【ねこねーさん雑記】右乳房の全摘手術、無事終了!とっても元気です!

暑さもやっと落ち着いて、過ごしやすそうな週末ですね。みなさま、いかがお過ごしですか? 一昨日から都内某所に入院しているねこねーさんです。そして、昨日は午後から右乳房の全摘手術だったんですよー!

術後24時間も経っていないのですが、なんだかとっても元気でやることもないので、ブログを更新してしまいます(笑)

1週間ほどの入院予定なので、手術後、体調が回復してきたら、週明けあたりにでもブログをアップできるかなーと思っていたのですけど、そもそも体調が悪くならず。今日の朝には点滴の針も抜けて、主治医も普通に動いていいよ、と言ってくれたので、記憶が新しいうちに手術リポートをお送りしておこうと思います。

ねこねーさんの手術は、昨日の手術の3件目、15時40分頃から予定されていました。看護師さんから、場合によっては遅れるかもと聞いていたので、終わる頃には日が暮れちゃうなー、自力でトイレに行けるのは明日の朝かなーと思っていたのですが、回診に来た主治医に聞いたら、そんなに時間はかからないから、お昼過ぎぐらいには準備開始と言われました。結局、主治医の読みが正しくて、13時15分には、青色の手術着姿で点滴棒を押しながらエレベーターに乗り、手術室へ向かったのでした。

手術もさることながら、ねこねーさんが今回の入院で一番ドキドキしていたのは、手術前に受けるセンチネルリンパ節生検の注射です。乳がんリテラシーの高い方はご存知かと思いますが、センチネルリンパ節というのは、乳房からがん細胞が転移する際に最初にたどり着くリンパ節のことで、この部分にがん細胞がなければ、その先の腋窩リンパ節への転移はないと判断し、リンパ節の切除(腋窩リンパ節郭清)をしなくて済むのです。

リンパ節郭清をすると、腕が上がらなくなったり、浮腫に悩まされたり、いろいろと大変なので、できれば避けて通りたいところ。センチネルリンパ節にがん細胞があるかどうかを調べるためには、まず、体内のセンチネルリンパ節の場所を特定しなくてはならず、そのために注射する必要があるのですが、これがモーレツに痛いというウワサ。。。

注射する場所が乳輪というだけでも痛そうですが、針を刺すときより、注射液が体内に入るときが痛いようで、注射を打つ時に先生からも「最初に痛いと言っておかないとビックリしちゃう人がいるから」と激痛宣言されたほどでした。

が、しかし。恐れ慄いていたほど痛くなく。というか、抗がん剤治療中に毎回副作用に悩まされていた白血球を増やすためのジーラスタ注射も、そこそこ痛い注射でして、今回行ったセンチネルリンパ節の注射は、それよりちょっとだけ痛いレベル。おそらく個人差もあるのだと思いますが、ねこねーさん的には普通の注射の痛さの範疇でした。

小学生の時に足の裏にデキモノができて、そこに注射されたことがあるのですが、その時の痛さはトラウマ級。痛すぎて涙がポロポロこぼれたことを今でも鮮明に覚えています。なので、センチネルリンパ節の注射は、足の裏と同じか、それ以上の痛さと覚悟を決めていたのでした。でも、あまりに呆気なく、一瞬で終わってしまって、少々気が抜けた感じでした。

注射の痛さにビビりまくっていたので、その後の手術にまで意識がまわらず、予定より早く手術室に向かうことになったこともあり、本番直前は緊張するヒマもありませんでした。

手術室は思った以上に明るくて、何かのラボみたいな感じで、「手術台狭いなー」「手術台の上はあったかいんだなー」「麻酔の点滴で腕がビリビリするなー」と思った次の瞬間には「終わりましたよー」という声で目が覚めて、右乳房の全摘手術が無事に終了していることを知りました。

執刀医である主治医が手術室に入ってくる前には意識が遠のいていたようで、術後初めて先生に挨拶できました。今何時なのか、聞いてみると、16時半とのこと。周りの医療スタッフさんの反応からして、どうやらねこねーさんは術後すぐに、かなりはっきり意識が戻っていたようです。とはいえ、病室に戻るまでは、さすがにベッドストレッチャーのまま移動。病室でも2時間は酸素マスクをつけたままで、今朝まで栄養剤3本と抗生剤1本の点滴が続きました。

手術の時間が早まったので、20時には水を飲むOKが出て、22時の消灯時間直前には手術中につけられた尿管も外すことができて、自力でトイレにも行けました。昨日は丸1日絶食絶水だったのですが、今日の朝ごはんから食事も再開。入院時にリクエストしていた、ごはん多めのヴィーガン食も完食しました。

