【NY発】ねこカフェの子猫たちのお世話係は…ネズミさん!?

たいして雨も降らないうちに、いつのまにか梅雨が明けてしまいましたね。
水不足が深刻にならなければいいなぁ…と、ねこねーさんは今から心配なのですが、
すでに夏バテ気味なので、暑さ対策もどうにかしないと!
今朝テレビで取り上げていたバルミューダの高級扇風機、ほしいなぁ。。

加速気味の物欲を抑えつつ、本日も世界のにゃんこのお話を。
今日の舞台は、アメリカ。ニューヨークにある猫カフェ「Brooklyn Cat Cafe」から、
ハートウォーミングなニュースをお届けします。

この猫カフェでは、地元の動物保護センターと連携していて、
里親募集中のお猫さまたちと触れ合えるようなのですが、
こんな感じのかなり小さなチビにゃんこもいる模様↓

…と、思ったら、あらま!2匹の黒いモフ毛のかたまりの左のほうは、
もしかすると、ネズミさん!?

BrooklynCatCafe_rat+cat.
Photo:The Dodo

ネズミがにゃんこと一緒にいて、大丈夫なのかなぁ。。
でも、ネズミさんのほうが右側の子猫ちゃんより
ガタイが良さそうですね(笑)

じつは、この猫カフェでは、子猫のお世話係としてネズミを採用しているのです。
写真の黒いネズミの名前は、エミール君。
チビにゃんこの毛づくろいもしてくれる働きものなんですよ↓


彼は英語でいうところの、
mouse(マウス=ハツカネズミ)ではなく、rat(ラット=ドブネズミ)。
大きさ的にも、子猫のお世話をするには十分のサイズです。
ちなみに、わが家のアフリカワシミミズクのガボちゃんの胃袋に
毎日1匹ずつ収まっているのは、mouse(マウス)の「ホッパー」というサイズです。

ネズミといえば、猛禽類の格好の餌食!とい思う前に、
まずは、ねことの関係を思い浮かべる方がほとんどでしょう。

にゃんこのハンター心をくすぐる代名詞とも言えるのがネズミ。。
世の中には、ネズミ捕りのお役目を果たすために飼われている
お猫さまも少なくありません。

そんなねこの標的になる運命であるはずのネズミさんが、
どうしてこのカフェでは、子猫のお世話係を務めているのかと言いますと、
ことの起こりは、今から2年前。

生後4週間のエボニー君という名前の白血病を患う黒猫を迎え入れた
猫カフェのスタッフが、病気のために猫仲間と触れ合うことができない彼の
コンパニオンとして白羽の矢を立てたのが、白ネズミのアイボリー君だったのです↓


エボニー(黒檀)&アイボリー(象牙)だなんて、
黒白のステキなコントラストで、名前からして名コンビといった感じです♪

いつもそばにいてくれるネズミのアイボリー君のおかげで
子猫のエボニー君は寂しい思いをすることもなく、
わずか4カ月の短い猫生に幕を下ろしました。

エボニー君が旅立った後、ネズミのアイボリー君は、
この猫カフェでたくさんの子猫たちの遊び相手として活躍しました。

こちらのお写真は、ネズミのアイボリー君と黒白にゃんこのマイク君のツーショット↓


ネズミさんが子猫たちの遊び相手になれるなんて、本当に意外!
お互い無理なく仲良くしているところが、微笑ましいですよね♪

しかしながら、ネズミの寿命は、猫の寿命に比べて遥かに短く…
野生で1、2年、飼育下で3年が平均寿命のようです。

かわいい子猫たちに囲まれたユニークなネズミ生を満喫したアイボリー君は、
今年の2月、長寿の末の安楽死という形で虹の橋を渡りました。

この写真は、仲良しの子猫ちゃんとの最後のお別れのシーンなのでしょうか?
にゃんこたちに慕われていたアイボリー君のやさしさがうかがえる1枚です↓


アイボリー君が証明した「猫とネズミの友情」は、
その後もBrooklyn Cat Cafeで尊重され、現在は冒頭のお写真に登場した
エミール君ともう1匹、レミー君というネズミさんが、
子猫たちのお世話がかりを務めているようです。
この2匹も、子猫同様、動物保護センター出身の保護ネズミです。

猫カフェのスタッフさんのコメントによると、
そもそも、ネズミたちはねこたちを怖がらないので、
ねこたちのハンターの血が騒がなければ、お互い仲良くできるようです。

狩りを学ぶ前の子猫たちは、サイズ的にもネズミたちと同等だし、
エミール君やレミー君が命の危険を感じる恐れはないのでしょう。

こちらのインスタ投稿では、お世話係として活躍する2匹の様子を
動画でご覧いただけます↓


猫肌さみしい身寄りのないチビにゃんこたちに、
命のぬくもりを感じさせてくれるネズミさんたち。

甲斐甲斐しいお世話っぷりは、
子猫たちだけでなく、人間の心まで癒してくれます。

彼らの今後の活躍については、
Brooklyn Cat CafeのSNSを要チェックですよ!↓

Instagramcatcafebk

FacebookBrooklyn Cat Cafe

関連記事はこちら↓
HuffPost(7月12日):Fearless Rats Are Caring For Orphan Kittens At This Magical Cat Cafe
One Green Planet(7月14日):Is This Real Life?! Rescued Rats Help Care for Orphaned Kittens at This Beautiful Café
PEOPLE.com(7月17日):WATCH: Rats Are Employed as Loving Nannies for Orphan Kittens at New York Cat Cafe
The Dodo(7月17日):Rats Have Very Important Job Babysitting Newborn Kittens
Patch.com(7月19日):Kittens Are Being Cared For By Rats In The Brooklyn Cat Cafe

うーん、こういうのを見てしまうと、わが家の冷凍庫に眠っている
ネズミさんたちが気の毒になってしまいますね。。
でも、おうち暮らしの猛禽類にとっては、丸ごと飲み込めるネズミさんたちは
全身無駄なく栄養にすることができるので毎日のメニューに欠かせないんですよ。

ガボちゃんの命をつないでくれるネズミさんたちについても、
ねこねーさんは感謝しまくっております!ネズミさんたち、ありがとう!

thankyou4.jpg


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