【追悼】絵本作家エリック・カール氏 『ぼくのねこ みなかった?』

明日から6月ということで、「ねこねこNEWS」の新ドメインでの営業再開にむけて
この週末もせっせと過去記事の移転作業に取り組んでいたねこねーさんです。
みなさま、いかがお過ごしですか?

とりあえず、旧ブログと新ブログの記事番号をそろえないと、
記事ごとのリダイレクトをかけられないようなので、中身の整理は後回しにして
ページ毎に設定したURLの書き換えに取り組んでいたのですが、
1記事の書き換えに10秒費やしたとしても、1年分で1時間。
10年分で10時間かかるという、超絶面倒くさい単純作業で、
気が遠くなりながらも、なんとか完了!我ながら、よく頑張りました(笑)

あとは、転送用のコードの書き換えを実行して、無事にリダイレクトされば、
明日から新ブログでの営業再開となります。

なので、本日のこの記事が、FC2ブログからお送りする最後の記事となる予定。
ラスト1本は、萌え猫大放出の大盤振る舞いの記事にしたかったのですが、
どうしても取り上げておきたいニュースがありまして。

それが先日メディアでも報じられた世界的な絵本作家、エリック・カール氏の
訃報です。こちらは、カールさんの日本の公式サイトによるSNS投稿です↓

ねこねーさんは、以前、銀座の百貨店で行われた「エリック・カール展」を
観に行った時に「ねこねこNEWS」に特集記事をアップしたように
記憶していたのですが、過去記事の検索をかけてもヒットせず。
どうやら展覧会が開催されたのは、ブログ立ち上げ前のことだったようです。
物販コーナーでポスターを買った記憶が色濃いので、
てっきり数年前の出来事のように思っていました。

こちらは、本国アメリカの公式サイトからの悲しいお知らせを伝える投稿です。
今月23日に91歳で天国へ旅立たれたカールさんは、ご自身が手掛ける絵本の
雰囲気そのまんまの、やさしいお顔の素敵な紳士でした↓


誰もが知ってる名作中の名作『はらぺこあおむし』のほかにも、
たくさんの絵本作品を残したエリック・カールさん。

ねこねーさんが、カールさんの追悼特集を「ねこねこNEWS」にアップしなければ!
と思ったのは、その中ににゃんこが主役の絵本があったからです。

とっくの昔にご紹介済みだと思っていたその絵本が、こちら↓

Have you seen my cat? Eric Carle
出典:Amazon

原作タイトルは「Have you seen my cat?」
日本語版では「ぼくのねこ みなかった?」と訳されています。

男の子がいなくなってしまった自分の家のねこを探して、
いろんな人に声をかけるという、じつにシンプルなストーリーなのですが、
その道中にさまざまな種類のワイルドにゃんこたちが登場し、カールさんのすてきな
コラージュを見ながら、ねこ族の種類を学べるように構成されています。

日本のAmazonでも販売されているのですが、
「試し読み」に表示されるのは英語バージョンの画像のようですね↓


   ぼくのねこ
   みなかった?

    エリック カール (著)
    大附 瑞枝 (翻訳)

    偕成社 (1991/12/1)
  [単行本]

(画像をクリックすると、AmazonのHPで詳細説明をご覧いただけます)

英語バージョンについては、
YouTubeに読み聞かせ動画もアップされています↓

男の子は、こんなワイルドにゃんこがいる場所まで、いったいどうやって
探しに行けたんだ?というツッコミどころ満載なのですが、
(あと、最後に登場する愛猫ちゃんが子猫を産みまくっていたところもビックリ!)
個人的には、英語版のペルシャ猫の発音(パージャン)が新鮮でした。

最後は、カールさんご本人による『はらぺこあおむし』の読み聞かせ動画を
ご紹介して、偉大な絵本作家の追悼記事とさせていただきたいと思います↓

天国のエリック・カールさんにメッセージを送ることができるゲストブックも、
公式サイト経由で公開されています。
日本語でメッセージを寄せられている方もいらっしゃるようですね↓

日本の公式サイトには、グッズ紹介のほか、
出版社などの関連リンクも表示されています。

ねこねーさんは、何年も前に見た偕成社のスペシャルサイトに掲載されている
「おしえて!カールさん」のQ&Aコーナーが大好きだったので、現在もそのまま
読めるようになっていて、とてもうれしく思いました。

公式サイトエリック・カールの世界

心温まるすてきな絵本作品をたくさん残してくれたエリック・カールさん。
本当にどうもありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

関連記事はこちら↓
美術展ナビ(5月27日):【追悼】在りし日のエリック・カールさん、心温まるファンとのふれあい 2017年4月の世田谷美術館

FC2ブログの最後の記事で、こんなにしんみりしてしまったいいのだろうか、
と思うものの、じつは昨日、せっせと過去記事のURLの書き換えをしながら、
しばしば追悼記事のタイトルを目にして、この10年の間に、ほんとにたくさんの
有名にゃんこや有名人の方がお空の上にお引っ越ししてしまったんだなぁと、
しみじみしていたのでした。

新しいサイトでは、できるだけ追悼記事は少なくて済むように願いつつ、
それでも、大好きな人たちやお猫さまたちがお星さまになられた時には、
これからもいち早く気持ちのこもった記事をアップしてお見送りしたいと
心に誓ったねこねーさんなのでした。

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