シュールな爪研ぎで、ネット検閲反対！

by ねこねーさん · 公開済み 2014年8月15日 · 更新済み 2021年5月30日

昨日は『11ぴきのねこ』展でゲットしてきた、ほのぼのアイテムをご紹介しましたが
本日取り上げるのは、それとは真逆のシュールな逸品。

詳細をご説明する前に、まずはその気になる商品をご覧ください。

ブルーアイズの美猫ちゃんが眺めているのは…ロシアのプーチン大統領の麻縄人形!?↓

Photo：The Pussycat Riot

こちらの商品の使い方は、こんな感じ↓

Photo：The Pussycat Riot

プーチン大統領の麻縄人形の正体は、にゃんこ用の爪研ぎだったんですね。
この爪研ぎには、他にもこんな感じの見覚えのあるお顔バージョンもありまして…↓

Photo：The Pussycat Riot

使用シーンはこんな感じ？↓

Photo：The Pussycat Riot

爪研ぎのモデルに採用された方々をご覧になればおわかりのように、
この爪研ぎは、単に面白がって作られたお遊びアイテムではありません。
仮想プライベートネットワーク (VPN)プロバイダーのHideMyAss.comが立ち上げた
インターネット検閲に反対するキャンペーン “Pussycat Riot”の資金集めのために
制作された意味深いお品なのです。

爪研ぎ以外にも、にゃんこ用おトイレも販売されています。
猫砂を入れる底の部分にネット検閲が強化されている国のリーダーのお顔が
描かれいるなんとも大胆な商品です↓

Photo：The Pussycat Riot

（写真左から）
トルコ、北朝鮮、ロシア、エジプトの4タイプからお選びいただけます。

ネット検閲に反対するキャンペーン用の商品なので、
残念ながら、日本バージョンはありません。
でも、原発や集団的自衛権の問題に怒り心頭の方は、日本バージョンがほしい！
と思ってしまうんじゃないかなぁ…（苦笑）

“Pussycat Riot”キャンペーンの広報担当者のコメントをざっくり訳してみると…

「残念ながら、多くの国でネット検閲が行われています。その結果、
世界中の多くの人々がYouTubeやFacebookなどのサイトから
情報を得る権利を政府によって規制されています。
ねこ動画のような単純に楽しい動画だけでなく、ネット上のすべての情報を
規制しようとする権力に反対することは、我々の責務であります。
猫は自由、そして公平、中立的なインターネットの象徴なのです」

にゃんこを通して政府の姿勢に反対すれば、
政治的なリスクの高い主張にもユーモラスな要素が加わって、
キャンペーンに参加するハードルもグッと下がります。
なかなか戦略上手な発想ですよね。

“Pussycat Riot”には、ネットの世界で有名なねこちゃんたちも
サポーターとしてその活動を支援しているようです。

米フリスキー社のビデオにも登場しているナラちゃんや
アンニュイにゃんこのアンリ君など5匹が参戦中！

Photo：The Pussycat Riot