰ってこれなくなっちゃいますからね。
諜報活動もいいけれど、オズボーン財務相が心配しないように
門限だけは守ってくださいよ。
フレイアちゃんご帰還についての関連記事はこちら↓
BBC News (5月28日):George Osborne’s cat rescued by homelessness worker
Telegraph.co.uk(5月28日):George Osborne’s cat chauffeur-driven home after getting lost in London
The Independent (5月28日):George Osborne’s cat Freya ‘chauffeur-driven’ home after being found by homelessness worker
Mirror(5月28日):George Osborne’s cat Freya chauffeur-driven back to Downing Street after going missing
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