室生犀星の猫
ねこねーさんの勝手気ままな趣味の世界を織り交ぜて
お送りしております「ねこねこNEWS」。
本日は文学方面に、かなり渋めにいかせていただきます♪
本日3月26日は、
室生犀星氏の没後50年目にあたる記念日です。
「誰、それ?」なんておっしゃる方、国語の先生が泣きますよ!
室生犀星 (むろおさいせい 1889~1962)
金沢出身の詩人・小説家。
詩集『抒情小曲集』の中の「小景異情(その二)」の一節、
「ふるさとは遠きにありて思ふもの/そして悲しくうたふもの」が有名。
11月19日の記事でもお伝えしましたが、ねこねーさんは、
詩人の萩原朔太郎さんが学生時代から大好きなのです。
で、大好きなあまり書簡集とかのマニアックな本まで読んでいたら、
そこに出てくる朔ちゃんの仲良しさんである、室生犀星さんのことも、
いつのまにか好きになってしまった、というわけです。
そして、この室生先生が、これまた大のねこ好きさん♪
ちょっと調べてみたところ、室生氏の郷里である石川県金沢市の
室生犀星記念館のHPにこんな写真を発見!
あまりにステキなので、この写真、ブログ用にお借りさせてください。
書斎で火鉢にあたる室生先生と愛猫ジイノ↓
文豪先生とにゃんこが和室でまったり…なんて絵になるんだっ♪
Copylight(C) 2006 Muro Saisei Kinenkan Museum All Rights Reserved.
火鉢の淵に前足をかけるこのポーズ、
ジイノちゃんの十八番だったみたいですね↓
Copylight(C) 2006 Muro Saisei Kinenkan Museum All Rights Reserved.
室生先生とジイノちゃんの写真は
他にも数点HPでご覧いただけます ▶ 犀星写真館
さらにさらに、記念館のミュージアムショップでは、
愛猫ちゃんたちのモノクロ写真と室生氏の詩・俳句を組み合わせた
絵はがきも販売されています▶ 猫の絵葉書(4種類)
ひゃーっ!ねこねーさん、ひさびさに興奮っ!
この絵はがき、ものすごーく欲しいんですけど、通販はないのでしょうか?
絵はがきの1枚に印刷されている『動物詩集』の「猫のうた」、
3年ほど前に室生犀星生誕120周年を記念して、
谷川俊太郎さんの長男である作曲家、谷川賢作さんが曲をつけられたようですね。
猫のうた
猫は時計のかはりになりますか。
それだのに
どこの家にも猫がゐて
ぶらぶらあしをよごしてあそんでゐる。
猫の性質は
人間の性質をみることがうまくて
やさしい人についてまはる、
きびしい人にはつかない、
いつもねむつてゐながら
はんぶん眼をひらいて人を見てゐる。
どこの家にも一ぴきゐるが、
猫は時計のかはりになりますか。
この疑問形ではじまって、疑問形でおわる感じ。
歌詞としては、いささか謎な気もしますが、その不思議さがよいのです。
どんなメロディがついているのか、気になりますね。
ねこねーさん的には、室生作品の中では、やはり、
なんといっても、激しく金魚萌えする『蜜のあはれ』が印象深いのですが、
「猫のうた」が収められている『動物詩集』は読んだことがないかも?
Amazonで探したら出てきたコレかな↓
室生犀星(著)
恩地孝四郎(画)
日本図書センター (2006/04)
(画像をクリックすると、AmazonのHPで詳細説明をご覧いただけます)
恩地孝四郎さんの挿画が、これまたステキ♪
室生先生の没後50周年記念に、ねーさん思わず買っちゃいそう!
本当は、今日の日の記念に
室生家のにゃんこの絵葉書がほしいのですが、
金沢の記念館、さすがにすぐには行けません(涙)
それこそ「遠きにありて思ふもの」ですね。。。
記念館では3月10日から6月17日まで、
室生犀星没後50年記念企画展「終の輝き~われはうたへども~」を開催中!
金沢在住の方、金沢旅行に行かれる方は、ぜひどうぞ。
たまには文学館に行ってみちゃったりするのも、いいもんですよ。
企画展の詳細は記念館のHPへ ▶ 室生犀星記念館
東京でも巡回展やらないかなー。
そしたら、猫の絵葉書もぜひぜひ販売してください。
室生犀星さんの作品、ひさびさに読み直して待ってまーす!
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