【ねこねーさん雑記】 骨折リポート! 左手首の負傷当日からギプスが外れるまで全記録

本日は8月8日、「世界猫の日(International Cat Day)」ですね。 全世界のにゃんこの皆さま、おめでとうございます!

と、いつもどおりの「ねこねこNEWS」っぽく始めてしまいましたが、今日のブログは前回の投稿でスタートさせてみた、ねこねーさんの備忘録的な雑記シリーズの2回目です。初回投稿から3週間も経っちゃいましたねー(苦笑)

ほんとはあの後、 短めの内容でちょいちょい更新する予定だったのですが、例の如く、仕事が忙しくなってしまいまして。2週に1度の抗がん剤治療の通院を続けながら、ほぼいつも通りの稼働量で働いていたところに降って湧いた骨折ハプニング。大学病院への通院に加え、地元の整形外科への通院も1日おきにプラスされて、終業時間は後ろ倒しに。

平日は22時時近くまで残業する日々が続き、週末は4クール目の白血球を増やす注射の副作用でダウン。猛暑の影響もあり、注射をしていない週末も低調気味で、遅れて出てきた副作用なのか腰が痛かったり、骨折していないほうの右腕も点滴のせいで血管痛が増してきたり、低血圧続きでいまいち調子が悪く、グダグダ過ごしてしまったのでした。

先週の月曜日に左腕のギプスが外れたので、できればその前か後に骨折リポートをお届けしたかったのですが、ギプスを外した後が予想以上に激痛で。「大丈夫なのか、これ?」と、ポジティブ思考のねこねーさんの顔がめずらしく青ざめたほどです。

「ギプスさえ取れれば、あとはどうにでもなる!」と信じて疑わず、 外す前の晩には血圧70台だというのに小躍りしたい気分でウキウキしていたくらいです。ですが、ですが。正直、骨折をなめていました。肘までがっちり固めたギプスを外した後の、翼が生えたかのような左腕の自由を思い描いていたねこねーさんを待ち受けていたのは、無情なまでの絶望感。痛い、痛すぎる。。しかも、患部だけでなく、あっちも、こっちも!

ゴールを直前にしてふりだしに戻ってしまったかのような気持ちに見舞われながら、先の長いリハビリ期間に突入したのでした。

そんなわけで本日のブログも、痛む左手首をかばいながらの音声入力でお届けします(笑)写真もあったほうがわかりやすいかなぁと思ったので、通常の猫ネタ投稿並みに画像も多めです。骨折当日から時系列でリポートしますね。

まずは、かつてないほどの激痛と腫れ上がった左手首の変貌ぶりに「 やっちまった感」 満載だった負傷当日の画像から。 ねこねーさんのお膝の上で上機嫌だったトトちんも特別出演!↓

骨折当日の左手首

ご覧のとおり、尋常じゃない腫れ具合は一目瞭然。 ケガのヤバさは痛みとしても体感していたので、 取り急ぎ、ジップ付きのフリーザーバッグに氷を入れて患部をアイシング。スマホでググると、心臓より高い位置に患部を持ち上げておいたほうがむくみを防止できるとのことだったので、可能な限り腕を上げていました。

なんでこんなことになってしまったのかと言うと、この日は日曜日だったので、いつものように庭仕事に奮闘していたんですよね。日も暮れてきたので、これだけやって終わりにしようと思って着手したのが、門の近くの笹の群生から伸びていたタケノコの剪定。 根元からではなく、先端の伸びすぎた部分だけカットしたくて、庭石に登ったのが間違いでした。

こちらが、庭石から落ちて左腕を強打した負傷現場です↓

骨折現場(庭仕事中に庭石から転落)

庭石というと、たいした大きさではないと思われがちですが、それなりにデカくて石と言うより岩ですね。 しかも、上の部分が平らではないのです。 後になって思い出しましたが、ねこねーさんは、過去にもこの庭石から、まったく同じ状況で落っこちたことがあったような。。 学習能力ゼロですね(苦笑)頭部強打や、手にしていた剪定バサミで大ケガを負う恐れもあったのに、そこまでの大事に至らなかったのは、不幸中の幸。いや、骨折もそれなりにオオゴトですけどね。猛省しています。。

この週は、金曜日に白血球を増やす注射をしてダウン。土曜日もまるまる使い物にならないレベルに体調が悪く、元気になった3日目の日曜日に庭に飛び出して起こったハプニングでした。 もし、日曜日も元気がなくて家の中で映画でも見ていれば、こんなことにはならなかったのに。 もし、庭石に登らずに、長枝切りバサミで剪定しようとしていたら。もし、伸びたタケノコを先端部分ではなく、根本から剪定していたら。

たられば妄想は尽きませんが、起きてしまったものはもう仕方ない。今は、この尋常じゃないレベルに腫れ上がった左腕を、一刻も早くお医者様に見ていただかなくては!

