妖怪・猫又にゃんこ、出たぁ〜!

昨日は会社帰りに寄り道予定があったので、
いつもは乗らない地下鉄銀座線にひさびさに乗ってみたところ、
ドア横の広告に、緑色のにゃんこを発見っ!

なにやらオドロオドロしい、でもちょっとオシャレなこの広告、
よく見ると、「サンテメディカルG」という目薬の広告なのですが、
さらによく見ると、イラストのにゃんこのシッポの先が割れているっ!

わわっ、猫又だぁ!!!↓

kosurime-neko1_060112

ねこねーさん、帰宅ラッシュで混み合う車内で迷わず激写っ!
おうちに帰ってググってみたら、『現代憑かれ目妖怪絵巻』という
疲れ目の症状を日本の妖怪に例えた、参天製薬の新しい広告企画でした。

ちなみに「猫又」ってのは、年を取って妖気を帯びて化け猫になってしまった
日本の民間伝承や怪談として語り継がれている妖怪にゃんこのことです。
そして、その「猫又」であることの証拠が、二股のシッポ。

この『憑かれ目妖怪』のにゃんこも、ばっちりシッポは割れておりますが、
妖怪の分類としては、「コスリ目猫」なのだそうです。
なかなかセクシーな妖怪さんですよね♪

kosurime-neko2_060112

このコスリ目ちゃんが、どんな悪さをするのかは、
「サンテメディカルG」の特設サイトをご覧ください。
にゃんこ以外の妖怪絵巻も、なかなか凝った作りになっています。

参天製薬メディカルシリーズ 特別WEBサイト▶ 現代憑かれ目妖怪絵巻

          **********

と、昨日は予期せず「猫又」ネタに出くわしてしまったので、
本日の「ねこねこNEWS」では、機会があれば取り上げようと思っていた
「猫又」関連本もふたつほど、あわせてご紹介しちゃいます。

ひとつめは、永尾まるさんの『猫絵十兵衛御伽草紙』。
漢字9文字つながりの、なんともごっついタイトルなのですが、
読み方は「ねこえじゅうべえ おとぎぞうし」。

江戸時代に実在したらしい職業、猫の絵を専門に描く「猫絵師」が主人公の
読み切りタイプのお話です。そして、この主人公のの相棒にゃんこが
何を隠そう妖術に長けた「猫又」なのです。

   猫絵十兵衛御伽草紙 1巻 (1)
    (ねこぱんちコミックス)

    永尾 まる(著)

    少年画報社 (2008/12/15)
    [コミック]

   (画像をクリックすると、AmazonのHPで詳細説明をご覧いただけます)

このマンガ、いつも「ねこねこNEWS」に遊びにきてくれる常連さんのひとり、
ブログ「幼幼遊鹿」を運営しているハコモリさんに教えていただいたのですが…

切ないにゃんこのエピソードばかりで、ねこねーさんは、
通勤途中に電車の中で読んでいると、涙をこらえるのが大変で…
車内でチーン!と鼻までかんでしまったりして(笑)

けなげなにゃんこのスマイルが、どアップで描かれると、
うちの子たちの姿にかぶってしまって、もう全面降伏です。

まだ2巻までしか読んでいないので、今週末にはTSUTAYAのレンタルで
最新刊の5巻まで一気に読もうと思っております。
電車の中で読むとキケンだから、今度は、おうちで読もうっと!

続きまして、もう1冊。
少女まんがチックな本を読むのは、ちと恥ずかしい…とお思いの
男子諸君にオススメなのが、こちら。

コレは以前、ねこねーさんが、2月17日の記事でご紹介した
『再び!にゃんとも猫だらけ』展で化け猫たちを題材にした浮世絵作品を観た後に、
「猫又」リサーチをしていて、気になって購入した講談社の漫画文庫。

はい、妖怪と言えば、このお方。ゲゲゲの水木しげる先生♪
”水木サン”がこれまでに描いた猫ちゃんを題材にした短編マンガを
計17篇も集めに集めたマニアな1冊♪ 猫娘も猫又もバッチリ登場しております!

    水木サンの猫
    (講談社漫画文庫 み 3-10)

    水木 しげる(著)

    講談社 (2008/5/9)
    [文庫]

   (画像をクリックすると、AmazonのHPで詳細説明をご覧いただけます)

『猫絵十兵衛』とは、まったくテイストは違うものの、
同じ逸話を扱っていたりするので、読み比べるのも良いですよ。

うちの場合、アンチョ先生あたりが、修行を積めば、
いい意味で「猫又」化して、妖術を操れる素質があるように思うのですが、
なにせ本猫は努力が嫌いで…カリカリの誘惑にすぐ負けて修行は無理だなぁ。。。

となると、にゃんこの妖術を修得するには、
ねこねーさんが「猫娘」に変身するしかないのかな(笑)

日本ならではの、おシッポ二股の化け猫系にゃんこ、
目薬の広告の次は、どこに出没するのやら?
夏のオバケシーズンに向けて、「猫又」ブームが起これば良いな♪

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