【シリア発】子犬を亡くした母犬とロンリー子猫が出会ったら…
ここ数日、お猫さま史上主義のねこねーさんの浮気心をくすぐっている存在。
それが、フィギュアスケートのザギトワ選手のもとへ旅立った秋田犬、
MASARU(マサル)ちゃんですっ♪
いやぁ、もう、ザギトワ選手のぶっ飛んだネーミングセンスからして
素晴らしいのですが、実際のマサルちゃんの、
いかにもマサル然とした(なんのこっちゃ)モフモフぶりに、
ねこねーさんは完全にノックアウト!
本日発売の「週刊朝日」2018年6月8日増大号(5月29日発売、定価420円)の
表紙がマサルちゃんと知って、思わず買いに走りそうな勢いです(笑)
そういえば、今年は戌年でしたね。
ザギトワ選手もいい年にマサルちゃんをお迎えしましたね♪
「ねこねこNEWS」でも今年は、いつも以上にお犬さま関連ネタを取り上げようと
思っていたのでした。というわけで、今日は秋田犬のマサルちゃんの話から
シリアの動物保護施設へ妄想トリップ!
強い絆で結ばれた1匹の保護犬と1匹の保護猫の
凸凹コンビに焦点を当てようと思います↓
わんこの名前はアミラちゃん、子猫の名前はジュニアちゃん。
ふたりは、シリアにある動物保護施設で仲良く暮らしています。
参考にした記事よると、施設の名前は「Il Gattaro d’Aleppo」。
英語訳は「The Cat Man of Aleppo」、日本語にすると「アレッポのねこ男」です。
あれ?「アレッポのねこ男」については、「ねこねこNEWS」でも過去に
2度ほど取り上げていますよね。
そうなんです、今回の主役の2匹は、内戦が激化するシリアのアレッポで
ホームレスにゃんこたちのお世話と続ける野良ねこ界の救世主、
モハマド・アラー・アルジャジール(Mohammad Alaa Aljaleel)氏が立ち上げた
保護施設で出会ったわんにゃんなのです。
彼の活動についての過去記事はこちら↓
2016年9月29日:【シリア発】100匹以上のねこたちの命をつなぐ、アレッポのねこ男
2016年11月21日:【シリア発】アレッポのねこサンクチュアリ、空爆のため移転
彼の保護ねこサンクチュアリについては、上記の記事をお読みいただくと
お分かりかと思いますが、一時は空爆の脅威にさらされる毎日で、
保護活動を継続することもままならない状態でしたが、その後、
アルジャジール氏は無事に命をつないで、今でも現地で住む家を失った
動物たちの保護活動を続けているようです。
本日ご紹介するアミラちゃんも、路上にいるところをアラーさんに
保護されたわんこです。妊娠していることがわかったアミラちゃんは、
80匹もの保護ねこが暮らす施設の隣にアミラちゃん専用の家を建ててもらって
出産に備えておりました。
しかしながら、数週間前に出産したアミラちゃんのベビー3匹は、いずれも死産。
アミラちゃんご本犬もスタッフのみなさんもショックを受け、アミラちゃんには
寂しさをまぎらわすためのぬいぐるみが与えられました↓
そのぬいぐるみに興味を持ったのが、
これまた路上から保護された白黒モフ毛のチビにゃんこ、ジュニアちゃんです↓
ぬいぐるみが気になったジュニアちゃんは、おそるおそるアミラちゃんの元へ近寄り、
自分よりも何倍も大きなアミラちゃんの足元まで行くと、
その顔をペロペロと舐めはじめたそうです。
それから数日後、アミラちゃんには、
心の傷を癒すためのぬいぐるみがいらなくなりました。
わんにゃんの壁を越えて、チビにゃんこのジュニアちゃんが、
アミラちゃんの子ども役を引き受けたのです。
幼くして母猫と離れたジュニアちゃんも、
わんこママのことがよっぽど気に入ったのでしょう。
背中に乗って遊ぶほど、ふたりの距離は急接近したようです↓
ジュニアちゃんが背中に乗っている時のアミラちゃんは、笑っているようにも見える。
というのは、保護施設のボランティアスタッフの言葉です。
いつもぴったりそばに寄り添って、
ごはんを食べるときだって、ひとつのお皿でシェアします↓
アラーさんの施設でわんにゃんに与えられるごはんは、
以前は穀類がメインでしたが、最近はお肉が出されるようになったんですね!
雑食のわんこはともかく、にゃんこは完全肉食のミートイーターなので、
ねこねーさんは施設のみニャさんの健康状態が心配だったのですが、
これなら安心です。近頃は食糧が確保できるようになったのかな?
アラーさんは、ご自身のサンクチュアリのFacebookページも
立ち上げたようで、今では頻繁に最新情報がアップされています。
こちらは約3週間前に投稿された
アミラちゃんとジュニアちゃんについての初投稿↓
昨日の投稿でも、ふたりの仲睦まじい様子が報告されています↓
改めてFacebookのページ情報を見てみると、
「The Official Page to house of Cats Ernesto in Aleppo」と書かれているので、
施設の名前は「The Cat Man of Aleppo」ではなくて、
「アレッポの猫の家 エルネスト」が正しいのかな?
サクッと調べてみたところ、どうやら「エルネスト」というのは、
アラーさんの最初の飼い猫の名前のようです。
2017年5月14日付けの英語の記事にアラー氏が立ち上げた保護施設
「エルネストの家」の移転について書かれていますが、
その後は今の場所に落ち着いているのでしょうか?
前回「ねこねこNEWS」で取り上げてから時間が経ってしまったので、
時間があるときにFacebookの記事を遡って、その後の経緯も探ってみたいなぁ。
施設のFacebookページはこちら↓
Facebook:Alaa and house of Cats Ernesto in Aleppo
この先も、シリアの地に暮らすアミラちゃんとジュニアちゃんの
わんにゃん親子のしあわせが末長く続くといいですね。
アレッポのわんにゃんたちにも、猫神さま&犬神さまのご加護がありますように!
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