祝「世界猫の日」!再注目の猫エッセイでお猫さまを愛でよう!新装丁の稲葉真弓『ミーのいない朝』

全世界のにゃんこのみニャさん、遅い時間になってしまいましたが、「世界猫の日」おめでとうございます!

今日8月8日は、お猫さまの記念日ですからね、さぼりまくりにも程がある「ねこねこNEWS」ですが、今日だけはなんとしてでもブログを更新せねばっ!と朝から意気込んでいたわけですが、午前中に画像やらリンクやらの下準備をしたものの、本文の執筆に着手できないまま、整形外科のリハビリ時間になってしまい…結局、改めてブログに向き合えたのは22時過ぎ。うっかり夕食後に寝落ちでもしたら、危うく日付が変わるところでしたが、なんとか間に合うかな?

五十肩のリハビリ前の待合室で「世界猫の日」のX投稿をスマホで調べてみたのですが、あらやだ、ビックリ!2月22日の日本の「猫の日」並みに、巷のねこ好きさんやねこ推し企業の投稿が大盛況!

真夏の「猫の日」、いつのまにか、日本でもメジャーになりましたよね。「ねこねこNEWS」がこの記念日に注目していた遥か彼方昔には、こんな盛り上がりは想像できませんでした(遠い目)

が、しかし!ここで、しみじみしてしまっては、ねこねーさんの名が廃る!ここはひとつ、「ねこねこNEWS」らしいニュースをセレクトして、ブログを更新しなくては!ということで、あえて王道路線のお祝いネタではなく、マニアック系の「ねこほん」カテゴリーで攻めてみたいと思います。

本日ご紹介するのは、ねこ検定・上級を最速でパスしているねこねーさんも知らないでいた珠玉の愛猫エッセイ、稲葉真弓さんの『ミーのいない朝』です。

ちょうど一昨日、河出書房新社から新装丁の最新刊が発売されたばかりニャのです!

稲葉真弓『ミーのいない朝』
出典:PR Times

文庫本の帯に燦然と輝くのは「世界各国でベストセラー!」のパワーワード。じつは、この26年前に発行された本が近年、海の向こうで大注目されているのです。

詳細は、後ほどリンクするプレスリリースでご確認いただきたいのですが、2014年に刊行されたフランス版(左)は累計4万部を超える異例のヒット!そして、2024年10月に刊行されたイギリス版(中央)、2025年2月刊行のアメリカ版(右)も話題となり、各国の書評でも大絶賛!

稲葉真弓『ミーのいない朝』
出典:PR Times
稲葉真弓『ミーのいない朝』
出典:PR Times
稲葉真弓『ミーのいない朝』
出典:PR Times

ええーっ!そんなに素晴らしいお猫さま本が、なぜに日本でそれほど取り上げられることがなく、今まできてしまったの?ってか、知らないでいたのは、ねこねーさんだけ??

と、猫おたくマインドの盲点に猫パンチの連打をくらったような感覚に陥りまして、あわてて地元の図書館のホームページで『ミーのいない朝』を検索。2冊あった蔵書のうちの文庫のほうは、どなたかに貸し出し中だったため、1999年に発売された単行本を予約してみました。

1冊貸出中だったということは、やはり知る人ぞ知るって感じの名著なのでしょう。近年はすっかり錆びついておりますが、感度のいいお猫さまネタのアンテナを365日、長年張り巡らせていたねこねーさんの視界に今まで入ってこなかったのが、不思議でなりません。

地元の図書館にもあった古いバージョンの文庫本の表紙がこちら。ふくふくとして愛らしい三毛猫ちゃんのお写真は、稲葉真弓さんの実際の愛猫、ミーちゃんです↓

稲葉真弓『ミーのいない朝』
出典:PR Times

本の内容はというと…お猫さまと暮らしたことがある方なら、タイトルから容易に想像できると思います。実際のエッセイについては、ねこねーさんもまだ未読なので、プレスリリースに記載されていた説明文を、まるっと以下にコピペさせていただきますね:

1970年代、東京の片隅で出会った作家と一匹の子猫。作家はいつしか子猫を”ミー”と呼ぶようになり、ともに暮らしはじめます。本書はそれから20年間、精神的に深く繋がり続ける一人と一匹の記録であり、劇的に変貌していく東京の記録でもあります。暮らしが長くなるにつれて人間と動物の関係性を超えた敬愛に満ちていき、最後は涙なしに読み進められない別れを迎えます。

作者の稲葉真弓さんもすでに11年前に他界されていて、今は虹の橋の向こうの愛猫ミーちゃんのもとへ。プレスリリースには、生前のおふたりのお写真も添えられていました。稲葉さんご自身も、お猫さまのようなミステリアスな雰囲気のあるお方ですね↓

稲葉真弓『ミーのいない朝』
出典:PR Times

新たに刊行された河出文庫の表紙は、リアルなミーちゃんのお写真ではなく、ほんわかタッチの三毛猫ちゃんイラストです。断捨離モードのねこねーさんは、図書館で手を打ってしまいましたが、お猫さま本コレクターの方は、ぜひ、この素敵な表紙の1冊を本屋さんで手に取ってみてください。

Amazonのリンクも貼っておきますね↓

稲葉真弓『ミーのいない朝』

ミーのいない朝

愛する猫との二十年 (河出文庫 い 9-4) 

稲葉 真弓 (著)

河出書房新社 (2025/8/6)

[文庫]

(画像をクリックすると、AmazonのHPで詳細説明をご覧いただけます)

「世界猫の日」のお祝いイベントとして、はたまた夏休みの課題図書として、お猫さま愛にあふれた世界のベストセラーとじっくり向き合ってみてはいかが?

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