愛と希望とタケシの日
本日1月14日は「愛と希望と勇気の日」。
なんともポジティブなタイトルの記念日なのです。
なんで、そんなすてきな名前の記念日なのかといいますと、
53年前の今日、南極に置き去りにされたカラフト犬
「タロ」と「ジロ」の生存が確認された
愛と希望と勇気に満ちあふれた日だからです。
そうです、南極観測隊に置き去りにされてしまった
あの「タロ」と「ジロ」のことです。
去年の10月にTBSの日曜劇場で
ドラマが放映されたばかりなので、
記憶に新しい方も多いことと思います。
ねこねーさん世代にとっては
高倉健さん主演の映画のイメージが強いのですが、
キムタク主演のドラマも、なかなか良かったですよね。
ねーさん、不覚にもわんこたちのけなげなシーンに号泣!
ちなみに、これは健さんバージョン▼
ううっ、また泣いてしまう。。。
はーい、わかってまーす!
これは、わんこたちが主役のお話。
「ねこねこNEWS」としましては、
ねこちゃんのお話も、お伝えしなくてはなりません。
幸い、今日は「タロジロの日」じゃなくて
「愛と希望と勇気の日」ですからね、
にゃんこのお話しちゃってもいいよねぇ、
天国のタロちゃん、ジロちゃん!
じつは南極には、わんこだけでなくて、
南極観測隊に同行したにゃんこもいたのです!
その名は、タケシ。
隊長の名前をとって命名された
三毛猫のオスです。
ご存知の方も多いと思いますが、オスの三毛猫って、とーっても珍しいのです。
なので、縁起がいい、ということで南極観測隊のお供をすることに。
わんこたちが、犬ぞりのお仕事に奮闘するなか、
タケシくんは、隊員さんたちのアイドルとして、
昭和基地で、のんきに遊んで暮らしたようです。
それはそれは、ずいぶんと可愛がられていたみたいですよ。
たまには日光浴もしなっくちゃね、と
零下30度の屋外に出ても、この通り、へっちゃらです。
壮絶な運命が待ち受けているタロ、ジロたちとは違って、
このタケシくんは、ちゃっかり隊員さんたちといっしょに
日本に帰ってきています。
仲良しだった隊員さんの家ねことして迎えれるのですが、
南極が恋しかったのかなぁ、1週間ほどで行方不明に。
その後、二度と姿を現すことはなかったとか。
このタケシくんのお話は、絵本にもなっています。
図書館に蔵書がなかったもんだから、
ねこねーさん、思わず買ってしまいましたよ(笑)
この増補改訂版の後ろのほうのページには、
タケシといちばん仲良しだった隊員さん、
作間敏夫さんの秘蔵写真が掲載されています。
※上記の写真は、その秘蔵写真から拝借しました。
(ブログ掲載に問題がありましたら、お知らせください)
写真といっしょに、タケシくんの里親でもあった作間さんの、
突然いなくなってしまった彼への想いも書かれてあるのですが、
ねこねーさん、また涙、涙。
これでは「愛と希望と涙の日」になってしまいますねぇ。
でも、ちょっとだけ泣かせてください。
タロー、ジロー、タケシーーー!
▼ 南極ねこタケシの絵本は、こちらです。
(本の表紙をクリックすると、AmazonのHPで大きい画像と詳細説明がご覧いただけます)
こねこのタケシ ― 南極大ぼうけん (すずのねえほん)
阿見 みどり・著 / わたなべ あきお・イラスト
写真を拝見する限りだと、作間さん、
南極観測隊きってのイケメンなんですよ。モミアゲがすてき♪
ここはひとつ、ぜひ作間さんとタケシくんを主役にした
映画とかドラマとかを作ってきただきたいのですけど、
映像製作関係者のみなさま、どーでしょう?
きっとヒットすると思うんだけどなぁ。
ちなみに南極には、カナリヤもいっしょに同行したみたいですよ。
隊員さんたち、みんな動物大好きだったのね♪
あらためて南極物語の関連本、読みたくなっちゃいました。