【中国発】ガス爆発で飼い主と家を失った白猫、Enongちゃん

先日の大阪地震で逃亡した飼い猫ちゃんたちのことが
引き続き、気になっているねこねーさんなのですが、
にゃんこは基本的に住み慣れたおうちが好きな生き物。

まだ愛猫ちゃんが行方不明の場合は、
家の中の物陰や家の近所に潜んでいる可能性も低くないはずなので、
まずは身近なところから注意深く探してみてください。

ちなみに8年前の真冬のベランダから姿を消した我が家のルビちゃんの場合、
遠くまで行っていないと信じて、ガーデンデッキの下に簡易トイレとカリカリを設置。
毎晩出没していることを確認して待ち伏せすることを決意し、
深夜の張り込みの末に失踪10日後に保護しました。

本日ご紹介する中国の飼い猫ちゃんも、逃亡後におうちまで戻ってきたにゃんこです。
しかし、帰って来たおうちには、飼い主さんの姿も
見慣れたお部屋もありませんでした。住み慣れたアパートは、
ガス爆発で見るも無残な状態になっていたのでした。

こちらは、爆発が起きたアパートの窓枠で飼い主さんの帰りを待つその子の様子です↓

Photo：Daily Mail

この白猫ちゃんがアパートのバルコニーで目撃されたのは、爆発から4日後。
どうやらこの子は、このアパートの7階に暮らしていた21歳の男性の飼い猫で、
飼い主さんは爆発時にビルから飛び降りて、帰らぬ人になってしまった可能性が
高いのだとか。

空っぽになってしまった部屋の中を見つめて飼い主さんの帰りを待ち続ける
白猫ちゃんの様子はSNSで拡散され、中国の方々の涙を誘いました。
そしてその結果、心ある人により、にゃんこは無事に保護されることになりました。

地元の野良ねこ保護施設に保護されて「Enong」と名付けられたその子は、
ガス爆発で鼻と4本の脚にやけどを負っていたそうです。
真っ白だったはずのモフ毛も、高熱の影響をうけて黄色く変色し、
全身汚れまくっておりました↓

Photo：Daily Mail

中国の動画サイトにアップされた映像には、
保護された当初のEnongちゃんの様子が収められています↓

Photo：Daily Mail

Enongちゃんの健康診断をした獣医さんによると、
やけどを負っただけでなく、脱水症状と杯感染症も患っているとのこと。
まさに九死に一生を得た感じなのでしょう。

Photo：Daily Mail

幸いにも命に別状があるほどの症状ではないようで、
健康状態は回復してきているようです。
十分に元気になったら、お風呂にも入れてあげたいですね。

Photo：Daily Mail

今回のガス爆発は16人の負傷者が出るほどの大きなものだった模様。
参考にした記事によると、Enongちゃんの飼い主さんは亡くなられたような書き方が
されている一方で、安否は不明とも読み取れてます。

でも、7階から飛び降りたことが事実だとすると、人間の場合は
まず生きていられないでしょう。Enongちゃんはその時、
飼い主さんといっしょに飛び降りたのか、自力で飛び降りたのかは不明ですが、
とにかく、生きていられてよかったですね！

中国語になりますが、Enongちゃんについて報じられた動画はこちらです↓
再生されない場合は、その下の関連記事のリンク先でご覧ください。

関連記事はこちら↓
Daily Mail（6月19日）：Loyal cat misses its dead owner so much it keeps guarding their home destroyed by a gas explosion

飼い主さんとの別れは悲しいけれど、命をつないだEnongちゃんには
この先、優しい里親さんとの出会いが待っています。

つらい想いをした後ですからね、心の傷も癒してくれるような
愛情深い人のおうちの子になれるといいなぁ。
ねこ神さま、素敵なご縁をどうぞよろしくお願いいたします！

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