雪の上にも砂の上にも、足跡は極力残さず。お猫さまたちから、歩き方の美学を学べ!

昨日から急にまた寒さが厳しくなってきましたね。今朝は我が家の1階のキッチンの室温は5℃、ケチケチ大作戦で流し台の水栓からは極力お湯を出さないようにしているので、食器を洗うときなどは指先が痛くなるほどの冷たさです。週末には、また20℃近くまで気温が上がるとのことなので、寒暖差が激しくて体調を崩さないように、みなさまもくれぐれもご自愛ください。

本日お届けするのは、日本の冬よりもさらに寒そうなカナダからの雪景色映像。こちらがご紹介したい動画のスクショなのですが、パッと見、ポーチに積もった雪の上ににゃんこの足跡が続いているだけの、なんてことはない画像なのですが…

でも、後ろ姿のお猫さまの足まわりに注目していただくと、この状況のスゴさがお分かりになるかと思います↓

足跡を残さないで歩く猫
出典:Instagram

これは、2匹のにゃんこが積もった雪の上に足跡を残した後に遅れて出てきた3匹目の歩行シーンの抜粋です。画像に映っているお猫さまは、右側につけられた足跡の上をなぞるように、すでにできている凹みの上だけを器用に歩いているのです。

そのため、3匹目のにゃんこがお庭に降り立った後も、残された足跡は2匹分のみ。あたかも完全犯罪を行なった犯人が現場に証拠を残さないための巧妙なやり口のような歩き方ニャンですよー!

実際の映像はこちら↓

どうしたらこんな器用な歩き方ができるのか。二足歩行の人間ならまだしも、四つ足を繰り出して前進するお猫さまにとっては至難の技だと思えるのに、動画のお猫さまはセクシーなモンローウォークを披露しながら、難なくクリアしています。一箇所だけ、左の前脚で「お手つき」をしてしまったのもご愛嬌ですね(笑)

この動画は「my_ragdoll_cats_21」というカナダ在住のラグドール親子の日常をテーマにしたInstagramアカウントに2月9日に投稿されたもので、これまでに35.7万近い「いいね」を獲得しています。

さらに2日ほど前には、別の方が運営するTwitterの面白動画アカウントでもシェアされて、こちらも12万「いいね」を獲得しています↓

Twitterの投稿文にも書かれているように、猫たちは英語で「direct registering」と呼ばれる特殊な歩行術が可能で、前脚と同じ位置に後脚を着地させて歩くことができるようです。そうすることで、足音も足跡も最小限にすることができ、敵から身を隠すことができるのだとか。

たしかにこの歩行方法なら、先ほどの映像のにゃんこも、前脚だけ気をつけて既存の足跡の上に着地させれば、後脚はおのずと足跡の軌跡をなぞることができます。

「direct registering」は、英語の辞書(weblio)には以下のように記載があるのですが、日本語訳が見当たらず。。直訳すると「直接記録」とか「直接登録」になるのですが、さすがにこれだと意味がわかりませんよね。

direct registering (uncountable)

  1. The practice, of cats and some other animals, of placing their hindfeet in the same place as (i.e. in the prints left by) their forefeet.

上記のTwitter投稿のコメント欄には、この歩行術のことがよくわかる別の映像がシェアされています。こちらは雪の上ではなく、砂の上を歩く白猫ちゃんの映像です。びっくりするほど優雅に一直線の足跡を残して歩いています↓

うっとりと見惚れてしまうほど美しい歩き方!前を向きながら直線の上を歩くことができるスーパーモデルみたいです!

調べてみたところ、この砂漠の上の白猫映像は、アラブ首長国連邦でたくさんの動物たちと暮らしている日本人女性「はなもも」さんが2015年にご自身のTwitterアカウントに投稿された映像でした↓

このお猫さまたちの美しい歩行術に興味をそそられた方は他にもいらっしゃるようで、Twitterのまとめ動画アカウントのコメント欄には、こんな動画もシェアされています↓

スポスポと面白いように既存の足跡の中に吸い込まれていくにゃんこの四つ脚。「ケン・ケン・パの外遊びのようにゲーム感覚で歩くことを楽しんでいるようにも見えます。

以下の映像に映っているポップコーンちゃんも、雪深くて若干わかりにくいのですが、自分がつけた足跡の上をきれいになぞって戻ってきています↓

歩き方にまでこんな素敵な秘密があったニャンて!ミステリアスなお猫さまの魅力が、また一段と深まってしまいましたね。

ちなみに冒頭でご紹介した雪の上の3ニャンの動画は、最初に飛び出していった2ニャンが父と娘、後から登場して優雅なウォーキングを披露してくれたのがママ猫です。

見返り美ニャン風のこちらのお写真に映っているのが、リアル母娘。向かって右側、お顔の模様がきれいに半分こになっているのがママ猫のアンドロメダちゃん、左側のまだら模様のお鼻の子が娘のドミノちゃんです↓

白いモフ毛のパパ猫、ペルセウス君を含むラグドール親子の日常は、こちらの動画でご確認いただけます↓

雪にも寒さにも負けず、元気いっぱいですね。さすが、カナダ在住のお猫さまたち!

ペルセウス君がダッシュしているシーンでは、気になって足元ばかりを見てしまいましたが、さすがに走っている時には、足跡が一直線になることはないのかな?

ちなみに我が家のビボーの乙女のビビ子さんは、常日頃からくねくねと揺れながら歩くモンローウォークを披露しています。今まで足の着地位置を気にしたことはなかったのですが、もしかしたら、一直線に歩くスーパーモデル歩きをしていたのかもしれませんね。

みなさまも機会があったら、愛猫ちゃんの歩き方を改めてチェックしてみてください。特に今の時期、雪が積もっている間がおすすめですよ。

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