グラミー賞受賞バイオリニストのパガニーニPV「猫のファンタジー」

by ねこねーさん · 公開済み 2018年1月23日 · 更新済み 2021年5月30日

昨日は関東地方は大雪に見舞われて大変でしたが、
みなさま、無事に帰宅できましたか？

ねこねーさんは、なんとか仕事を早めに終わらせて16時半過ぎには
帰路に着いたのですが、早く帰ったのが仇になって、
池袋駅で入場規制に引っかかってしまい、なんとか電車に乗れたと思ったら、
今度は踏切で接触事故、その後も信号機故障だの、時間調整だので
途中駅で長時間停まること数回、結局、家に着くまで4時間ほどかかり、
帰宅できたのは、いつもと同じ時間になってしまいました。。

今朝も通勤電車は1時間以上遅延しているし、
おうちのほうもベランダにある鉢植えのフェイジョアの木が、
雪の重みで幹がバキッと折れてしまったり…
今回の積雪も、結構な爪痕を残してくれました。。

昨夜4時間立ち通しで帰宅した後、庭の雪かきにも奮闘して疲れまくった
ねこねーさんを癒してくれたのが、今日ご紹介する新作ビデオです。

といっても、リアルにゃんこの萌え映像ではありません。
野良ねこたちが登場する短編アニメーションなのですが、
じつはこれ、主役はねこたちというよりも音楽。
クラシック音楽の新譜のプロモーション用につくられたPVなのです。

その新譜というのは、2016年のグラミー賞で
最優秀クラシック・インストゥルメンタル・ソロ賞を受賞したバイオリニスト、
オーガスティン・ハーデリッヒの待望のデビューアルバム
『パガニーニ：24のカプリース』。

ドイツ人の両親を持つイタリア生まれの彼は、ジュリアード音楽院で
ディプロマを取得するなど、音楽家としての順風満帆な人生を歩んでいましたが、
1999年に全身の60％にもおよぶ大やけど負う悲劇に見舞われます。
しかし、20回以上の手術とリハビリを強靭な精神で乗り越え、奇跡のカムバック！
2016年にはグラミー賞を受賞するなど、今後の活躍が期待されている
注目株なのです。

今回彼が、ねこアニメのPVを作ろうと思ったのは、カプリース第17番の
下降音階がねこの鳴き声とに似ていることを発見したから。
ねこのいる家庭で育ったオーガスティンさんは、きっとねこ好きなのでしょう。
知り合いのアニメーション作家に製作を依頼してできあがったのが、
このクラシック音楽のPVらしからぬファンタジーな秀作なのです。

前置きが長くなりましたが、動画を見るのはもう少し我慢していただいて、
まずは動画のスクリーンショットで動画のあらすじを手短にご説明！

舞台はコンサートホールがある街中。
三日月が光っているのに雪が舞い散るという不思議な情景の中を
1匹の野良ねこが歩いてきます。コンサートホールから漏れ聞こえる
バイオリンの音に聞き入るにゃんこ。

視線を上げるとそこには「オーガスティン・ハーデリッヒ」という
バイオリニストの名前が書かれたポスターが↓