【アルゼンチン発】ピュリナCM『猫に七生・七話あり』 後編

本日は昨日の続き。
アルゼンチンの「ピュリナ キャットチャウ(Purina Cat Chow)」の動画シリーズ
『7 Lives 7 Stories』全7作のうちの残りの4本です。

今回も英語字幕をもとにあらすじをまとめてみましたが、
端折り過ぎて面白さが伝わらないのも残念なので、昨日より詳しく書いてみました。
とはいえ、ナレーションや台詞の内容も絶妙なので、英語OKの方は
ぜひ字幕でお楽しみください。もちろん、スペイン語が得意な方は、
オリジナルをそのままで♪

残りの4本も、それぞれテイストの違う素晴らしさですよー!

**********************

【チンチュリン】

(歌の歌詞)
昔々、あるところに、とっても幸せな家族がおりました。
お母さんの名前は、アガスティナ。そしてハゲ頭は、父親のホルヘ・ルイス。
マティアスとカンデラは、兄と妹。ふたりがペットとして犬と猫を飼い始めた時から、
その兆しはあったのです。

猫はとても良い子で、名前はチンチュリンと言いました。
こんなふうにナデナデしてもらうと、いつだってノドをゴロゴロ。
犬のベニートは落ち着きがなく、自転車に向かってワンワン。
猫は昼寝を邪魔されて、目が覚めてしまいます。
チンチュリンの願いはただひとつ、ぐっすり眠ること。
猫は、作戦実行を決意します。哀れなベニートは、この先の試練を知りません。
それは、剥奪という重罪。隠されたオモチャ。盗まれた愛情。
ベニートは、階段の途中にチンチュリンがいると、下の階へ行けません。

しかし、時は流れ、状況は元通り。
2匹は、いっしょにいることの素晴らしさに気づいたのです。
今ではベニートとチンチュリンは友達です。
マティアスとカンデラとホルヘ・ルイスといっしょに遊んで。
猫は癒しを与え、犬は靴下を盗み、
2匹はランチをシェアし、おやつの時間も夕飯だっていっしょです。
片方がケガをすれば、もう片方が救急箱を運んできます。
2匹はまるで兄弟のよう。これから先もずっといっしょ。
食べて、眠って、遊んで、また眠って。

…ちょっと待って。この歌は間違っていますよ。
2匹の間の確執は、まったくのフィクションです。
家族はみんな、ベニートとチンチュリンとともに、面白おかしく暮らしているのです。

**********************

【ゴールディ】

大型衣料店を兄弟ふたりで切り盛りしている兄イサキートと弟リカルド。
どんな服でも手に入るこの店は、通りでも有名な人気店。
いつもお客さんで溢れています。でも、30年以上、店でいっしょに働いている
兄弟の間には、なにかと問題が…。

弟のリカルドは、語ります。
「疲れちまう時もあるけどね、お客にも、従業員にも、俺の兄貴にも…
そう兄貴だよ、兄貴には、もううんざりだ!」
一方、兄のイサキートは「リカルドは癇癪持ちなんだ。無愛想なヤツだよ。
お膳立てするなんてこともできやしない」と弟についての愚痴をこぼします。

女性店員のアドリアナも、気難し屋のリカルドの標的に。
商品の置き場を間違えては、こっぴどく怒られてしまいます。
でも、じつは兄のイサキートについても、彼女は不満があるようで
「話好きで困るんですよ。しかも、いつも同じ話を繰り返すんだから…」

「パンタロン」の語源についても、店内で大げさに口論をする兄弟。
弟はことあるたびに「店を出て行ってやる!もう戻らない!」と兄を脅しますが、
弟の捨て台詞を聞き慣れている兄は本気にしません。彼は知っているのです、
猫のゴールディがいる限り、弟はこの店を離れないことを。

「リカルドさんを笑顔にするのは、ゴールディだけなんです」とアドリアナ。
「日曜日にもわざわざ店にやってきて、猫に餌をあげたり、面倒をみているんですよ」

ゴールディの名前の由来について、兄弟は
兄「うちの婆サマの名前の”ゴールダ”から取ったんだ」
弟「暗い店の中で金色の瞳が輝くからさ」

兄「猫はみんなのものだ」
弟「世話をしているのは俺だ。猫は俺のものだ」 意見はことごとく一致しません。

でも、アドリアナは言うのです。
「あの2人は正反対なんですよ。でも共通点もあるわ。
ふたりとも、この店とゴールディが大好きなんです」

**********************

【ラナ】

ホアキンとフェリッペの兄弟は、チビッコ名探偵。ふたりは秘密を探るのが大好き。
しかも、いつだって用意周到です。おじいちゃんが行方不明になった時は、
トイレの中で発見しました。囚われの身の靴下も、洗濯機の中から救出しました。
ふたりは次々に事件を解決してゆきます。

ある晩、悲鳴が静寂の中に響き渡りました。
「うちの猫のラナがいなくなったの」ご近所さんが寝間着姿で訴えています。
さあ、チビッコ探偵の出番です。でも、足跡も目撃者もなし。
兄弟は飼い主さんに、ラナの好きなものを聞いてみることにしました。
「電子レンジの上に寝そべることと、”キャットチャウ”っていう猫の餌よ」
ふたりは早速、電子レンジと”キャットチャウ”を手配しました。
すると、なんということでしょう!電子レンジの「チン」の音とともに
ラナが姿を現したではありませんか!

