ギネス記録保持猫が火災で安否不明に…シグナス＆アークトゥルス

ねこねーさんの金銭面もそうですが、
今年はねこ界にも何やら不穏な気配が漂っているようで…

先日、ニュージーランドのアーダーン首相の愛猫、パドルスちゃんの訃報を
お伝えしたばかりですが、またもや青天の霹靂とでも言いたくなるような
ニュースが飛び込んできました。

2ヶ月前にご紹介した、2018年度版のギネス世界記録に掲載されることになった
長さ自慢の2ニャンのこと、覚えていらっしゃいますでしょうか？

過去記事はこちら↓
9月10日：ギネス世界記録 2018：長さ自慢の2ニャンが記録更新！

じつは、このしっぽの長さ世界一のメインクーンにゃんこ、シグナス君と、
背の高さ（体高）世界一のサバンナにゃんこ、アークトゥルス君は同居にゃんこ。
2ニャンの飼い主さんは、ローレン＆ウィル・パワーズ夫妻という
米ミシガン州ファーンデールにお住まいの方なのですが、おふたりの自宅が
日曜日に火災に見舞われ、現在にゃんこたちの安否が不明だというのです。

こちらが、ギネス記録に輝いた時のシグナス君の記念写真↓
自慢のおしっぽはもちろん、全身ゴージャスな超絶イケニャンです。

そして、賞賛に価する手脚の長さを誇るのが、アークトゥルス君↓
これまたギネス記録に認定されただけあって、堂々たる肢体のお猫さまです。

そんな世界一の2ニャンが歩き回る夢のようなご自宅で、誰もが羨むねこライフを
送っていたパワーズご夫妻が、まさかこんな悲劇に襲われるだなんて！

ご夫妻の自宅には、シグナス君とアークトゥルス君のほかに、
もう1匹、シリウス君というお名前の愛猫ちゃんもおり、
日曜の火災以来、その全員の生死が不明。

ウィルさんのFacebook投稿によると、火災報知器で火事に気づいた時には、
すでに時遅しといった状態で、煙から身を守る前に3ニャンを探しだすことが
できなかったそうです。

純血にゃんこも野良ねこちゃんも、どのにゃんこもみんニャ大切な命ですが、
こんなにゴージャスな3ニャンが炎の海に飲み込まれた可能性が高いだなんて…
世の中のねこ好きさんたちも、ショックが激しかったに違いありません↓

ギネス世界記録が制作したシグナス君とアークトゥルス君の紹介動画には、
パワーズご夫妻と同居にゃんこのシリウス君も出演しています↓

ご自宅で撮影されている映像なので、火災に遭う前のおうちの様子も伺えますね。
木々に囲まれた理想的な環境で、まさに夫妻と3ニャン水入らずで、数日前まで
幸せな毎日を過ごされていたのだと思います。

そんな夢のマイホームも火災によって、ほぼ全焼…↓
にゃんこたちがくつろぐギネス世界記録の動画が撮影された場所とは
思えない惨状が広がっています。

幸い、ご夫妻はご無事のようですが、おふたりが自宅よりも失いたくなかったのが
愛する3ニャンです。避難する際に愛猫たちの逃げ道確保のために、
いくつかのドアを開けてきたというウィルさん。

ギネス記録保持猫のシグナス君とアークトゥルス君は、
近々テレビ出演が決まっていてホームレスにゃんこの保護施設、
Ferndale Cat Shelterへの寄付金を集める予定だったのだとか。

ウィルさんは、火災ですべてを失った自分たちに何かしたい気持ちがあるのなら、
2ニャンが支援するはずだったこのシェルターへ寄付してほしいと
Facebookに投稿しています。自分たちが人生最悪の事態に追いやられている時に
なかなかこんなことは言えません。このところの出費続きで悲鳴をあげている
ねこねーさんは、頭が下がる想いでいっぱいです。。

もちろんパワーズご夫妻は、愛猫たちのことを諦めたわけではありません。
地元を徘徊する巨猫の目撃情報を受けた夫妻は現在、2万5000ドル（約280万強）の
懸賞金を提示して、愛猫たちの保護を呼びかけています。

Facebook投稿には3ニャンではなく「4 cats」と書かれているので、
もう1匹同居にゃんこがいたのでしょうか。

本日アップされた追加投稿によるとどうやらユキちゃんという名前の
お友達のにゃんこも、火災当日、自宅の2階にいたみたいですね↓

懸賞金は、夫妻が数年間にわたって投資してきたビットコインで支払われるとのこと。
一切合切の家財をなくした上に、さらにコツコツ投資し続けたビットコインまで
愛猫探しのために差しだそうとしているパワーズ夫妻。
おふたりは、今頃どんな想いでいるのでしょう。

こんな不幸のどん底に追いやられているご夫妻から懸賞金をもらおうだなんて
普通の神経の持ち主なら、まず考えないと思うのですが、捜索願が出された
4ニャンの中には、ねこ界の世界一を極めたお猫さまが2匹も含まれています。

発見したにゃんこを自分の手元に置いておきたいとう誘惑に駆られる人もいるでしょう。
そんな邪な想いを封じるためには、やはり懸賞金は必要なのかもしれません。
それに、たとえ懸賞金目当てでも、シグナス君たちが無事に発見されれば、
夫妻にとって、こんなうれしいことはありませんから。

ねこは人間よりも環境の変化に敏感な生き物です。
4ニャン全員、ご夫妻が火災に気づいた時には、すでにどこか安全なところへ
避難済みだといいのですが。

いや、それにしても、人生いつ何が起こるかわかりませんね。
今回のニュースを見て、ねこねーさんはつくづく思いました。
今年も、あと残すところ、ひと月半。にゃんこも人間も、とりあえず
この先何事もなく、クリスマスと新年を迎えられますように。

そして、シグナス君たちも、今もどこかで元気にしていて、
1日も早く飼い主夫妻のもとへ戻れますように。心からお祈りしています。

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