【シリア発】保護猫の数は1,600匹に!“アレッポのねこ男”が築いた猫たちの楽園「House of Cats Ernesto」
相変わらずお仕事詰まり気味のねこねーさんは、今日もビデオ会議続きなので、ブログ更新は時短モードで失礼します。
今日お送りするネタは、個人的にはじっくりSNSの投稿を読み込んでからお届けしたい内容なのですが。。。
というのも、「ねこねこNEWS」の過去記事でも取り上げたことがあるシリアの保護猫活動家、「アレッポのねこ男」の呼び名で知られるモハマド・アラー・アルジャジール(Mohammad Alaa Aljaleel)さんの保護猫サンクチュアリが、すごいことになっておりまして!
保護ねこたちのごはんタイムの様子を上空から撮影した映像は、あたかも大イベント会場でのお猫さまの饗宴そのもの!↓
なにごとかと思って、画像が掲載されていたニュース記事を読んでみたところ、アルジャジール氏が設立した保護ねこ施設「House of Cats Ernesto」の近影だとわかって、驚いたのなんのって!
シリアで暮らすねこたちの救世主として知られているアラーさんの活動については、古い記事になりますが、以下のリンク先でもご確認ください。
過去記事はこちら↓
2016年9月29日:【シリア発】100匹以上のねこたちの命をつなぐ、アレッポのねこ男
2016年11月21日:【シリア発】アレッポのねこサンクチュアリ、空爆のため移転
2018年5月29日:【シリア発】子犬を亡くした母犬とロンリー子猫が出会ったら…
先ほどの圧巻のごはんタイムの画像は、施設の公式Facebookページに3週間ほど前に投稿されたもの。地上から撮影したお写真も掲載されているので、気になる方はそちらのほうもチェックしてみてください↓
これだけの数のお猫さまたちがいるのに、ごはんエリアは、とても清潔に保たれている印象です。食べているものも、肉食のにゃんこにふさわしいお肉ですね!
過去記事でご紹介した時には、穀類しかあげられていな様子で保護ねこたちの健康状態が心配にだったのですが、アラーさんの活動は世界中のメディアが注目。今では、世界中のねこ好きさんたちからの支援を受けて、肉食フードを与えることができているのでしょう。
でも、Facebookの投稿文を読むと、キャットフードのコストが大変な額になっているようですね。それもそのはず、「House of Cats Ernesto」には1,500匹もの保護ねこたちがいると書かれています!
以下は、上記のFacebook投稿と同じ内容のTwitter版。Facebook投稿に添付されていた画像をスライドショーで見ることができます↓
3 times a day meals are served to 1500 cats every day,
— Ernesto’s Sanctuary for Syrian Cats (@theAleppoCatmen) April 3, 2022
It’s our first line of defence against the cold and illnesses. Well fed cats are healthier cats.
The fuel crisis has tripled the cost of food. https://t.co/upnlT9meYK
paypal ishttps://t.co/pfZjlmgJJc
We need your help. pic.twitter.com/bCRwk3uSl4
ごはんタイム以外の施設のねこたちの様子は、こちらの投稿写真でも確認できます↓
Good morning from Syria 🥰 pic.twitter.com/FYKqMW4WaQ
— Ernesto’s Sanctuary for Syrian Cats (@theAleppoCatmen) April 23, 2022
それにしてもすごい人口密度ならぬ猫口密度!
わが家は3ニャンだけでも家の中がいろいろと大変なことになるのに、これだけのお猫さまが共同生活をしているとなると、毎日のお掃除も相当大変なはずです。
至れり尽くせりなのは、ごはんタイムだけではありません。お猫さま用のベッドまで完備されているのです。す、すごい、すごすぎる!↓
利用するにゃんこの名前が1匹ずつ書かれているベッド…と思いきや、木製ベッドの前面に表示されているのは、寄付した人たちが選んだ名前のようです。動物園などに寄付者の名前を掲示するのと同じ仕組みですね。
4月22日にSNSに投稿された内容を読むと、保護ねこたちの数はひと月足らずで1,500匹から1,600匹に増えていることがわかります。
投稿文には、寄付金の送金先としてのPayPalも明記されています↓
シリアの内戦の影響で行き場を失ったねこたちは、アラーさんの活動のおかげで命をつなぐことができています。でも、多くの人々の支援が必要な状況は変わりません。
戦火がおさまらないウクライナでも、きっと今、同じ問題が起きているのだと思います。
人と猫が平和におうちで暮らせる日々が、世界中に訪れますように。「House of Cats Ernesto」の写真をひさしぶりに見て、改めて願わざるを得ないねこねーさんなのでした。
アルジャジール氏が設立した保護ねこ施設「House of Cats Ernesto」のSNSと公式サイトはこちら↓
Facebook:Ernesto’s Sanctuary for Cats in Syria
Twitter:Ernesto’s Sanctuary for Syrian Cats
公式サイト:House of Cats Ernesto
関連記事はこちら↓
Newsweek(4月25日):‘Is That Heaven?’: Dozens of Rescued Cats Lounging in Sun Delight Internet