名画とコラボ!ツァラトゥストラ君のデブ猫アート

連日、ねこ情報をお届けし続けて、早2年半。
さすがに最近は「ねこねこNEWS」の過去記事もたまってきまして、
ねこねーさんの備忘録的に下書きだけして長らく放置してある記事
も含めると、ブログの管理画面で検索できる記事の件数は、
ついに1,000件を突破っ!

これだけ数があると、新しい記事を書く時に
「あれ?このネタはご紹介済みかも?いや、まだかな?」
と、なることがよくあるのですが…

今日ご紹介するのも、そんな記憶の彼方に眠っていたネタです。
美術作品の名画とにゃんこのコラボなのですが、過去にもこんなのとか、
こんなのをご紹介済みなのですが、王道路線の今回のシリーズは
どうやら、取り上げ損ねていた模様。。

インターネット・ミームとしてかなり有名なシリーズなので、
今回の作品はご存知の方も多いかもしれませんね。
にゃんこによる名画のパロディというよりも、名画の中に勝手に
にゃんこが登場して、その世界観を乗っ取ってしまった
「名画ジャック」的な要素が強い作品です。

たとえば、こんな感じ…↓

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言わずと知れたレオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』ですが、
そのミステリアスな笑みを浮かべる女性の腕の中には、
無理な姿勢で抱っこされている茶トラのデブ猫の姿が…(笑)

この絵画の中のデブ猫には実在のモデルが存在していて、
彼の名前はツァラトゥストラ。

ロシアのアーティスト、スヴェトラナ・ペトロヴァ(Svetlana Petrova)さんの
お母さまが飼われていた家ねこちゃんです。お母さまが亡くなった後、
悲しみのあまり2年間も創作活動をすることができなかった彼女は、
お友達の勧めを受けて、ツァラトゥストラ君をモデルにした作品づくりをスタート。

スヴェトラナさんは、過去にも複数の猫を飼っていたことがある猫好きさん。
にゃんこたちにお手製の服を着せて、絵画のモデルとして起用していたのですが、
お母さまに溺愛されていたツァラトゥストラ君は、甘やかされて極度のメタボに。
デブ猫ちゃんをどうやってアートにするのか、最初は戸惑ったそうです。

でも、ご本ニャンは、ポーズをとるのが大好き。
しかもインテリジェントな彼は、いろんなポーズや表情を披露してくれるので、
スヴェトラナさんは彼の写真を撮ることから着手。
そしてその写真を名画に組み合わせたところ、周囲の人々に大ウケ、
ツァラトゥストラ君の作品をアップするウェブサイトを立ち上げてから、
その作品は見る見るうちに全世界に広まったそうです。

例えば、上記の『モナ・リザ』とのコラボ作品は、スヴェトラナさんが
ツァラトゥストラ君をお膝にのっけて撮った写真を採用したもの。
ツァラトゥストラ君があまりにデカくて、お膝の上に収まりきらず
ズルっと滑り落ちそうになったところを撮影したので、
不自然なポーズになったのだそうです。

ねこねーさんは、ずっと名画の中のデブ猫君は、写真じゃなくて、
デブ猫をデフォルメ的に表現した写実的な絵だと思っていたのですが、
なんと実物だったんですね。。ってことは、ホントにこんなにデブなのか(笑)

『モナ・リザ』以外にも…

ティツィアーノの『ウルビーノのヴィーナス』
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イワン・アルグノヴの『ロシアのドレスを着た見知らぬ女性』

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ホイッスラーの『Arrangement in Grey and Black: Portrait of the Artist’s Mother』
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シャガールの『街の上で』
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シェパード・フェアリーの『HOPE』ポスター

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と、クラシックな名作からコンテンポラリー・アートまで、
さまざまなモチーフにツァラトゥストラ君が登場しています。

どうやら現在、英オックスフォード郊外にあるストーンヒル・ハウスで開催されている
“RUSSIAN EXTREMES – FROM ICONS TO I-CATS” というタイトルの
ロシア・アートの美術展で、これらの作品が展示されているみたいです。

BBC Newsが最近取り上げた美術展の関連記事に、
スヴェトラナさんのインタビューが掲載されているんですよ。

オリジナル記事はこちら↓
BBC News(5月26日):The paintings ‘made better with cats’

インタビューは英語なので、ところどころ抜粋して
ねこねーさんのテキトーな英語力でざっくり訳してまとめてみると…

最初はスヴェトラナさんが自分で撮っていたツァラトゥストラ君の写真も、
今ではプロの写真家を起用した本格的なモデル撮影に展開。

作品づくりに関しては、ツァラトゥストラ君の写真を見てから、
マッチしそうな絵画を探す場合もあるし、逆に使いたい絵画に合わせて、
彼にポーズを取ってもらうこともあるそうです。

最近は、デジタル・ペインティングも始めたという彼女。
高解像度の名画の複製に絵画風タッチのツァラトゥストラ君を組み合わせ、
キャンバスにプリントアウトして、その上からテクスチャージェルや
オイルを使って色を合わせているのだとか。

その作品は、限りなく完成度が高いため、
美術館に展示されるようなちゃんとした額に作品を入れて
お友達にプレゼントしたところ、そのお友達が飛行機に乗る際に、
空港の税関でひっかかり、古い絵画ではないことを証明するのに
かなり手間取った…なんていう、エピソードもあるようです。

「アート作品には加工を施してはいけないと思われがちだけど、
インターネット・ミームみたいなものはオンライン上に沢山あるし、
そういったものを良しとする新しいトレンドや新世代のアーティスト、
批評家たちもいるわ」とスヴェトラナさん。

「その手法は自分にとって、美しくて、人々に新しさを感じさせる
可能性があった…デジタル技術は万人がアーティストになれる機会を
与えてくれるもの。美術館も、もっとその傾向に注目すべき」とも語っています。

スヴェトラナさんのデブ猫アートが気になる方は、
ぜひツァラトゥストラ君が満載のHPもチェックしてみてください:

FAT CAT ART

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