ネコを描き続けた英イラストレーターをベネディクト・カンバーバッチが熱演!映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』12月1日(木)公開

秋の気配が色濃くなってきた今日このごろ、ねこねーさんちの庭ではいつのまにかセミの声が秋の虫の大合唱へと変わりました。彼岸花も散ってしまいましたねぇ。

今週末はひさびさに秋晴れのお天気に恵まれるようですね。新型コロナの感染者数も落ち着いてきているし、外出を検討されている方も多そうです。個人的には、在宅勤務をするようになってから縁遠くなってしまった映画館にでも行きたい衝動にかられています。

映画といえば、ねこねーさんが数年前からひそかに注目していたお猫さま関連の新作映画がこの冬、日本で上映されます。ベネディクト・カンバーバッチさんが主演する映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』です。

映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』
出典:シネマカフェ

ルイス・ウェインは、19世紀末から20世紀にかけて英国で活躍した挿絵画家です。日本での知名度はイマイチかもしれませんが、さまざまなシチュエーションで描かれる擬人化されたにゃんこのイラストは、ねこ好きさんなら一度は目にしたことがあるんじゃないかなぁ。

ねこねーさんは、ロンドン留学中に彼の絵に魅了され、英国で出版された画集も持っているし、ネットオークションで購入した古い書籍の挿絵4、5点と当時のものと思われるカラー印刷の古いポストカードも1枚も持っています。

在宅勤務に利用しているパソコン部屋と2階のトイレに飾ってあるので、ルイス・ウェインの絵を見ない日は、1日たりともありません。

「ねこねこNEWS」のブログ記事を書き始めてから、過去に何度もルイス・ウェインについて取り上げようと考えたことがあるのですが、精神病を患った晩年の彼の画風の変貌ぶりは、なかなかのビジュアルショックで、個人的にそれがちょっとしたトラウマになっていて、今まで記事としてまとめる気力が湧いてこなかったのです。

ルイス・ウェインの名前でインターネット検索をすると、彼の全盛期に描かれた愛らしく擬人化されたねこたちのイラストよりも、晩年に精神病院で描いた統合失調症患者の作例として取り上げられている幾何学的でサイケデリックな…というよりも、かなりホラーめいた不気味さのあるねこの絵のほうがヒットすることが多く、彼の心の闇の深さというか、そんな精神状態になってまでも心の中はねこだらけというお猫さまパワーの強さというか、いろいろと胸に迫るものがありまして、記事化するのをためらっていたわけです。

映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』
出典:シネマカフェ

そうこうするうちに、ねこねーさんも大好きな英国人俳優、ベネディクト・カンバーバッチさんがルイス・ウェインを演じる映画が撮影されるという情報が英国メディアで報じられたじゃあーりませんか!その朗報に気づいたのは、数年前に「ねこねこNEWS」のねこネタ探しをしていた時のこと。

でもさすがに、日本のみなさまにお伝えするのは時期尚早と思い、そのときはご紹介したい気持ちを抑えてグッと我慢。で、我慢し続けているうちに、本国での公開もとっとと終わり、いつのまにか日本公開用の予告編がリリースされてしまったのでした(笑)

映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』
出典:シネマカフェ

ただ、この映画は、猫を描き続けた画家としてのルイス・ウェインの人生を描いているというよりも、どちらかというと彼と彼の10歳年上の妻エミリー(女優のクレア・フォイさんが演じています)との関係のほうが脚本の軸になっている感じなのかな?

Wikipediaの説明などを読む限りでは、奥様はウェインと結婚してから3年ほどで乳がんが原因で亡くなってしまっているので、人気イラストレーターとして大活躍する彼のその後の人生にそこまで大きな影響を与えたとは思っていなかったんですよね。

なので、ねこねーさんは勝手に、面白おかしいねこたちの絵を描いて成功を収めたルイス・ウェインが、歳を重ねるごとにどんどん偏屈になって、妹たちや世の中の人たちから変人扱いされて心の闇をますます深くし、最後は精神病院で幻影を見ながら悪魔に取り憑かれたようなねこの絵を描き続けるという、どんより暗くて気が滅入るホラーチックな映画、つまり、ねこねーさんの好きなタイプの映画(笑)になることを期待していたのですが、なんだか違うようです。

映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』
出典:シネマカフェ

最近公開されたばかりの予告編を見ても、若い頃のルイス・ウェイン夫妻に焦点を当てた愛の物語っぽいですよね。晩年の映像も含まれている模様ですが、回想録っぽい扱いで若い頃の話がメインになるのかな?

まずは、30秒の予告篇のショート版からご覧ください↓

そして、こちらが1分20秒のロングバージョン↓

全体的にハートウォーミング的なトーンで仕上げられた作品のようですね。

ルイス・ウェインの伝記や解説書を詳しく読んだわけでもないので、ねこねーさんは勝手に、自分の耳を切り落としてしまった画家、ゴッホのイメージを重ねていました。ちなみに、ベネディクト・カンバーバッチさんは過去にゴッホの役も演じていましたよね。繊細な役柄のイメージがマッチする役者さんなのかな?

もしかすると、『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』を見ると、今までねこねーさんが感じ続けていたルイス・ウェインについてのトラウマも緩和されるかもしれません。

うん、でも、やっぱり、映画はともかく、晩年の彼の絵は、夢に出てきそうなほどマッドで怖いのですが(苦笑)

日本公開に向けてすでに映画の公式サイトも立ち上げられています。サイト内容が充実してくるのはこれからかな?今のところ、上映劇場数も少なめなので、もう少し数を増やしてほしいですね。

公式サイト映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』

前売り券の特典やグッズ販売も期待しているのですが、それほど大きなプロモーションは行われないのかなぁ?今後も映画公開にあたって何か動きがあったら、ご紹介したいと思います。

ちなみに、ルイス・ウェインは、お猫さまのイラストだけでなく、フクロウ&ミミズクのイラストも最高です!我が家のトイレに飾ってあるフクロウたちのイラストは、もう何年も毎日何度も眺めているのに、いっこうに飽きないどころか、見るたびに新たらしい発見があるくらい。

あまりに好き過ぎて、同じイラスト(古い雑誌の見開き)を追加でゲットしてしまったような。。追加の1枚をどこに保管しているのか忘れてしまったので、週末にでも探してみようっと!

機会があれば、我が家のルイス・ウェイン作品も、そのうちブログでご紹介しますね。

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