鎮痛剤が効いているせいもあるのでしょうが、切除した右胸の痛みは、ほぼ感じられず。腕を上げた時に、かろうじて筋肉痛のような痛みが少しするくらいです。今朝は、乳がん手術後のリハビリDVDも観せてもらったのですが、どの運動も痛みを感じることなく行うことができました。どちらかといえば、3カ月前に骨折した左手首の方が痛いくらいです(笑)

切除した部分には、まだドレーンがぶら下がっていて、テープが貼ってあるので傷口の確認はできていません。そもそもそんなに大きくない胸なので、上から覗き見た感じでは、左右の差はたいして感じられず。あれ、全摘後ってこんなもん? もしかしたら、筋トレしてマッチョになったら、右胸復活するのでは?

というのは、さすがに無理そうな気がしますが、うーん、なんだか、思っていたのと、いい意味で、全然違う。術後の状態も、もっと痛くて、寝込んで、動けない状態を想像していたのに。明け方まで少しあった微熱も、今は下がってきたみたいです。

海外では、乳がんの全摘手術は日帰り入院らしいということを知って「そんなの無理!」と思っていたのですが、今、家に帰っていいよと言われたら、ねこねーさんは、ドレーンの袋をぶら下げたまま、ひとりで電車に乗って、3ニャンが待つわが家へと余裕で帰宅できます。

こんなことを書くと、術後に大変な思いをされた方から反感を買ってしまうかもしれませんが、今現在、とっても気分がよいのです。痛みが少ないのは、リンパ節郭清をしなかったことが大きいと思いますし、悪いところを取り去ったという気持ち的な部分もあるのかもしれません。最後の抗がん剤から3週間が経過して、ここしばらくずっと悩まされていた副作用からも立ち直りつつあるというのも影響していそうです。

今もまだ、パクリタキセルによる指の痺れを治すための漢方薬を飲んでいますが、体感的には貧血も良くなっているような気がします。早く髪の毛も生えてこないかなー。

当初の予定より早く退院できる気がしているのですが、ドレーンが抜けるまで最低でもあと3、4日は入院しなくちゃだめそうです。その間、とってもヒマそうなので、手術までにアップしたかった抗がん剤リポートなど、明日以降も治療関係のブログを投稿したいと思っています。

入院中のヒマつぶしがてら長々と書いてしまいましたが、こんな感じに、ねこねーさんは術後もとっても元気です。手術にむけて元気玉をお送りいただいたみなさま、本当にありがとうございました!今回の手術で、憎きがん細胞を全部駆逐できているといいんだけどなー。

ちなみに、おうちでお留守番している3ニャンと鳥さんたちも、住み込みでお世話係を務めてくれているお友だちの奮闘により、毎日元気にしているようです。どちらかというと、自分の病気のことより、不在中のうちの子たちのほうが心配だったので、人見知りの3ニャンと凶暴オウムに毎日立ち向かってくれているお友だちには、本当に感謝です!

お留守番中の3ニャンの写真も送ってもらっているので、また別の機会にブログでご紹介しますね。

ねこねーさんの乳がん治療について

浸潤性乳管がん(右)、トリプルネガティブ
核グレード(がんの顔つき)3、Ki-67(増殖率)76%、ステージ1
HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん)陰性

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2023/3/18 深夜、寝る前に自宅の廊下を歩きながら、ふと右胸の違和感に気づく。触ってみると、しこりらしき塊が!

2023/3/19 口コミのいい地元の乳腺科クリニックを予約

3/27 乳腺科クリニック初診でマンモグラフィーと乳房エコー検査、マンモ検査時に出血→乳腺腫瘍の疑い

4/1 MRI検査

4/10 針生検

4/24 検査結果の説明→乳がん告知

5/1 大学病院の紹介状をもらう(血液検査と腫瘍マーカーの結果は異常なし)

5/11 大学病院初診(血液検査&尿検査、乳房エコー検査、CT検査)

5/25 主治医から検査結果の説明 

5/26 心エコー検査

6/15 術前抗がん剤治療スタート、初回のみ一泊入院。以降は2週に1度の通院で点滴(ddEC療法4クール → ddPTX療法4クール、いずれも白血球を増やすジーラスタ注射を併用)

9/23 抗がん剤治療(全8クール+ジーラスタ注射)予定通り完走!

10/13 右乳房全摘手術(センチネルリンパ節生検→リンパ節郭清なし)

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