と思って、地元の整形外科を検索してみたところ、意外や意外、コロナ禍になって在宅勤務にをするようになってから、花粉症の薬をもらいに行っていた最寄りのクリニックが、実は評判の良い整形外科でした。あらやだ、全然知らなかった(笑)

開院時間前から入口前に列ができていることは知っていたため、 翌朝の月曜日、クリニックが開く45分前に「早すぎるかなー」と思いながら行ってみたところ、既に常連さんらしきシニア勢が6、7人並んでいてビックリ! でも、早めに行ったのは大正解でした。結局その日は、 開院後3時間半もクリニックにいて、帰宅できたのはお昼ごろでしたから。

レントゲンとCTを撮影した後の院長先生の診断結果は、思った通り骨折。 「画像を見ただけじゃよくわからないと思うけど」 と言いながら、左手首の橈骨が折れていると告げられました。 プリントアウトして渡された画像がこちら。赤い点線の部分が折れているとのことでしたが、 モニターに映し出された画像を見ても、どこがどう折れているのか、さっぱりわかりませんでした。

骨折患部の画像

ねこねーさんが「やっぱり、折れていたんだ!」と視覚的に納得したのは、 初診から1ヵ月後。ギプスを外したリハビリ初日に理学療法士の先生が、専門書の解説図や初診時に撮影したデジタル画像を見せてくれて詳しい説明を受けたときです。 どうやら、関節部分の骨が折れてしまったようで、単なる橈骨骨折よりも治りが遅いとのこと。 てか、院長先生!初診時にもう少しわかりやすい説明ができたじゃん!ポッキリ折れてるのがわかる画像があるなら、そっちを見せてほしかったなぁ。。

「こんな折れているんだかよくわからない骨折で、なんでこんなに痛いんだろう」と思いながら、 ギブスをはめてもらうために物理療法室に移動したねこねーさんは、この後、過去イチレベルに痛いめに遭うことになります。

「折れている部分がめり込んでいるので、 ギプスをはめる前に引っ張りましょう!」と言われ、理学療法士の先生2人がかりで手首を引っ張られたときの、痛いことったら、もうっ! あの時の痛みは、しっかりと、ねこねーさんのトラウマリストに刻まれました(涙)

そして、手の甲から手首までがっつりギプスで固められ、三角巾着用という、絵に描いたようなケガ人ルックで帰宅した自分にウケまくり、 玄関先ですかさず撮影した自撮りがこちら↓

整形外科の初診から帰宅後、すぐに撮影した写真

この日から、ねこねーさんの片腕ライフが始まるわけですが、 いちばん最初に気になったのが、 真っ白すぎる三角巾。どう考えても、食事の際に汚しそうと思い、すぐさまネットで代用品を検索しました。アームスリングとかアームホルダーとか呼ばれているやつです。

これが、おそらく今年のベストバイ。 内側にポケットが付いていて、通院時の診察券や保険証、クレジットカードも入れられます。小さなポーチにそれらのカード類をいれて、紐で吊り具の部分にくくりつけておけば落っことする心配もないし、最高に便利でした。

整形外科だけでなく、抗がん剤治療で都内の大学病院にも通院しなくてはならないため、片腕でお財布の出し入れをするのはもたつきそうだし、どうしようかなぁと思っていたのですが、このアームホルダーで一挙解決。 スマホやハンドタオルはもちろん、入れようと思えば、折りたたみの日傘まで入るという、まさに 4次元ポケット並みの素晴らしい活躍をしてくれたのでした。

同様のアイテムをお探しの方のために、ねこねーさんが購入した商品のリンクを貼っておきますね。 整形外科の先生たちや大学病院のスタッフさんたちにも大好評でした↓

BraceUP アームスリング アームホルダー 三角巾 さんかくきん 大人 腕つり 腕吊り 固定バンド ブラック ショルダースリング 左右対応

(画像をクリックすると、AmazonのHPで詳細説明をご覧いただけます)

三角巾からアームホルダーに付け替えたねこねーさんの自撮り写真がこちら。 さりげなく、 抗がん剤の副作用によるハゲ頭も大公開(笑)↓

三角巾の代わりに購入したアームスリングをつけての自撮り

脱毛については、皆さま気になるトピックだと思いますので、 また日を改めて詳細リポートさせていただきますね。

頭はハゲてるし、過去最軽量に痩せているし、左腕は骨折しているし、見た目の印象がマニアックなSFキャラっぽくなっている自分の姿を見て、これは絶好の自撮りチャンス! と、謎にテンションが上がってしまったのは、ねこねーさんだけでしょうか?