ラナを飼い主さんのところへ連れて行った後、
「猫を飼いたい」と思って、ちょっと寂しい気持ちになってしまったふたり。
それから3カ月が経過したある日、ラナの飼い主さんが段ボール箱を抱えて
ふたりの元へやって来ました。箱の中には、ラナが生んだ子猫ちゃんが!

ホアキン&フェリッペ兄弟は、シャーロックと名付けた子猫といっしょに
今日も数々の謎を解明しています。でも、ラナが行方不明になったあの事件を
解決したことが、今でもふたりのいちばんのお手柄です。

**********************

【ラック】

上司の部屋から出てきた男性のモノローグ:
「2014年4月14日 月曜日。人生最悪の日。
1. 会社をクビになった。
2. 自転車を盗まれた。
3. 彼女にふられた。
4. 携帯電話をなくした。」

その日、彼はすべてがうまくいかなかった。そんなわけで、帰宅後、
家の前で黒猫を見ても、別に不吉だとも思わず、その猫を飼うことにしたのです。
その日の夜、いつものようにテレビでディフェンス・アンド・ジャスティスの
サッカーの試合を観戦していると、黒猫がテレビの前を横切った時、
応援しているディフェンス側がゴール。
その後も猫は3回テレビの前を横切って、3点の得点に貢献しました。

それからというもの、男性はいろんなことを試してみることに。
猫のおかげで、故障していた湯沸かし器が直り、トランプで勝ち、
インターネットで求人に応募すると、すぐに返事が届きます。

サッカー選手権の試合の間は、応援しているディフェンス・アンド・ジャスティスが
快進撃を遂げ、「こんなことはめったにない」と驚く男性。

ある日、黒猫を抱いてエレベーターに乗ると、
そこに女性が駆け込んで来て、男性と黒猫に興味津々。
彼女に猫の名前を聞かれた男性は「ラック、英語で幸運っていう意味の…」と答え、
同じ階に住んでいると思われるその女性と楽しそうに会話を続けます。
「黒猫が不吉だなんて、でたらめだ」と思いながら。

**********************

以上、昨日と今日の2日にわたって、予告編+全7話をご紹介した
『7 Lives 7 Stories』ですが、いかがでしたか?

ねこねーさん的には、どのストーリーも甲乙付け難い感じなのですが、
やっぱり最初に取り上げた【アベル】の老紳士の歌モノ映像が、
いちばん好きかもしれません。

今日ご紹介したドキュメンタリータッチの【ゴールディ】も、
映像作品としてはかなり上手い作りになっていて、まいりました。

どの作品も、にゃんこが主役というより、お猫さまを愛している人間たちが
主役というところが、ありがちのキャットフードCMと一線を画していて
いいんですよね。オープニングのタイトルの入れ方とかもセンスがいいし、
俳優さんもみなさん、味があって演技に無理がない!
日本では、なかなかこうはいきませんよ。

そして、なによりも、7作品に登場する7匹のお猫さまたちが、
みニャさん、さりげなく名演技っ!もうホント、素晴らしいとしか言えません。

このシリーズ、7話と言わず、まだまだエピソードを追加できそうですよね。
同じスタッフで毎年ストーリーを追加していただきたいなぁ。
ねこねーさんもひさびさに脱帽の、秀作CMシリーズでした♪

thankyou6.jpg

*ご訪問ありがとうございます*
「ねこねこNEWS」は毎日更新、奮闘中!

以下の3つのブログランキングに参加しています。
更新の励みに応援クリックしていただけると
とてもうれしいです。

★ランキング 参加中★ 今日もポチッとお願いします!
 にほんブログ村 猫ブログ 猫情報へ 人気ブログランキングへ

クリック募金 応援中 こちらもポチッとお願いします!

The Animal Rescue Site

左のバナーのリンク先TOP画面の
Click Here to Give – it’s FREE!
と書いてあるところをクリック!
あなたの代わりに、米国の動物愛護サイトのスポンサーが
シェルターに保護された ねこちゃん&わんちゃんの
ごはん0.6杯分を寄付してくれます。


0

おすすめ