【追悼】日課は、ダイエットを兼ねた特急列車のお見送り。北海道安平町のねこ駅長ちょぼこ、15歳で天国へ。

昨日まで2日ほど「黒猫感謝の日」でお祝いモードだった「ねこねこNEWS」ですが、今日はモデルナ接種1回目の翌日で腕も痛いし、テンション控えめでお送りします。

というのも、今日はひさびさにお猫さまの訃報なのです。しかも国内にゃんこで、「ねこねこNEWS」には今回が初登場。でも、テレビのニュース番組で取り上げられたこともある有名にゃんこなので、ご存知の方も少なくないんじゃないかな。

悲しいお知らせをすることになってしまったのは、北海道安平町の「ねこ駅長」としての知られていた、ちょぼこ君。「ちょぼこ」という名前の響きは女の子っぽい印象ですが、彼は駅長帽を凛々しく被りこなすれっきとした紳士です。

小さい時にちょろちょろ動き回っていたことから「ちょぼこ」と名付けられた彼は、大きくなってから太りすぎて糖尿病を患い、ダイエットに挑戦することに。3年前から飼い主さんと線路の近くまでお出かけして、特急電車に向かって手を振ることを日課とするようになって駅長デビューを果たしました。少しでも体重を減らすために飼い主さんが考案したダイエット対策のルーティンです。

飼い主の熊本さんが好きな特急「おおぞら」を駅長帽を被りながらお見送りする姿は地元でも話題になり、メディアからも注目されました。実際にどこかの駅に勤務する職業にゃんこというわけではなかったのですが、特急電車のお見送りを続けたちょぼこ君は、日本が誇る歴代の「ねこ駅長」リストに名を連ねるに値するにゃんこだと、ねこねーさんは思います。

糖尿病と夏の暑さのために体調を崩したちょぼこ君は、今年の7月から特急列車のお見送りもお休みしていたのですが、残念ながら、今月15日の夜にご自宅から虹の橋を渡る旅に出かけたとのこと。きっと大好きな飼い主さんに抱っこされながらいつも見送っていた「おおぞら」のようなかっちょいい列車に乗って、天国へ向かったんじゃないかな?

こちらは、ちょぼこ駅長の訃報を伝えるニュース映像。特急列車に毎日手を振り続けた理由も説明されています↓

今年の2月にも日テレの「news every.」でちょぼこ駅長の映像が放映されていたようです。さすが北海道在住にゃんこだけあって、雪の上でもへっちゃら。この時はボディのほうもずいぶんとボリュームアップしていた模様。動画の解説によると、ちょうどリバウンドしてしまった時に撮影されたみたいですね↓

同じ映像素材を使って、地元北海道のニュース番組でもこんな動画が放送されたようです。飼い主さんの鉄道好きが、ちょぼこ君の駅長デビューのきっかけになったんですね。

これも北海道ニュース制作のスマホ用の縦長動画。今見ると「駅長さんはまだまだ続く…」のスーパーが悲しげに見えます。。

お見送りスポットまでクルマで移動して、10kg近くあるちょぼこ駅長を抱っこしながら特急列車に手を振る日課は、飼い主さんにとっても大変だったはず。ちょぼこ君が可愛くて、ついついおやつやごはんをたくさんあげすぎてしまったという後悔の念もあるのかと思いますが、彼は「ねこ駅長」という任務を得て、大好きな飼い主さんと毎日お散歩に出かけられて、しあわせだったんじゃないかなぁ。

ねこねーさんも、今こうやってブログを書きながら、Macのキーボードの上のガラスの台にどっかり寝そべっている8kg選手のトトちんの巨体を眺めながら、「糖尿病が怖いのでやっぱりもっと厳しくダイエットさせないといかんかなー」「でも、おやつも食べずに頑張ってるんだけど痩せないんだよなー」と、反省と言い訳の二律背反にツッコミを入れているところです。

ちょぼこ駅長は、今でもお空の上から、大好きな飼い主さんを見守りながら、日課だった特急列車のお見送りを続けていると信じています。虹の橋の向こうには、和歌山電鐵貴志川線のたま駅長をはじめとしたレジェンドねこ駅長たちがたくさんいますからね。今頃、鉄道談議に花を咲かせているのかもしれません。

北海道で飼い主さんといっしょに特急「おおぞら」を見送り続けたちょぼこ駅長、ご冥福をお祈りします。

関連記事はこちら↓
Yahoo!Japan(8月16日):“猫の駅長さん”死ぬ…特急列車へのお手振りが話題に 「お見送りに行ってくれてありがとう」飼い主感謝
FNNプライムオンライン(8月17日):愛された「ネコ駅長」天国へ 特急列車に毎日手を振る理由

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