【追悼】漫画家・矢口高雄さんのエッセイ 『三毛猫がくれた幸福』

伝説的なアルゼンチンのサッカー選手、マラドーナ氏が他界するなど、
今日は朝から世界的な大物著名人の訃報が届いておりますが、
スポーツにそれほど興味がないねこねーさんは、
昨日報じられた国内の訃報に心が揺さぶられていたりします。

それは、昭和時代にアニメにもなった大人気漫画『釣りキチ三平』の
作者として知られる漫画家、矢口高雄さんのニュースでした。

関連記事はこちら↓
NHK WEB(11月25日):「釣りキチ三平」 漫画家 矢口高雄さん死去

「釣りキチ三平」は、小学生の時にねこねーさんのリアル兄さまが何冊か
持っていたコミックがすごく面白くて、「おーれは釣りキチ三平だー」の歌詞で
始まるアニメソングもいまだに時々頭の中に流れるくらい、
個人的に強く記憶に刻まれていたりします。

10年ほど前にたまたま手にした「あなたの釣り」というタイトルのフリーペーパーが
矢口高雄氏と「釣りキチ三平」の特集で、その時も、思いがけなく三平と再会できた
ことがとてもうれしくて、改めて矢口氏の偉大さを痛感したねこねーさんなのでした。

そんなこともあって、なんとか「ねこねこNEWS」でも矢口高雄さんを追悼したい!
と、訃報を目にした瞬間に思ったのですが、それには、どうにかして
矢口先生関連のねこネタを探さなければならず…

しかしながら、矢口先生とにゃんことのつながりは、ねこねーさんが気合を入れる
ほどのこともなく、あっさり見つけることができたのでした。

その手がかりは、次女のかおるさんが矢口氏の公式Twitterにアップした
お別れメッセージの写真にも映り込んでいたのです↓

添付1枚目の棺が置かれた祭壇写真には、「釣りキチ三平」のパネルやフィギュア、
コミックなどといっしょに、壁に飾られたお猫さまの絵がはっきりと写っています。
どうやらこの三毛猫ちゃんは、矢口氏による直筆の愛猫の絵のようです。

矢口さんのおうちには、23歳という超ご長寿でこの世を去った
ナッコちゃんという三毛猫ちゃんがいたことがあり、過去には
彼女との思い出をまとめたエッセイ本まで出版されていたのでした↓

出典:Amazon

今でもAmazonでググると商品ページが出てくるのですが、入手困難なのか、
新品・中古品ともに定価よりかなり高い値段で販売されています↓

三毛猫がくれた幸福
ボクを癒してくれた
「役立たず」のナッコ

矢口 高雄 (著)

講談社 (2010/9/28)
[単行本](ソフトカバー)

(画像をクリックすると、AmazonのHPで詳細説明をご覧いただけます)

矢口氏が名誉館長を勤めた横手市増田まんが美術館では、
今年の1月から3月にかけて「猫マンガ展」が開催されており、
ナッコちゃんの絵も展示されたようですね。

Twitterでも、矢口先生自らチラシを手にして告知されていました↓

【お知らせ】
横手市増田まんが美術館では、1/01-3/29の期間、猫マンガ展を開催します。個性あふれる猫たちの姿を描いたマンガやイラストの展示他、猫尽くしの展覧会です。寒い冬にぽかぽか癒されましょう。(矢口高雄)#矢口高雄 #neko #cat #横手市増田まんが美術館 pic.twitter.com/XgRrBlZeRM

— 矢口高雄 (@yaguchi_takao) December 19, 2019

次女のかおるさんによるTwitter投稿でも、
展示作品について解説されています↓

横手市増田まんが美術館では猫マンガ展を開催中です。こちらの絵はナッコが死んで悲しむ私の為に父(矢口)が描いてくれたもの。ナッコの死からもうすぐ10年。仰向けになってゴロゴロするナッコの姿がいまも愛おしい。
(矢口の次女 かおる)#矢口高雄 #cat #neko pic.twitter.com/CGd3ZOo9QJ

— 矢口高雄 (@yaguchi_takao) January 15, 2020

こちらは、矢口先生タッチで描かれた在りし日のナッコちゃんのスケッチ↓
先生には、本格的なねこ漫画も描いていただきたかったなぁ。

この世をば 我が宿にして 昼寝かな(高橋ナッコ)#矢口高雄 #cat #neko pic.twitter.com/BC4bLoPl3O

— 矢口高雄 (@yaguchi_takao) September 19, 2019

地元秋田のニュースチャンネルがアップした矢口氏の訃報映像には、
先生が尽力した横手市増田まんが美術館との関係も描かれています↓

ちょうど今、まんが美術館では、矢口高雄さんの画業50周年記念展が
開催中だったんですね↓

横手市増田まんが美術館 :【開催中】故郷清明 矢口高雄画業50周年記念展

うーん、観に行きたい!でも、さすがに秋田までは足を運べないので、
来年あたり、都内でも出張展示していただきたいなぁ。
関係者のみなさま、ぜひぜひ企画してください!

図書館の蔵書にも見当たらなかったので、すぐには難しいと思いますが、
ナッコちゃんについて書かれたエッセイ本も機会があれば、
ぜひ読んでみたいと思います。

とりあえず、ねこねーさんは「釣りキチ三平」を全巻ちゃんと読破するところから
矢口作品に向き合ってみたいですね。

矢口先生、虹の橋のむこうでナッコちゃんと再会したら、
彼女のために、天国で大きなお魚を釣りあげてくださいね。
ご冥福をお祈りします。

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