さらにこの先、右胸全摘も追加される予定だし、何なら手術後に骨折したほうが、マニア垂涎のフィギアみたいになって、かっこよかったのではないか、何なら眼帯も追加したい!と思ってしまったほどです(笑)ギプスを外す前に、脱衣所の鏡の前で大自撮り大会を行ったのは言うまでもありません。

ご参考までに、ギプスの様子が分かるアームホルダーなしで撮影した別日の写真も載っけておきますね。こちらは、在宅時に愛用しているケア帽子姿です。 最近は暑いので、ハゲ頭全開で過ごしていることも多いのですが、 そのあたりのことについても、また別途お伝えしたいと思います↓

ギプスとケア帽子姿の自撮り

左腕は指先だけはかろうじて動くものの、 肘が固定されているので、指の角度を下に向けることができません。そのため、まな板の上の野菜を押さえるのも一苦労。トングを使ったり、カット野菜を利用したりして、料理も工夫が必要でした。ことさら大ピンチと思っていた仕事のパソコン入力も、音声入力を駆使して事なきを得て、ひと安心。両手を使わなければならない重い物の持ち運びはもちろんできませんが、それ以外のことは大抵どうにかなりました。

地味に困ったのが、右手だけでの皿洗いとシャワーを浴びるときに右腕が洗えないこと。はじめのうちは鎮痛剤も処方されたので、ギプス固定後は、痛みを感じることもほぼありませんでした。オウム部屋のオウムが脱走した時も、イキりまくる凶暴オウムを前に、なんとか片手で対処できましたから。右手しか使えなかったので水替え時にダイヤル式の鍵をつけるのが面倒くさくて、一瞬だから大丈夫かと思ってそのままにしておいたら、案の定、外に出て来ちゃったんですよね。あのときは一瞬、真面目に焦りました(苦笑)

カゴごと持ち上げて底を外さなくてはならない一番大きなオウムかごの掃除も、カゴ全体を体で支えることで無事にひとりで着脱できたし。 片手が不自由な人たちも、きっとこんな感じで工夫を凝らして日常生活を送っているんだろうなぁと、自分とは違う境遇の人たちに思いを馳せるきっかけにもなりました。

どう考えてもひとりでは無理だと思った水槽の水替えだけ、都内在住の兄さまにヘルプを頼みました。ついでに骨折の原因になった伸びたままのタケノコも高枝切りバサミを使って切ってもらえたし、近所のスーパーまで車で連れて行ってもらって、晩酌用のお酒も2ケース箱飼いできたし(通販で買って玄関先に置き配されても、重い荷物は困りますからね)、いやぁ本当に助かりました。感謝、感謝!

寝るときは、体より高い位置に腕を置いた方が良いとのことで、クッションの上に左手を乗せて就寝。 皆さまもご存知のように、我が家の寝室にはエアコンがないので、夏は首振り扇風機の微風とソフトジェルタイプの氷枕、水を入れてカチカチに凍らせたペットボトル2本で熱帯夜を乗り切っているのですが、 左腕にギプスを装着したままの寝心地の悪さもなんのその、毎晩、爆睡状態で安眠しておりました。こういうときは、寝付きが良くて我ながら助かります。

それに我が家には、癒し担当のモフ毛のナースたちもいますからね。朝目覚めて、左手首を骨折しているという不自由さこの上ない現実に立ち戻らねばならないときに、トトちんやビビ子さんがそばにいてくれるだけで心持ちが違いますから。

ギプス装着中の寝起き写真

2階の仕事部屋に引きこもり中のルビちゃんは、トトちんがいる寝室にはやって来ませんが、在宅勤務時は、ねこねーさんの癒しナース役を務めてくれています。ビビ子さんとトトちんは、エアコンが苦手なのか、日中は仕事部屋に寄り付かないんですよ。体温並みの熱気がムンムンしている2階のどこかで、おのおのサウナ大会を楽しんでいるようです。

そんなこんなの、ねこねーさんの人生初のギプスライフは、初診時に告げられていたように4週間を経て終わりを迎えることになります。3週目の診察時にレントゲン撮影をするために一瞬ギプスをはずしてみたところ、あまりに無防備な患部の心細さに不安MAX。久しぶりに目の前に姿を現した自分の左腕を見て、生まれたての子鹿がか細い脚でヨタヨタと立ち上がる風景が思い浮かんだのでした。

