ダダ漏れ情報にご用心！ねこ画像マッピング
先週から海外ニュースで取り上げらている、画像共有サイトに投稿された
にゃんこ写真のマッピング企画、「I Know Where Your Cat Lives」。
週明けにでもご紹介しようと思っていたら、日本語のニュースサイトが
早々と記事にしてくれていました。
詳しいことは、以下の日本語サイトの記事をご覧いただきたいのですが、
ざっくり説明すると、「Instagram」などにタグ付きで投稿された世界中の
にゃんこ画像のメタデータ（この場合は位置情報）を元に、
Google Map上にその画像をマッピングしてみようという試みです。
例えば、「ねこねこNEWS」でしばしば取り上げている英国の首都、
ロンドンの地図をのぞいてみると…
こんな感じにねこ型シルエットのアイコンの上に、投稿写真の数が表示されています↓
で、もう少し拡大してみると、実際の投稿画像が表示されます↓
ここはロンドンの中心部なのですが、
ねこちゃんたちの写真、いっぱいありますねぇ♪
さらにピンポイントで、ある住所をのぞいてみると…↓
ここは、ねこねーさんが唯一、住所を思いついた場所。
英国の首相官邸があるロンドンのダウニング・ストリートです。
思ったとおり、ダウニング街10番地の首相官邸にお住まいの
キャメロン首相一家の愛猫、ラリーくんのお写真が表示されていました♪
「I Know Where Your Cat Lives」の詳細については、
以下の日本語版の記事をご覧ください↓
MSN産経ニュース（7月25日）：投稿した猫写真から漏れているプライヴァシー：ネットはあなたの居場所を知っている
livedoor（7月27日）：SNSの超有効活用。世界中の猫の居場所がわかる地図
リンクさせていただいた上記の2つの記事を読めばお分かりのように、
上のリンクの記事はネガティブ、下はポジティブな捉え方をして
この企画を紹介しています。
見方によっては、どちらもアリだと思うのですが、
「I Know Where Your Cat Lives」そのものの趣旨は、
やはり皮肉的な意味が強い前者のほうだと思います。
パッと見、世界中の猫ちゃんたちの写真が見られて楽しい企画なのですが、
裏を返せば「画像共有サイトなどの投稿には、住所情報などの
プライバシーがダダ漏れですよー！」ということの警告ですよね。
こちらは、この企画を説明している動画↓
英語ナレーションですが、企画内容は映像を見ればお分かりいただけるかな。
「I Know Where Your Cat Lives」のWEBサイトでは、
もちろん日本の地図も閲覧可能。
ねこねーさんも、早速気になって、自宅周辺を見てみましたが、
スーパーコンピューターを使って海外の方が作っているマッピングなので、
誤表示が多いなぁ…とは思いましたが、もしこれが、
ドンピシャで表示されてしまっていたら、ちょっと怖いですね。
みなさんも、こちらのサイトでご自宅周辺を調べてみてください↓
少々使いづらいですが、普通にGoogle Mapを見る感覚で
気になる地域を閲覧することが可能です。
そもそもGoogle Map自体が、ストリート・ビューは便利だけれど、
自宅の様子がバレバレで、下手したら洗濯物まで見えちゃって
プライバシー的にどうなんだろ？という感じのところへ加え、
飼い猫ちゃんの画像までピンポイントで表示されてしまったら…
ねこ好きさんたちのための限定サイトならいざ知らず、世の中には、
ねこ嫌いな方もいらっしゃいますし、ペットNGの物件ににゃんこが
表示されてしまうことだってあり得るわけで。
英首相官邸のラリー君みたいな有名にゃんこなら、害は少なそうですが、
（しかも、あそこはセキュリティが万全ですからね）、
野良猫をエアガンで撃ってしまうなどの動物虐待も絶えない時代ですから、
いろいろな問題を孕んでいるように思われます。
このことは、ねこ画像以外の投稿画像にも当てはまります。
画像に付随するメタデータから、空き巣やストーカー行為の材料になる
個人情報が入手できてしまうということなので、
画像投稿サイトやSNSの利用は用心したほうが良さそうですね。
無邪気で愛らしいねこちゃんたちの画像に潜む、思わぬ危険。
おうちの子の写真を投稿しまくっている愛猫家さんは、特に注意が必要ですよー！
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