チャーチルと猫

東京は、今日は春先らしい暖かさ♪
なんだか気持ちもウキウキしてしまいますね。
でも、お鼻のほうはムズムズと…

ねこねーさんは、ついに昨日から花粉症の薬を解禁してしまいましたよ。。
これさえなければ春はサイコーなんですけどね…
スギ花粉、ほんとにどうにかならないかしら?

本日の「ねこねこNEWS」は、
そんなスギ花粉とは無縁の、海の向こうの英国のお話。

[補足]スギ花粉症を引き起こす日本スギは、日本固有種なので、
海外ではスギによる花粉症はなし。ねこねーさんも、英国留学中は
春先の不快感から解放されておりました♪

さてさて、英国の首相官邸があるダウニング街10番地に暮らすネズミ捕獲長、
ラリーくんについては、過去に何度か「ねこねこNEWS」でも取り上げましたが、
本日お届けするのは、同じ英国の首相でも、時代を少々さかのぼります。

すでに歴史上の人物になっている、ブルドッグ似のあのお方が、
じつは大のねこ好きだった!ということは、あまり知られていないんじゃないかなぁ。
ねこねーさんも、今回のニュースで初めて知りました。

そのお方とは、第二次大戦時に活躍した名宰相、ウインストン・チャーチル↓
水玉模様の蝶ネクタイと葉巻をこよなく愛した彼は、
茶トラの愛猫ちゃんを、とてもとても可愛がっていたのです。

Churchill_portrait_NYP_45063

            Wikipedia

チャーチルに溺愛されていていたのは、愛猫のジョック(Jock)君。
ジョック君が食卓にいないと、チャーチルはディナーを食べなかったほどだとか。

彼が、お猫さまにハマってしまったのは、晩年だったのかな?
チャーチルの秘書官のひとりだったジョン・ジョック・コルヴィル卿が
1962年のチャーチルの88歳のお誕生日に贈ったのが、
その運命のにゃんこ、ジョック君でした。

贈り主の名前をとって名付けられた、そのマーマレード色の
茶トラにゃんこ(胸とおてての先は白)は、チャーチル一家に
たいそう可愛がられ、英ケント州にある“チャートウェル”と呼ばれる
チャーチル邸で、常に初代ジョックとそっくりな茶トラにゃんこを
飼い続けるようにとの遺言まで残されたようです。

チャートウェルはその後、歴史的建造物などの保護を目的としている
英国のボランティア団体、ナショナル・トラストに寄付され、
今も同団体がお屋敷の管理を続けていますが、このたび、
そのチャートウェルに生後7カ月の子猫が迎え入れられることになりました。

もちろん、その子も、白いよだれかけと白い手袋がチャーミングな
茶トラのにゃんこ。名前は、ジョック6世です♪↓

catchurchill
Iain Carter/National Trust/PA Wire

今でも、チャーチルのにゃんこ愛が、後継にゃんことして
お屋敷に息づいているなんて、とてもステキな話ですよね。

このニューフェイスの6代目は、クロイドンの動物保護施設に
保護されていた頃は、マレー(Malley)君と呼ばれていたそうです。
しかし、初代ジョック君似の毛色が注目されて、栄誉ある6代目として
お屋敷に迎え入れられ、お名前もジョックに改名いたしました。

ジョック6世、なかなかいいお顔ですよ♪
チャーチルは、こういうにゃんこに「萌え」ていたんですね↓

catchurchill_2

先代のジョック5世は、以前チャートウェルの管理人をつとめていた方の
愛猫ちゃんとして、今ではスコットランドの田舎町で暮らしているそうです。

その管理人さんは、5代目ジョック君と強い絆で結ばれていたので、
たとえジョック5世という大事なお役目を果たしている猫であっても、
お屋敷に置き去りにする気にはなれなかったのでしょうね。
それはそれで、なんだか、ちょっといい話かも。

ジョック6世の動画はないのかなぁ…と思っていたら、おおっ!
昨日YouTubeにアップされたばかりのBBCのニュース映像を発見っ♪↓

ダウニング街10番地のラリー君といい、チャートウェルのジョック君といい、
英国の政治家とにゃんこは、切っても切れない関係なんですね♪

日本も猫カフェ天国なにゃんこ贔屓の国ですが、
英国のほうが、猫と人との関係に無理がないというか、
大物政治家も含めて、ごく自然にさりげなく、ねこちゃんたちを
大事にしている感じがします。お国柄が現れていて、興味深いなぁ。

関連記事(英語)はこちら↓
The Indipendent(3月11日):Winston Churchill’s home gets new rescue cat called Jock VI
METRO(3月10日):Ginger Jock enjoys his finest hour: Cat is latest tom to take up residence at Winston Churchill’s Chartwell home

ところで最近、ダウニング街10番地のラリー君はどうしてるんだろ?
ちゃんとネズミ捕獲長のお役目は果たしているのでしょうか。。
ひさびさに、ちょっと探ってみようかな。

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