霧深い安達太良山&岳温泉のゴンちゃん

今日は台風の影響なのか、埼玉在住のねこねーさんちの上空は
すでにどんより曇り空…少々肌寒い感じです。
秋の行楽シーズンのこの時期に、
せっかくの三連休のお天気がいまいちだと困ってしまいますね。

そういえば、先週の週末も台風のおかげで、
登山計画が思わぬ結果に終わったんだよなぁ…と、しみじみしてしまいます。
本日は、その先週の登山リポートを忘れないうちにお届けします。
ねこねーさんの個人的な登山記録としての意味合いが強いので、
無駄に写真が多めですので予めご了承ください。

あ、でも、ねこネタもバッチリ入手してまいりました♪
ゲストにゃんこは、リポートの終盤に登場しまーす!

さてさて、先週末の土曜の夜。
いつもの登山仲間の幼なじみと夜行バスで向かったのは…
福島県の安達太良山(あだたらやま)っ!

安達太良山は、去年から行きたかった憧れのお山なのですが、
アクセスがいまいちで…電車&バス利用のねこねーさん一行には、
かなり不便な位置にあるのです。でも、どうしても目の前に広がる
極彩色の紅葉が見てみたいっ!とネット検索。夜行バスを使えば
なんとか行けそう、とのことで、例年より1週間ほど早い頂上付近の紅葉を狙って、
先週末にそそくさと出掛けてみたのでした。

早朝の5時半に福島駅に到着して、JR東北本戦で二本松駅へ。
そこからバスに乗って岳温泉(だけおんせん)へ。
さらにそこからタクシーに乗って登山口へと向かいます。

岳温泉のバス停に貼っていあったこのポスターのような風景を夢見て
はるばる福島までやってきたのですが…↓

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台風18号の登場で、出発前日からいきなり雲行きが怪しくなり、
当日は結局、朝から曇り空…午後には雨降り確実の状況に。
タクシーを待つ間に撮影した岳温泉の町中も、
朝の7時半でこんな具合にどんよりです↓

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でも、時間も早いし、お昼までに登頂できれば、
紅葉もなんとかギリギリ拝めるかもしれないっ!と希望を捨てずに
いざ安達太良山へ。

ちなみに安達太良山も、先月末に突如噴火した御嶽山のように
1900年には水蒸気爆発で72名の方が亡くなっているので、
登り始める前に念のため、登山届を出しました。
タクシーの運転手さん曰く、天気の悪い日はガスが発生しやすくて危険…とのこと。
今回の御嶽山のように、いついかなる時に噴火に巻き込まれるかわからないので
山登りの際は、気を引き締めなければ…と改めて思いました。

今回は、お天気もいまいちだし、とにかく早めに頂上に到着したほうが
無難な感じだったので、「馬車道」という道幅も広く整備された林道を
登っていくことに。登山というよりハイキングに近い感じですね。

気になる紅葉はというと…おっ、いい感じに色づいておりますよ♪↓

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安達太良山は標高1,728m。登山口周辺と頂上付近では、
さすがに紅葉の見頃が違うようで、登り始めのほうは、ところどころに
紅葉した葉っぱが目立つといった感じでした。

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これが、見渡す限り赤&黄色になるとスゴそうですが、
チラチラと部分的に色づいている感じも、なかなか風情があります↓

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紅葉だけでなく、足下にはこんな可愛らしいリンドウの姿も↓

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安達太良山の紅葉の素晴らしいところは、
紅葉の色が偏っておらず、色とりどりに混ざっているところですね。
赤と黄色と緑のバランスが絶妙なのは、林道の一部分を見てもよくわかります↓

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なーんて、わかったふうなことを書いていますが、この時点では
見渡す限りの安達太良山の紅葉は、まだ目撃しておらず。
そろそろ、いい感じに紅葉スポットに突入するんじゃないかなぁ♪と
思っていた頃には、容赦なく霧が立ちこめてきてしまい…↓

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ガイドブックや巷の皆さんの登山リポートで絶賛されている
「くろがね小屋」周辺は、すでに深い霧の中…↓

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見晴らしなんて、あったもんじゃありません(苦笑)↓

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それでもめげずに、というか、とにかく急いで頂上を目指さないと雨が心配っ!
とのことで先を急ぐと、さらに絶景スポットらしい遠くまで見張らせるエリアに到着。
ちょっと前まで霧でまったく見通しがきかなかったのですが、
なんだかうっすら紅葉らしきものが見えるような…?↓

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とりあえず、写真でも撮っておくか…と足を止めていると、
あれ?ちょっと霧が晴れてきたかも??↓

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おお!スゴいっ!見る見るうちに目の前の霧が消えてゆく…
安達太良山の極彩色の紅葉は、本当だったんだ!と、しばし感動↓

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スゴいなぁ…うっすらと霧がかかっていても、この美しさ。
これが、青空のもと、見晴らしが良かったら、どんなにキレイだったことか…↓

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うん、でも、この場所で一瞬、霧が薄らいだことで良しとしましょう!

