【香港発】まるでリアル「ドラえもん」!腫瘍で両耳を失った保護猫、ポテト君

今日から8月ですね。もうずいぶんと猛暑に悩まされ続けている気がするのに、まだこれから8月が始まるだなんて。。夏バテを通り越して、夏鬱になりそうな今日この頃なのですが、新しい月に突入してお仕事も忙しくなりそうなので、頑張らないと!

今回は、8月の始まりにふさわしい「オーガスト」というお名前のインドのファンションモデルにゃんこをご紹介しようと思ったのですが、彼女のインスタは埋め込みリンクが反映できないようで。。

メディアの記事にはリンクが埋め込みできているので、「ねこねこNEWS」で利用しているのWordPressに問題があるのでしょうか?

まぁでも、オーガストちゃんは、我が家のビボーの乙女のビビ子さんが嫉妬しそうなタイプのお猫さまなので、ブログで特集しないほうが乙女の機嫌を損ねなくて済むかな(笑)

オーガスト姫の記事の準備を進めてから埋め込みNGが発覚し、ねこねーさんは大ショック!作業時間的にもピンチに陥ってしまったのですが、救世主のごとく、ねこネタ検索でヒットしたのが、こちらのまんまる頭のお猫さまです↓

出典:Instagram

彼の名前は、ポテト君。香港在住の耳のないお猫さまです。

まさにリアル「ドラえもん」といった感じのつるんときれいな頭部をしているポテト君ですが、ドラちゃん同様、生まれつき耳がなかったわけではありません。

ドラえもんは、ネズミに耳をかじられてまんまる頭になったのですが、ポテト君の場合は耳垢腺腫という病気が原因のようです。

ポテト君が現在の飼い主さんのもとで暮らし始めるようになるまでには、ちょっとしたドラマがあったんですよ。

まだ猫耳があった頃のポテト君は何匹かのにゃんこと中国で野良ねことしてホームレスライフを送っていました。仲間たちといっしょに動物保護団体に保護された後は、香港在住の高齢のご婦人と運命の出会いをして家ねこデビュー。しかしながら、そのご婦人は2016年に他界してしまったのです。

地元の保護施設にふたたびお世話されることになったポテト君は、そこで現在の飼い主さんであるカール・レオン夫妻と出会うことになります。

カールさん夫妻は、ポテト君といっしょに野良ねこライフを送っていたお仲間にゃんこ、ホーリック君の里親になっていました。2018年にホーリック君を施設から迎えてから数ヶ月が経った時、もう1匹家族を増やそうとして施設を訪れた夫妻のから白羽の矢を立てられたのが、ホーリック君の旧友であるポテト君だったのです。

すでにその時、ポテト君の耳には腫瘍ができていて、保護シェルターのスタッフさんからもそのことは告げられていたようです。まずは耳の状態を観察しながらの一時預かりという形でカールさん夫妻とポテト君の同居がスタートします。

ポテト君の耳にできていた耳介腺腫は、治療しないで放置しておくと、痛みや難聴、耳鳴りなどを引き起こす耳の病気。2019年11月末には、耳の状態はさらに悪化し、カールさん夫妻は獣医さんと相談し、再発防止と苦痛を避けるためにポテト君の外耳道と耳介を取り除く決断を下しました。

2020年1月に行った手術は、3時間におよぶ大手術でした。その結果、ポテト君の猫耳は永久に失われてしまいましたが、聴力は維持することができたようです。

手術後、ポテト君は正式にカールさん夫妻のおうちの子になりました。

術後の回復も順調で、2週間ほどで傷口はきれいに治ってしまったとのこと。まるっときれいな耳なし頭は、手術が大成功した証ですね。

日本語に訳すと「耳なしニャン、ポテト」というアカウント名の彼のインスタには、手術をした頭の様子がよくわかるこんな動画もアップされています↓

猫耳がついていた部分はきれいににモフ毛に覆われているので、まったく違和感がありません。生まれた時からこうだったんじゃないかと思えるほど、自然に見えます。

以下の画像は、猫耳があった時のポテト君なのか、それともコラージュなのか?投稿文からはイマイチよくわからないのですが、耳があってもなくても、イケニャンであることには変わりありませんね↓

100%コラ確定のこちらのお写真は、うさぎさんの耳を加工したものかな?これはこれで、似合っています。お猫さまは猫耳以外も似合うんですね!↓

さらに、ゾウさんの耳のコラ画像まで!猫耳とはまったく違うタイプの耳なのに、意外や、意外。こういうキャラが爆誕してもいいのでは?と思えるほどにフィットしています↓

クマさんの耳みたいなまんまるなお耳がついた帽子をかぶっているポテト君の動画もあります。コラ画像よりも違和感はありますが、リアルな猫耳より逆にオシャレかも?↓

ポテト君の「うち猫ライフ」は、お耳のケアをしてくれた飼い主さん夫妻に恵まれただけではありません。

冒頭で説明したとおり、この家には同居にゃんこの旧友、ホーリック君がいるのです。ポテト君とホーリック君の仲の良さは、この画像を見ればおわかりになりますよね?↓

耳なしにゃんこになっても、ホーリック君の友情は変わりません。

大親友に頭をなめられているポテト君は至福の表情です↓

愛猫の両耳を切断するのは、かなりの覚悟がいりますが、ポテト君の場合、痛みを伴う腫瘍を取り除くことで幸せな毎日を取り戻せたのですから、飼い主さん夫妻の英断といえますね。

音もちゃんと聞こえているみたいだし、親友にゃんこといつもいっしょだし、今回の海外メディアの報道を受けて、インスタ人気にもますます拍車がかかるんじゃないかな?

耳なしにゃんこ、ポテト君のインスタはこちら:

Instagramno_ear_meow_potato

関連記事はこちら↓
Metro(7月29日):Meet Potato, the adorable earless rescue cat who’s a social media sensation

耳なしにゃんこつながりで、もうひとつ。じつは1カ月ほど前にも、ドラえもん状態のお猫さまを「ねこねこNEWS」で紹介しかけたことがあったのですが、その時もインスタの埋め込みリンクができなくて取り上げるのを断念したのでした。

それが、米ウィスコンシン州在住のノラちゃんです。ポテト君同様、耳はないけど音は聞こえているにゃんこです。彼女の場合も、耳がないことを気にすることなく、同居のわんにゃんと楽しい毎日を送っているみたいですね。

耳なしにゃんこ、ノラちゃんのインスタはこちら:

Instagramnora.no.ears

関連記事はこちら↓
Metro(6月28日):Meet Nora, the earless cat who became a social media star

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