その時の印象は、1週間後に本格的にギプスを外すことになった時も同じ。いや、 むしろ、 ビジュアル的に威力を増していたと言いましょうか。再度出現した左腕は、生まれたての子鹿から謎のUMAへと進化していたのです。

あまりのビジュアルショックの凄さに、レントゲン撮影の前に一瞬座った待合室で、思わず撮影してしまった写真が、こちらです↓

整形外科でギブスを外した直後の左腕の写真

これ、地方の神社に秘宝として安置されている河童のミイラの左腕やん。。

筋肉は使わないと痩せ細ると言いますが、 寝たきり生活を続けた後の脚の筋肉ならともかく、腕もこんなに細くなってしまうだなんて! しかも、それほど利用頻度が高くない利き腕ではない左腕の筋肉がここまで激減するなんて、予想だにしておりませんでした。

「おおお、人体の不思議よ!」という謎の感動と、ちょっと動かすだけでも激痛が走る患部の危なっかしさへの不安がミックスされた複雑な感情を抱えながら、この後、物理療法室で理学療法士さんに手の動きを確認されるわけですが、いやー、まったく動きません。というか、 痛くて動かせません。

それもそのはず、骨折した患部だけではなく、4週間固定しっぱなしだった肘もガッツリ固まってしまっていて無理に動かそうとすると痛いし、ギプスで圧迫されていた肘の外側は派手に内出血。手首の骨が出っ張っている部分も両サイド赤くなっており、内出血していたのでした。

帰宅後、なにはともあれ、いの一番にやりたかったことは、湯船にお湯を張って入浴すること!ひと月間、洗うことができなかった左腕からは、予想を遥かに上回る垢がエンドレスで出まくり、特に左の手のひらは脱皮具合が凄まじかったです。不自然な新陳代謝の結果、入浴後の手のひらはカピカピになり、これが地味に痛い。

SNSで検索すると「ギプスを外した後のニオイが臭すぎてヤバい! 」という内容の投稿がかなりの頻度でヒットしますが、ねこねーさんの場合、ニオイ問題は特になく「やはりミイラ化したのではないか」と疑いたくなるほど無臭だったのですが、4週間分の行き場を失った死んだ細胞たちは、しっかりとそこにとどまっていたようです。異常な頻度の垢剥がれは、入浴するたびに数日間続きました。

ギプスを外してから1週間が経過した今でも、左手のひらの皮膚は薄くて違和感があり、若干痛いです。 一方、肘の外側の内出血は、昨日くらいから急に良くなって、完治間際。 ギプスを外した直後のお風呂上がりに撮影した腕の様子は、こんなんだったんですけどねぇ↓

ギブスを外した日の左腕の内出血

昨日行ったリハビリで、硬くなっていた肘関節を集中的に伸ばしてもらったので、肘の状態はかなりよくなりました。「ゼロの人もいるから」と言われながら計測した左手の握力は6kg。リハビリ開始後、初めての測定にしては上出来みたいです。逆に右手の握力がなさすぎてドン引きされましたけど(苦笑)

リハビリ初日に、骨折の部位について解説してくれた理学療法士さんから関節部分の骨折の付きが甘いという衝撃の事実を伝えられ気が遠くなったねこねーさんなのですが、毎回リハビリ前に患部に超音波を当てる治療もしてもらえることになったし、せっせとリハビリに通っていれば、痛すぎる手首も順調に回復するはずと信じています(整形外科が近くにあって、つくづく良かった!)

左腕の肘の痛みが引いてきたので、骨折患部を除けば、今は抗がん剤の点滴を2回続けた右腕の血管痛のほうが痛くてつらいです。抗がん剤前の採血も、MRIの増血剤を入れたのも、ギプス装着中は、ずっと右腕ででしたからねぇ。左腕は、まだ腕の真ん中にうっすら内出血が残っていて、筋肉が退化したままの痛々しい状態ですが、次回の抗がん剤の点滴は右腕を解放してあげたいなぁ。

乳がん治療はもちろんですが、こんな感じで左腕のリハビリもまだまだ先が長そうです。ギプスを外した直後の激痛に動揺が隠せなかったねこねーさんなのですが、我が家のモフ毛のナースたちや元気すぎる鳥っこたち、猛暑に耐え忍んでいるお魚や植物たちに囲まれながら、毎日愉快に暮らしています。

抗がん剤の回数を重ねるごとに気になってきた症状は、血管痛のほかにもあるのですが、それはまた別の機会に取り上げますね。連日猛暑が続いていますので、くれぐれも皆さまもご自愛ください。なんといっても、体が資本!病気とケガに見舞われて、つくづくそう思いますから、本当に。

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