ポッサムおじさん
劇団四季のミュージカル『キャッツ』8000回公演達成!のニュースに続いて、
今回は、その原作本を取り上げちゃいます。
はい、ルビアンちゃん、ご紹介して♪
あら、ルビちゃんには不評。。。
それじゃあ、アンチョ先生にでも読んでもらいましょうか。
この味のあるイラストがたまらない肌色の本は、
ねこねーさんがアンチョビーとロンドン暮らしをしていた時に
地元のチャリティショップでゲットしたものです。
単純に「イラストがかわいいなぁ」「T.S.エリオットなんだ、ふーん」
と思って買った代物で、そのときは、あのミュージカル『キャッツ』の原作本だなんて
ちっとも知らないでいました。
もともと図書館の所蔵本だったものが、売りに出された本なので相当古く、
Faber&Faber社のセカンド・エディションのリプリントみたいです。
この本の何がすてきかと言うと、
ミュージカルの原作になったオリジナルの詩も、もちろん、そうなんですが、
やっぱり表紙のイラストが良いのです。
じつはコレ、エリオット自身が描いた絵みたいなんですよ。
はしごを上っていくにゃんこたちが、いい感じ♪
ちなみに、OLD POSSUM(ポッサムおじさん)というのは、
T.S.エリオットのあだ名です。
裏表紙のほうは、おじさんと紳士が手に手を取って
ローラースケートをしているという、微笑ましいイラストです。
残念ながら、中身のほうは英語詩オンリーで
挿絵はないのですが、でも、ちょっとしたお宝本でしょう?
現在、入手可能な主な本は、こんな感じになっています↓
(本の表紙をクリックすると、AmazonのHPで大きい画像と詳細説明がご覧いただけます)
最近のバージョンも、作家本人のお手製イラストに負けず劣らず、
表紙イラストが素晴らしいですよね。
豪華なイラストレーター陣は、上段から順番に、
Nicholas Bentley 英国のイラストレーター
このT.S.エリオットの本の猫イラストが、彼の代表作です。
Edward Gorey アメリカの絵本作家
シニカルな作風とオシャレでシュールなイラストは、日本にもファンが多いはず。
ゴーリー・バージョンの日本語版ってないのかしら?
Axel Scheffler 英国のイラストレーター
絵本『The Gruffalo』(邦題『もりでいちばんつよいのは?』)を
手掛けた英国の現役人気作家です。
ねこねーさんは、別の本のサイン本を持ってまーす♪
いま気づいたのですが、Axel Schefflerの表紙イラスト、
日本語版と英語版で微妙に絵が違うんですね!
「間違い探し」ゲームにでも使えそう(笑)