50年代の希少ねこ本！ルースブン・トッドの「宇宙ねこ」シリーズ

by ねこねーさん · 公開済み 2020年9月12日 · 更新済み 2021年5月29日

暑さも控えめで庭仕事にぴったりな土曜日♪と思っていたら、
雨が降ってきてしまいましたね。。さすがにこれでは、草むしりをするわけにも
いかないので、今日は仕方なく、今週中に終わらせたかった本業のお仕事を
片付けることにしますかねぇ。

やっと仕事の手が空いてきたと思って油断していたら、またもや時間をとられる
案件が息を吹き返してしまい、週末に作業を進めておかないと
来週ヤバい事態に陥りそうな感じなんですよねえ。。

気が乗らないお仕事に取り掛かる前に、まずはブログ更新で、
お猫さま欲求を満たしておきたいと思います。

今回ご紹介するのは、絵本・児童書好きのねこねーさん垂涎の
マニアックな希少本ネタです♪

いつもどおり、海外サイトでねこネタ探しをしていたら、
こんな素敵な表紙のにゃんこ本について取り上げている記事を発見！↓

Space Cat (1952)

出典：Tor.com

なんだ、この宇宙服姿のお猫さまはっ！！！

SFネタ専門サイトのその記事によると、
この本の著者は、スコットランド出身の詩人、
ルースブン・トッド（Ruthven Todd）。

Wikipedia（英語）によると、文学好きの方にはおなじみの英国を代表する詩人、
ウィリアムブレイクの作品の編集者を勤めた方で、印刷技術の専門家でもあったとか。

1940年代には、「R.T.キャンベル」という仮名で探偵小説を執筆し、
1950年代には、子供向けの小説も書いた、と説明されています。

1950年代に書かれた子供向けの小説っていうのが、
この「Space Cat」シリーズみたいですね。

1952年に出版された上記の「Space Cat」のほかにも、
以下の3冊が続編として出版されているようです↓

Space Cat Visits Venus (1955)

出典：Tor.com

Space Cat Meets Mars (1957)

出典：Tor.com

Space Cat and the Kittens (1958)

出典：Tor.com

金星に行ったり、火星に行ったり、子猫たちと宇宙遊泳を楽しんだり、
表紙のイラストを見るだけでも、楽しそうな宇宙冒険の様子が伝わってきます。

参考にした記事には、それぞれの本の詳しいあらすじが書かれているので、
気になる方は、後ほどリンクする記事の英文をグーグル先生に
訳してもらうなどして、理解を深めていただきたいのですが、
1冊目の「Space Cat」のあらすじによると、この主役にゃんこの名前は
「フライボール（Flyball）」というみたいです。

人間の不注意により、タクシーと飛行機を乗り継ぎ、その後、いっしょに宇宙へ
旅立つことになるフレッド・ストーンという名前のキャプテンと出会う主役にゃんこ。
彼のことを「フライボール」と名付けたのも、このキャプテンです。

キャプテンといっしょに軍事基地を訪れたフライボールは、
人類初の月旅行に同行することになり、宇宙猫としてのデビューを飾るのでした。

お話の内容にも興味をそそられますが、絵本コレクターのねこねーさん的には、
やはりこの4冊の表紙の素晴らしさに目が釘付けです↓

出典：Tor.com