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あれだけまっ白だった視界が、この時だけ見る見るうちに見えるようになったのは、
まさに奇跡的…ねこねーさんの日頃の行いがいいから、山の神さまが
サービスしてくれたのではないか…なーんて勝手に思っています(笑)

というのも、その後は、見事に霧が復活っ!
復活どころか、もう前から来る登山者の姿がすれ違う直前まで
見えないレベルのバリバリの濃霧に…うーん、微妙だ(苦笑)

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頂上に近付くにつれて、土の色も火山らしいオレンジ色に変化して、
まるで霧の濃い火星の上を探索しているような状態になりました。

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先へ行けば行くほど、とってもアドベンチャーな雰囲気が
満載になってまいりました。これはこれで味わい深い!
と言えないこともないかも(苦笑)

頂上付近では、さらに霧雨が降り始め、
せっかくの登頂記念のお写真もこんな状態に…↓
ねこねーさんのピースがむなしい、霧に飲み込まれた1枚になりました(涙)

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安達太良山の別名は「乳首山(ちちくびやま)」。
頂上では、まるでお乳の先っちょのような愛らしいシェイプが
確認できるはずだったのですが、とてもじゃないけど、
そんなセクシーなものは見えず。それどころか、辺り一面、
乳白色の悪天候で、とにかく下山を急ぐことに。

運良く、下山途中は霧雨も止んで、視界は悪いものの、
なんとか安全に歩ける状態に。すでに写真を撮るような状況ではないので、
せっせと足を進めて下山を急ぎました。ゴンドラ乗り場まで到着すると、
いよいよ雨も本降りに!

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ねこねーさんたちはギリギリセーフで雨に降られずに済みました。
やっぱり日頃の行いがいいから…山の神さま、ありがとう♪と
悪天候に見舞われながらも、どこまでもポジティブ思考です(笑)

ゴンドラで一気に登山口まで下山したら、14時過ぎのバスを待って、
ふたたび岳温泉へ。もうここからは、雨が降っても槍が降ってもOK!
お楽しみの温泉タイムです♪

こちらは、観光案内所に貼られてあった、
ゆるゆるなにゃんこのイラストが可愛らしい岳温泉の日帰り入浴MAP↓

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※画像をクリックすると大きな画面でご覧いただけます。

気になる温泉はいくつかあったのですが、ねこねーさんたちは
鏡ヶ池のそばの「鏡が池 碧山亭」の温泉へ。
すでに外はザーザー降りでしたが、風呂上がりのビールで気分は極楽♪

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これだけ条件が悪かったにもかかわらず「安達太良山は素晴らしいっ!」
と幼なじみとふたりで大絶賛して(あ、酔ってたわけではありませんよ…)
来年以降のリベンジ登山を誓いました。

帰りは岳温泉からふたたびバスを利用して郡山駅へ。
そこから新幹線で東京まで帰るのですが、バスの出発までまだ時間があるので、
雨降りの中、バス停付近のお土産店をのぞきに行くことに。

ねこねーさん的には、ブログ用にお土産売り場でねこネタをゲットしたなぁ…
と思っていたら、またもやミラクルがっ!なんと、お土産屋さんの
ショーウインドウの中に、にゃんこが鎮座しているではありませんか↓

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こちらのねこちゃんは、安達太良物産の看板ねこのゴンちゃんです。
店内には、こんなご紹介シートもありました↓

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※画像をクリックすると大きな画面でご覧いただけます。

飼い主さんであるお店の方にお話をうかがうと、
ゴンちゃんは現在10歳、体重6キロの堂々たる体格の男の子です。
サクラちゃんという名前のお姉さんにゃんこもいるようですが、
店の奥へ入ってしまったとのこと。

ショーウィンドウからレジの上へと移動したゴンちゃんは、
なかなかの接待上手のフレンドリーなねこさんで、
ねこねーさんにも気持ちよくナデナデさせてくれました♪↓

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「ただ今 アルバイト中 イケメンのゴンです」と書かれたお手製の名札を
首からぶら下げているゴンちゃん。
横顔もりりしい、正真正銘のイケにゃんですね♪↓

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ゴンちゃんは、ちょっとわが家のアンチョ先生を彷彿させるお顔です。
毛色と体格がいいところも似てるので、余計そう見えるのかな?

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ねこねーさんは、お天気のいい時に絶対また安達太良山に登りに来ますから、
その時は、また岳温泉に立ち寄りますね。ゴンちゃんも、それまで元気に
お店のお手伝いをしていてください♪

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安達太良物産を後にした頃には、もうとっぷり日も暮れておりました。
バス停に戻ると、そこには高村光太郎の「智恵子抄」で有名な
安達太良山の青い空のポスターが…↓

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あー、もう本当に、この青空の下の紅葉を拝みたかったっ!
絶対にリベンジですっ!でも、今週もこんな感じで台風直撃だし、
この時期は、お天気の変動が読めませんねぇ…特にねこねーさんたちのように
事前に電車やバスの予約をしないと現地へ行けない登山客にとっては、
天気が良さそうだから急に出掛けるといったことが難しく、
どうしても一か八かのギャンブル性が高くなってしまいます。

うん、でも今回も奇跡的に霧が晴れた瞬間があったし、
日頃の行いが良ければ、きっと次は大丈夫っ!
これからも日々、にゃん活に勤しんで、ねこの神さまと山の神さまのチカラを
総動員していただいて、次回はきっとステキな紅葉写真をお届けしたいと思います♪

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